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T-RackS Tape Machine Collectionは、伝説的なアナログテープマシン4機種を忠実に再現したプラグインです。
デジタル環境でも簡単に温かみや立体感を加えられるため、ミックスやマスタリングに欠かせない存在です。
この記事では、その特徴と活用法をわかりやすく紹介します。
T-RackS Tape Machine Collection:ヴィンテージのアナログテープの温かみと現代の精密さを融合したプラグインコレクション

IK Multimediaが提供する「T-RackS Tape Machine Collection」は、60〜80年代の名機アナログテープレコーダーのサウンドを、デジタル環境にリアルに再現できるプラグインバンドルです。
単なる「テープ風エフェクト」ではなく、機械の挙動・テープの特性・音の相互作用まで、細部にわたって忠実に再現されています。
音楽制作の現場で、深み・温かみ・まとまり感を加えたいときに非常に効果的なツールです。
収録されている4つの伝説的なテープマシン
このコレクションには、以下の4機種が収録されています。
それぞれが独自のサウンドキャラクターを持ち、用途に合わせて使い分けることができます。
- Tape Machine 440(Ampex 440B)
・1960年代後半製造のプロ用テープマシン
・ミキシングやマスタリングで重宝される、ソウルフルな音色を実現
・音に深みと色気を与える伝説の名機 - Tape Machine 80(Studer A80 Mk II)
・1970〜1988年にスイスで製造された高品質マルチトラック機
・透明感のある音質と、さりげない倍音による音のふくらみが特徴
・無数の名盤に使用された定番モデル - Tape Machine 99(Revox PR99 Mk II)
・1980年代にStuder社が手がけたステレオレコーダー
・滑らかな低域と、ほぼ「ヘッドバンプ」なしの自然な周波数特性
・放送局やクラシック音楽、オーディオファンにも愛された高音質 - Tape Machine 24(MCI JH24)
・1980年代、アメリカのスタジオで定番だった24トラックマシン
・トランスレス設計と高性能オペアンプにより、原音に忠実かつ上品な音質
・楽曲全体に自然なまとまりとツヤを与える
徹底したリアリズムと操作性の両立
IK Multimediaは、世界中から実機を集め、2年間かけて完全修復し、徹底した分析とモデリングを行いました。
その結果、以下のようなこだわりが詰まっています。
- 物理モデリング×コンボリューションの融合
・実機の動作やテープの質感を高精度で再現
・384kHzという超高解像度サンプリングで、他のプラグインでは得られない細部の再現性 - 共通インターフェースで直感的に操作可能
・全プラグイン共通のわかりやすいコントロールパネル
・A/B比較や設定の切り替えがスムーズ
・DAWへの統合も簡単
詳細なコントロール項目
用途や好みに合わせて、以下の細かな設定が可能です。
- シグナルパス選択
・「Input」モード:電子回路部分のみを通し、透明感や軽い色づけを加える
・「Repro」モード:録音・再生ヘッド・テープ・出力段まで、完全なアナログ経路をシミュレート - テープスピード調整
・7.5、15、30インチ/秒(機種による)から選択
・高スピード:高解像度・クリアな音質
・低スピード:より温かみとサチュレーションを加える - トランスポートモデリング(Wow & Flutter)
・機械の揺れやズレを再現し、アナログらしい揺らぎを演出
・無効化することで安定した音質も選択可能 - バイアス調整
・オーバーバイアス:温かみとソフトなサチュレーションを追加
・アンダーバイアス:高域のブーストや独特な歪み感を演出 - トゥルーステレオ再現
・左右チャンネルごとの微妙なレベル・EQ・歪み差異をシミュレート
・無効化すれば、完全に左右同一処理も可能
4種類のテープフォーミュラ
テープの種類によって、音のキャラクターも変わります。
- 250(3M/Scotch 250)
・ウォームな音色と、程よい歪み・サチュレーション - 456(Ampex 456)
・丸みのある温かみと、音量に応じた心地よいサチュレーション - GP9(Quantegy GP9)
・高音量対応、最小限の歪み・圧縮でパンチのあるサウンド - 499(Ampex 499)
・高解像度・高域の抜けが良く、デジタルのクリアさとアナログの温かみを両立
アナログらしい「3D感」とサウンドのまとまり
このコレクションは、次のような効果を得たいときに特に有効です。
- トラック同士を自然に「のりよく」まとめたいとき
- 立体感・奥行き・厚みを加えたいとき
- トランジェント(アタックの強さ)を丸め、耳に優しいサウンドにしたいとき
- 軽いコンプレッション効果を得たいとき
- 現代の高品質ミックスに、ヴィンテージの温かみをプラスしたいとき
なお、リアルな再現のためにCPU使用率はやや高めですが、それも納得のサウンドクオリティです。
スタンドアロンはもちろん、T-RackSアプリ内やDAWプラグインとしてもシームレスに使用できます。
T-RackS Tape Machine Collectionの使い方・活用法

T-RackS Tape Machine Collectionは、単なる「ヴィンテージ風味を加えるツール」ではありません。
