
サックス音源と聞くと、ジャズやブルースの生演奏を思い浮かべがちですが、「The Saxodrone」はその常識を覆します。
重厚なバリトンサックスを使い、パッドやパーカッシブサウンド、リズム素材として再構築された、まさに“反サックス”的なサウンドライブラリです。
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The Saxodrone:反サックス的な音源ライブラリ

「The Saxodrone」は、従来のサックス音源とは一線を画した、ユニークで実験的なバリトンサックス音源ライブラリです。
単にリアルなサックス演奏を再現するためのものではなく、あえて「サックスらしくない」音づくりに挑戦しています。
制作者はHidden Reel Productions。そして、あのChristian Henson氏を納得させるべく開発されたというユニークな背景を持っています。
The Saxodroneの基本情報
以下に、このライブラリの主な特徴をまとめます。
- 目的とコンセプト
・完璧なサックスの再現ではなく、サックスの持つ個性を活かして独自の音色を創造
・パッド(Pads)、パーカッシブヒット(Percussive Hits)、リズミカルなモーターサウンド(Rhythmic Motors)などを収録
・アンビエントやエクスペリメンタル系の制作に最適 - 録音環境とマイク
・使用楽器:バリトンサックス
・マイク:Coles 4038 と Neumann KM184
・プロフェッショナルなマイキングにより、音の厚みとディテールを忠実にキャプチャ - 対応ソフトウェア
・Kontakt フルバージョン(Version 7以上)必須
※Kontakt Player(無料版)では動作しません
・詳細なシステム要件については、Native Instrumentsの公式サイトを参照 - 収録内容の方向性
・エフェクトを多用したサウンドではなく、楽器本来の質感を活かした音作り
・自然な倍音や息遣いを含むリアルな質感が特徴
・サックスのイメージを覆すようなシンセライクな表現も可能
このライブラリの魅力と使いどころ
The Saxodroneは、以下のような音楽制作に特におすすめです。
- 映画音楽やトレーラーのスコア
・緊張感あるパッドや、深みのある低音が映像の雰囲気を一層引き立てます - アンビエント・エレクトロニカ制作
・長尺のドローンやリズムループが、空間系トラックとの相性抜群 - 実験的なサウンドデザイン
・従来の「楽器音源」としてではなく、素材としての使い方も可能
・パーカッシブな要素や加工しやすい波形が収録されている
The Saxodroneはこんな人におすすめ
- サックスの「音色」ではなく「音質」や「キャラクター」を求める人
- 映像作品や舞台、アート作品などで個性的な音を探している人
- サックス=ジャズという固定観念にとらわれず、新しい音の可能性を探りたい人
まとめ:Hidden Reel Productions「The Saxodrone」サックス嫌いのためのサックス音源?重厚ドローン、パッド、パーカッシブなリズムを生み出す実験的サウンドライブラリ|DTMプラグインセール
The Saxodroneは、ありふれたサックス音源に飽きたクリエイターにとって、新鮮なインスピレーションを与えてくれる一品です。
- バリトンサックスを素材にしたユニークな音源ライブラリ
- サックスらしさをあえて避け、ドローン・リズム・パーカッション的に再構成
- 映像音楽やアンビエントに最適な個性派サウンド
- Kontaktフル版が必要
- Hidden Reel Productionsによる制作
この音源は、サックスの可能性を再定義したい方や、他にはない質感を探している音楽制作者にぴったりです。
気になった方は、ぜひ入手して試してみてください。