
自宅スタジオでハイクオリティなミックスやマスタリングを仕上げたい。
そんな人にぴったりのオールインワン・プラグインがT-RackS 6 Proです。
この記事では、機能や活用法、他バージョンとの違いまで、実際の使用シーンを交えて分かりやすく紹介します。
T-RackS 6 Pro|ミックス&マスタリングの最強ソフト

T-RackS 6 Proは、IK Multimediaが誇る定番ミキシング&マスタリングソフト「T-RackS」シリーズの最新バージョンです。
プロのエンジニアから宅録ユーザーまで、誰もが直感的に使えてハイクオリティなサウンドを実現できるツールとして、世界中で支持を集めています。
ここでは、T-RackS 6 Proの魅力や新機能、注目のモジュールを分かりやすく紹介していきます。
T-RackS 6 Proの主な特徴

- 63種類の高品質なミキシング/マスタリングモジュール
- すべてIK独自のアナログモデリング技術で再現
- EQ、コンプレッサー、リバーブ、サチュレーターなど幅広い処理が可能
- 柔軟なワークフロー
- 単体プラグイン、マスタリング用スタンドアロンアプリ、オールインワンプラグインとして使用可能
- DAW統合もスムーズで、即戦力の環境構築が可能
- 多彩なプリセットとリファレンス機能
- プリセットを読み込むだけで、すぐに理想の音に近づける
- お気に入りのトラックに音質を自動的にマッチさせる「Master Match X」搭載
- 全体の視認性と操作性が向上
- GUI刷新でレスポンスが高速化
- カスタマイズ可能なメータリング表示
IK Multimedia「T-Racks 6 Pro」の価格

T-RackS 6で追加された新機能・改善点

- モジュールマネージャーの追加
- 使用するプラグインを自由に管理・表示
- DAWごとに表示するモジュールを最適化できる
- T-RackSプラグインの強化
- チェーン作成がさらに高速に
- カスタム設定の保存・再利用が簡単
- サイドチェーン機能の搭載
- 全てのT-RackS 6プラグインで対応
- ダッキング処理やクリエイティブな音作りに最適
- マスターバスパネルの新設
- プロジェクト単位での音量やバランスを一括管理
- マスタリングに必要な情報を一目で把握
- 新しいメータリング&プリセットウィンドウ
- 作業に合わせて自由に配置・拡張可能
- プリセットの管理・選択がより簡単に
スタンドアロンの「Mastering Console」がさらに進化
- DAW不要のマスタリング専用アプリ
- 楽曲を読み込み、モジュールチェーンを個別に設定
- 専用ツールでプロ仕様のマスタリングが可能
- アナログコンソールに匹敵する音質
- クリアで繊細な処理が可能
- アセンブリウィンドウで波形編集やメタデータ設定も対応
- 業界標準の出力形式に対応
- 高音質なWAV/AIFF、MP3、マスタリング用ファイルも出力可能
- ARCシステムとの連携でリスニング環境の最適化も
注目の新モジュール11種(T-RackS 6で追加)
- Prism Reverb
- シマーリバーブに革新をもたらす音響空間エフェクト
- 無限に広がるテクスチャーや深みを表現
- Lurssen Mastering EQ
- 有名なチューブEQを忠実にモデリング(MAXには未収録)
- 音楽的で温かみのあるトーンを実現
- Triad Chorus
- 80年代の名機を再現した3基構成のコーラス
- 広がりと奥行きのある音像を作成
- Master Match X
- リファレンストラックと自動的に音質をマッチ
- EQ、コンプ、リミッター処理を自動で最適化
- Channel Strip X
- EQ、ディエッサー、コンプ、トランジェント処理が1つに
- 各楽器用に最適化されたプリセットも豊富
- Bass ONE
- 低域処理に特化した多機能モジュール
- 太く締まりのある低音を自然に加える
- LO-FI Punch
- ハーモニクスとダイナミクスをコントロール
- あえて質感を粗くしたい時に重宝
- Dual Spring
- アナログのスプリングリバーブを拡張
- スプリングの素材や長さまで選べる高機能リバーブ
- Delay Lab
- シンプルながら奥行きあるサウンドを生むディレイ
- ボーカルやリズムに空間演出を加えるのに最適
- Quad Saturator
- 4バンド構成のサチュレーター
- 各帯域に異なるサチュレーションを個別に適用可能
- Filter Fusion
- 5種のフィルターとモジュレーション機能を搭載
- モーグ系ラダーも再現、サウンドデザインに最適
豊富なモジュールコレクション
- 全63種類のモジュールが選べる
- コンプレッサー、EQ、リバーブ、テープマシンなど
- 有名スタジオ機材のエミュレーション多数
- モジュールの自由な並べ替えと保存
- チェーンは自由に構築可能
- ユーザープリセットも保存可能で再利用しやすい
- 新しいサイドチェーン対応
- 近年のミックス手法にも柔軟に対応
T-RackS 6 MAXとT-RackS 6 Proの違いとは?
T-RackS 6 MAXとT-RackS 6 Proは、どちらもIK Multimediaのミキシング・マスタリング統合ソフト「T-RackS 6」の上位バージョンですが、その最大の違いは搭載されているモジュール数と収録内容の豊富さにあります。
以下に、主な違いを分かりやすく整理しました。
- 搭載モジュール数
- T-RackS 6 MAX:62種類のプロセッサーを収録
- T-RackS 6 Pro:40種類のプロセッサーを収録
- ➤ MAXはProより22種類多いモジュールが使用可能
- T-RackS 6 MAX限定のモジュール例(一部)
- Prism Reverb:進化系シマーリバーブ
- Triad Chorus:80年代ラックコーラスの再現
- Quad Saturator:4バンド個別設定可能なサチュレーター
- Dual Spring:新機能を追加したスプリングリバーブ
- Sunset Sound Studio Reverb、Tape Machineシリーズ(24 / 80 / 99 / 440)
- Joe Chiccarelli Vocal Strip、The Farm Stone Room
- Comprexxor、Lurssen Mastering EQ(Pro未収録)
- 共通点
- 両バージョンとも:
- T-RackSプラグイン形式で使用可能
- スタンドアロンのマスタリングコンソール搭載
- フル機能のメータリングを含む
- 両バージョンとも:
- 選び方のポイント
- T-RackS 6 Pro:
- 高品質な基本モジュールがすでに充実
- 初めてT-RackSを導入する中上級者向け
- T-RackS 6 MAX:
- ミキシング・マスタリングのあらゆる状況に対応
- 多彩な音作り・サウンドデザインを求めるプロ志向の方に最適
- T-RackS 6 Pro:
まとめると、「T-RackS 6 Pro」は必要十分な機能を備えた中核モデル、「T-RackS 6 MAX」はその拡張版であり、フルパッケージを求めるクリエイター向けです。
自分の制作スタイルや必要なエフェクトの種類に応じて選択すると良いでしょう。

