
映画音楽やアンビエント制作に欠かせない、繊細で深みのあるチェロサウンドをお探しですか?
この記事では、Fracture Soundsが手掛けた「Blueprint: Textural Cello」について、特徴や活用法、おすすめの使い方まで詳しくご紹介します。
あなたの音楽制作に新たなインスピレーションをもたらす1本になるかもしれません。
Blueprint: Textural Cello:繊細なチェロ・テクスチャを集めたKontaktライブラリ

Blueprint: Textural Celloは、バイオリニストであり「Trails」プロジェクトの共同制作者でもあるAlexander Parsonsによるクリエイションからインスピレーションを得た、繊細なチェロ・テクスチャを集めたKontaktライブラリです。
静謐な雰囲気を持つテクスチャサウンドと、独自のアトモスフィアレイヤー(Atmosphere Layer)を組み合わせ、映画音楽、アンビエント、モダンクラシカルの制作に最適なツールとなっています。
Blueprint: Textural Celloの主な機能と特徴

以下、Blueprint: Textural Celloが持つ各機能について詳しくご紹介します。
ダイナミクスコントロール
- モジュレーションホイール(Mod Wheel)またはMIDI CC1で操作可能
→ 演奏中に滑らかに強弱をつけることができ、より自然な表現が可能になります。
スキャッター(Scatter)
- 各サンプルのパン(定位)をランダム化
→ 再生するたびに微妙に異なる定位を作り出し、自然で広がりのあるサウンドを生み出します。
ディレイ(Delay)
- ウェットディレイ信号のレベルを調整可能
→ 繊細なエコー効果から深い残響まで自在にコントロールでき、音に立体感を加えます。
リバーブ(Reverb)
- リバーブの量を自由に調整可能
- さらに、歯車アイコンをクリックすると細かいリバーブ設定にもアクセスできるため、空間演出を細部まで追い込むことができます。
アトモスフィアレイヤー(Atmosphere Layer)
- 別レイヤーとして存在する「アトモスフィア」を個別にボリューム調整可能
[S]キー
を押すことで、このレイヤーだけをソロ再生することも可能。- テクスチャサウンドにさらに広がりや深みを持たせることができます。
個別アーティキュレーション設定
- 各アーティキュレーションごとに以下のパラメータを調整可能
- ボリューム(音量)
- パン(定位)
- アタック(音の立ち上がり速度)
- リリース(音の消え方)
- Shiftキーを押しながら複数のアーティキュレーションをクリック
→ 複数の奏法を同時に再生できるので、より豊かな音作りが可能になります。
セッティング(Settings)
- 歯車アイコンから、さらに細かい設定が可能
- 「Tightness(演奏のタイトさ)」や「Dynamics(ダイナミクス)」の微調整もここで行えます。
- 自分好みのレスポンスに仕上げることができます。
Blueprint: Textural Celloの使い方・活用法

Blueprint: Textural Celloは、その繊細なサウンドと柔軟なコントロール機能により、幅広い音楽制作の現場で活躍します。
以下に、具体的な活用シーンを紹介します。
映画・ドラマの劇伴制作に活用
- 情感豊かなシーンを演出するための背景音として最適
- 静かな感動シーンや余韻を残すエンディングに、温かみのあるチェロのテクスチャがぴったりハマります。
- ダイナミクスを細かくコントロールできるため、場面展開に合わせた細やかな表現が可能
アンビエント・ポストクラシカル音楽に活用
- 長いサスティンとアトモスフィアレイヤーが、深く没入感のあるサウンドスケープを構築
- 背景に広がる音の層を重ねることで、単なる楽曲を超えた空間表現が実現できます。
- Scatter機能でサンプルのパンをランダム化することで、有機的な揺らぎを作り出せる
ソロ楽器との組み合わせで活用
- ピアノやバイオリンなど、他のアコースティック楽器と自然に溶け合う
- Blueprint: Textural Celloは主張しすぎないため、他のソロ楽器を引き立てつつ、楽曲に深みを加える役割を果たします。
- 複数のアーティキュレーションを重ねることで、より複雑な音色を創出可能
効果音・サウンドデザインに活用
- ReverbやDelay設定を活かして、独自の空間系サウンドを作成
- アトモスフィアレイヤー単体を加工することで、サウンドエフェクトとしても応用できます。
- 設定を細かくいじることで、通常のチェロ音源では出せない非現実的な響きも作成できる
Blueprint: Textural Celloがおすすめな人
Blueprint: Textural Celloは、単なるチェロ音源とは違い、雰囲気づくりや空気感の演出に特化しています。
以下のような人に特におすすめです。
映像作品向けの音楽を制作する人
- 映画・ドラマ・ドキュメンタリーのBGMを作る作曲家
- シーンに寄り添う柔らかなバックグラウンドサウンドを求めている人に最適です。
- ゲーム音楽クリエイター
- 静かなシーンや感情移入を促す場面に、ナチュラルで深いテクスチャを追加できます。
アンビエント・ポストクラシカル系の音楽家
- ミニマルな構成で豊かな広がりを持たせたい人
- 長いサスティンとテクスチャサウンドが、少ない音数でも濃密な雰囲気を作ります。
- ピアノソロやストリングスを主体とした作品に深みを加えたい人
オリジナルサウンドデザインを追求する人
- シネマティックなサウンドエフェクトを作りたいクリエイター
- Atmosphere Layerとエフェクト機能を使い、個性的な音作りが可能です。
- オーガニックな響きにこだわるサウンドデザイナー
直感的な操作を重視する人
- 複雑な設定に煩わされたくない音楽制作者
- シンプルなUIと直感的なパラメータ操作で、すぐに制作に取り掛かれます。
- すぐにインスピレーションを形にしたいクリエイター
Blueprintシリーズについて
Blueprint: Textural Celloは、Fracture Soundsが提供する「Blueprint」シリーズの一部です。
同シリーズには、Textural ViolinやFeedback Guitarなどもラインナップされており、どれも「クリエイティブな音楽制作を手軽に支援すること」を目的としています。
まとめ:FRACTURE SOUNDS「Blueprint: Textural Cello」深みと空気感を纏ったチェロ音源!オーガニックな響きと自由自在な表現力で、映像音楽やアンビエントサウンドに最適なチェロサウンド|DTMプラグインセール
Blueprint: Textural Celloは、繊細なチェロテクスチャと独自のアトモスフィアレイヤーで音楽制作を支える音源です。
・繊細なチェロテクスチャと独自のアトモスフィアレイヤーを備えた音源
・ダイナミクスやリバーブ、ディレイを直感的にコントロール可能
・映画・ドラマ、アンビエント音楽、サウンドデザインなど幅広く活用できる
・複数アーティキュレーションの同時再生や細かな設定カスタマイズも可能
・オーガニックで深い響きを求めるクリエイターに最適
以上、Blueprint: Textural Celloについて紹介しました。
繊細で豊かな音世界を手に入れたい方は、ぜひこの音源をチェックしてみてください。
新たな音楽表現の幅が、きっと広がるはずです。