音楽制作のさまざまな場面で、具体的かつ実用的に使える非常に優れたプラグインです。
ここでは、実際の活用法を具体的に紹介します。
トラックごとのサウンドキャラクター付け
各テープマシンやテープフォーミュラが持つ独自のサウンドを利用して、パートごとに最適な音の個性を加えることができます。
- ドラムに「Tape Machine 24」を使えば、芯のある太さとまとまりをプラス
- ボーカルには「Tape Machine 440」で温かく、艶のある質感を演出
- ギターやシンセには「Tape Machine 80」で透明感を保ちながら立体感を加える
- ステレオ音源やマスタートラックに「Tape Machine 99」で自然な広がりと滑らかさをプラス
楽器やトラックごとに適切なモデルを選ぶことで、音楽全体が自然にまとまります。
サチュレーションと「のり」の調整
アナログテープならではの、絶妙な歪みやコンプレッション効果を狙うときに非常に便利です。
- バイアス設定で、軽く歪ませて温かみを出す
- 低めのテープスピード設定で、サチュレーション感と「のり」を強調する
- テープフォーミュラを変えることで、よりパンチのある音質や滑らかな響きを作り出す
デジタル音源の冷たさや硬さを和らげ、耳なじみの良いサウンドに仕上がります。
ミックスの「接着剤」として
T-RackS Tape Machine Collectionは、ミックス全体のまとまり感や立体感を加えるのにも効果的です。
- ステレオバスにインサートし、音のバラつきをまとめる
- トゥルーステレオ設定で、自然な左右差を加え、立体感を演出
- トランスポートモデリングで、わずかな揺れや揺らぎを加え、アナログらしい空気感を再現する
これにより、「音が前に出る」「奥行きが生まれる」といった効果が得られ、全体がプロ仕様の仕上がりになります。
現代的な音楽制作への自然なヴィンテージ感の追加
最新のデジタル音源やソフトシンセを使用したトラックでも、T-RackS Tape Machine Collectionを活用することで、過剰にならず自然なヴィンテージ感を加えることができます。
- クリアな現代音源に温かみと存在感を加える
- 過剰な歪みや濁りを避けつつ、音楽的な質感をプラス
- 高解像度で録音された音源でも、アナログの「味」を再現する
T-RackS Tape Machine Collectionがおすすめな人
T-RackS Tape Machine Collectionは、単なる「マニア向け」のプラグインではありません。
音楽制作の幅広い場面で活用できるため、さまざまなタイプのクリエイターにおすすめできます。
ここでは、特にこの製品が効果を発揮する人の特徴を具体的にまとめます。
アナログテープの温かみを求めている人
デジタル環境だけでは得られない、独特の質感や深みが欲しい方に最適です。
- ミックスに「温かさ」や「丸み」を加えたい
- クリアすぎるデジタルサウンドを自然に和らげたい
- アナログ機材を持っていなくても、リアルなテープサウンドを体験したい
ミックスやマスタリングの質を一段上げたい人
音のまとまり感や立体感を簡単に加えたい場合、このコレクションは非常に便利です。
- ミックス全体が「バラバラ」な印象を受ける
- トラック同士のつながりを自然に強めたい
- 最終段で軽いコンプレッションや「のり」を加えたい
音楽ジャンルを問わず「プロらしさ」を求める人
T-RackS Tape Machine Collectionは、ジャンルを問わず効果的に使えます。
- ロック・ポップス・R&Bなどの生楽器系で温かみを加えたい
- EDM・シンセ系トラックでも硬すぎず耳に優しいサウンドに仕上げたい
- クラシックやアコースティックでも自然な深みを加えたい
実機の購入やメンテナンスが難しい人
ヴィンテージテープマシンは高価でメンテナンスも大変ですが、このプラグインなら気軽に使えます。
- 機材を置くスペースや予算に限りがある
- メンテナンスの手間やトラブルが心配
- でも、本物のテープサウンドは諦めたくない
サウンドの細かなニュアンスにこだわる人
T-RackS Tape Machine Collectionは、細かな設定が可能なため、サウンドメイクにこだわりたい方にもおすすめです。
- バイアスやテープスピードなど、細かく音を調整したい
- 4機種・4つのテープフォーミュラを使い分けて理想の音を追求したい
- 左右の微妙な違いや揺らぎをリアルに再現したい
まとめ:IK Multimedia「T-RackS Tape Machine Collection」伝説のAmpex・Studer・Revox・MCIが自宅スタジオに蘇る!アナログテープの温かみ・奥行き・立体感をデジタル環境で簡単に再現できる4つのヴィンテージマシン|DTMプラグインセール
今回の記事では、T-RackS Tape Machine Collectionについて詳しくご紹介しました。
以下がポイントです。
- 4つの名機(Ampex 440B、Studer A80、Revox PR99、MCI JH24)を忠実に再現
- テープスピードやバイアス調整など細かなコントロールが可能
- 楽器ごとのキャラクター付け、サチュレーション、ミックスのまとまり感を手軽にプラス
- 実機を持てなくても、本物さながらのテープサウンドを体験できる
- アナログらしい温かみと現代的な高解像度を両立
アナログの魅力を手軽に作品へ取り入れたい方は、ぜひチェックしてみてください。