T-RackS 6 Proの使い方・活用法
T-RackS 6 Proは、その柔軟な構造と高品質なモジュール群により、さまざまな音楽制作シーンで活用できます。
ここでは、実際の使い方やシチュエーション別の活用方法を具体的に紹介します。
ミックス段階での活用
- ボーカル処理に最適なモジュールが充実
- 「Channel Strip X」や「De-esser」で、EQ・コンプ・ディエッサーを1つのプラグイン内で完結可能
- 高域のサ行や歯擦音も自然に抑えられる
- ドラムバスや楽器のグループ処理にも対応
- 「Bus Compressor」や「Quad Comp」などでグループ全体の音を引き締める
- スネアのアタック感やキックの太さを調整しやすい
- サチュレーションでアナログ感を加える
- 「Saturator X」や「Quad Saturator」で適度な倍音を加えて、ミックスに厚みを出せる
マスタリングでの活用
- 「Master Match X」で自動マスタリング
- 参考楽曲と自分のトラックを比較し、EQやダイナミクスを自動で最適化
- 簡単な操作で市販曲に近い音圧バランスを実現できる
- マスタリングチェーンの構築
- 「Brickwall Limiter」「Linear Phase EQ」「Stealth Limiter」などを組み合わせて音圧とクリアさを確保
- 最後の仕上げとしてリスナーの環境に左右されにくい音作りが可能
- スタンドアロンアプリでDAW不要の集中作業
- マスタリングだけに特化した作業環境で、複数曲を並べて一括処理・比較ができる
- リリース前のアルバム制作などに最適
クリエイティブなサウンドデザインにも
- リバーブやディレイの質感を細かく作り込める
- 「Prism Reverb」や「Delay Lab」は、ボーカルや楽器に深みや立体感を加えるのに非常に有効
- ローファイ、ビンテージ系の質感追加
- 「LO-FI Punch」や「Dual Spring」を使えば、あえて音を“汚す”処理もできる
- インディー感、ノスタルジー感の演出にぴったり
- モジュールの並び順やパラメータを自由に操作
- 自分だけの音作りチェーンを保存し、次のプロジェクトにも流用可能
プリセットの活用で効率UP
- 初めてでも安心なジャンル別プリセット
- ロック、ポップ、EDM、ヒップホップなどジャンル別に最適化されたチェーンがあらかじめ用意されている
- 自作プリセットで時短作業
- 一度作った設定をプリセット化しておけば、次の曲でもすぐに呼び出せる
- 特定のボーカリストや楽器に合わせた設定を使いまわせるのが便利
DAWとの連携で柔軟なワークフローを実現
- 各種DAWに完全対応(VST3 / AU / AAX)
- どんな制作環境にも組み込みやすい
- プロジェクトに合わせたセッション構築が可能
- 1つのトラックに複数モジュールをインサート
- ボーカル、ギター、ベースなどそれぞれに専用チェーンを作成
- 自分の「定番セットアップ」をテンプレート化して効率的に作業できる
T-RackS 6 Proがおすすめな人
T-RackS 6 Proは、多彩な機能と高品質な処理能力を備えたミキシング・マスタリングソフトです。
用途や目的によって最適なユーザー像があるため、以下のような方に特におすすめです。
自宅で本格的に音楽制作をしている人
- 宅録環境で高品質な音源を仕上げたい
- 自宅スタジオでも商用レベルのミックスやマスタリングが可能になる
- DAWの中で全工程を完結できるため効率が良い
- プラグイン数を抑えながら多機能に対応したい
- 1つの製品でEQ、コンプ、リミッター、リバーブなどを網羅
- 専用プラグインを複数買うよりもシンプルに管理できる
ミックスやマスタリングを自分で行いたいクリエイター
- 外注せずに作品を完結させたい
- 楽曲制作から仕上げまで、自分の手でコントロールしたい人に最適
- 「Master Match X」で参考曲と自動的に近づけることも可能
- サウンドに個性やこだわりを反映させたい
- モジュールの組み合わせが自由で、音作りの幅が非常に広い
- 自分好みのプリセットを保存・再利用して、作品ごとにカラーを統一できる
ミックスの経験をこれから積みたい中級者
- プリセットやガイド機能で学びながら使える
- ジャンル別・用途別のプリセットが豊富で、初心者でも扱いやすい
- 実際のプロの音に近づけながら、処理の仕組みを学ぶことができる
- 一歩上のミックス・マスタリングを目指したい
- 単なる音質調整ではなく、音楽の“質感”を高める処理が可能
- アナログモデリングの厚みや色味を体感しながら技術を磨ける
複数ジャンルに対応したいプロ志向の人
- ロック、ポップス、EDM、ヒップホップなど幅広く対応
- モジュールごとにジャンルに合った特性を持つため、幅広い用途に活用可能
- ボーカルからドラム、シンセまで個別に最適化された処理ができる
- 作業効率と音質の両方を重視したい
- ワークフローの柔軟さとプロ品質の処理能力を両立
- 忙しいプロジェクトでもすばやく理想の音に近づけられる
ソフト1本で環境を整えたい人
- 多くのプラグインを導入する手間を省きたい
- 初期の導入で必要な機能がほとんど揃っている
- 音源処理の基礎から応用まで、これ一本でカバーできる
- 将来の拡張にも対応したい
- 必要に応じてT-RackS MAXへのアップグレードも可能
- IK Multimediaのエコシステムと連携すればさらに強化できる
T-RackS 6 Proのシステム要件
T-RackS 6 Proは64ビット専用アプリケーションです。
ご使用の環境が対応しているか、事前にご確認ください。
macOSの場合
- Apple M1 または Intel Core i5 以上のプロセッサ
- macOS 10.15以降(64ビット)
- メモリ:8GB以上
- ストレージ空き容量:9GB
- OpenGL 2 対応のグラフィックカード
- 対応フォーマット:Audio Units、VST 3、AAX(すべて64bit)
Windowsの場合
- Intel Core i5相当以上のプロセッサ
- Windows 10以降(64ビット)
- メモリ:8GB以上
- ストレージ空き容量:9GB
- ASIO対応のオーディオインターフェース
- OpenGL 2 対応のグラフィックカード
- 対応フォーマット:VST 3、AAX(64bit)
※ソフトウェア認証にはインターネット接続が必要です。
まとめ:IK Multimedia「T-Racks 6 Pro」ミックスもマスタリングもこれ1本!63種類の高品位モジュールで自宅スタジオがプロクオリティに変わる、EQ・コンプ・リバーブ・リミッター全部入りミキシング&マスタリングツール|DTMプラグインセール
T-RackS 6 Proは、プロ品質の音作りを手軽に実現できるミキシング&マスタリングソフトです。
機能面でも操作性でも、初中級者からプロまで幅広いユーザーにおすすめできます。
- 63種類の高品質モジュールで音作りの幅が広がる
- 「Master Match X」などの自動処理で初心者でも安心
- T-RackS 6 MAXとの違いは搭載モジュール数
- ボーカルやドラム、マスタリングまで活用シーンが豊富
- DAWとの連携やスタンドアロン運用も可能
- プリセットを活用して作業効率を大幅アップ
- 幅広いジャンルや制作スタイルに対応できる柔軟さが魅力
これ1本で、音楽制作の「最後の仕上げ」が格段にレベルアップします。
「そろそろ自分でミックス・マスタリングしてみたい」と考えている方は、まずはT-RackS 6 Proを選んで間違いありません。









