
ステレオの広がりや定位調整に悩んでいませんか?
「Stereo Tool」は、豊富なエフェクトと視覚的な操作性で、音の空間演出を直感的にコントロールできる多機能プラグインです。
この記事では、その魅力と機能をわかりやすく紹介します。
CONTENTS
Stereo Tool:多機能なステレオエフェクトプラグイン

Stereo Toolは、音の広がりや奥行きを自在に操れるオールインワンのステレオエフェクトプラグインです。
ミックスやマスタリング時に「もう少し音を広げたい」「音の定位を調整したい」といった悩みに応えてくれる、非常に柔軟かつ直感的なツールとして人気です。
Stereo Toolの主な機能

Stereo Toolには、プロも満足できる豊富な機能が詰まっています。
それぞれの機能を詳しく見ていきましょう。
5種類のフィルターを搭載
- All Pass:周波数成分の位相だけを変化させ、独特の空間的効果を演出
- Low Pass:指定した周波数より高い音をカットし、丸みのある音に調整
- High Pass:指定した周波数より低い音をカットし、クリアな音像を作成
- Band Pass:特定の周波数帯域のみを通す。効果音などに最適
- Notch:特定の周波数をピンポイントで抑え、ノイズの除去や調整に活躍
6つのMid/Side FXアルゴリズム
ミッド(中央)とサイド(左右)の処理を個別に行うことが可能。
以下の6種類のアルゴリズムで音を大胆に変化させられます。
- Soft Distortion:穏やかな倍音で温かみを加える
- Foldback:音を折り返して歪ませる特殊なディストーション
- Rectify:波形の正負を揃えて独特の音色を作成
- Poly:倍音構成を変化させ、厚みのある音に
- Crush:ビットクラッシャー的なローファイ効果
- Shaper:音の輪郭やアタック感を調整可能
Vectorscopeによる視覚的フィードバック
音のステレオイメージをリアルタイムで視覚的に確認できます。
- Ellipse/Line Mode:2種類の表示モードで位相と広がりを可視化
- Scope Scale / Buffer Size / Thickness:表示の細かさやスピードを調整
- カラー変更:カラースライダーを右クリックでUI全体の色を変更可能(※一部制限あり)
柔軟なエフェクトコントロール
細かな音作りが可能なパラメータも充実しています。
- L/R・M/Sモード切り替え:左右かミッド/サイドかの処理を選択
- Input Gain / Output Gain:音量の前後での調整
- Pan:定位の調整
- Delay / Feedback:ステレオディレイとそのフィードバック量の調整
- Passthrough:原音をミックスしながらエフェクトをかける機能
- Delay Mix:エフェクト音と原音のミックスバランス
- Filter Select:上記のフィルタータイプを自由に切り替え可能
プラグインとしての特徴
- リサイズ可能なUI:使いやすさ重視で自由な大きさに調整可能
- プリセット機能搭載:複数のプリセットを用意し、ワンクリックで切り替え可能
- マルチプラットフォーム対応:Windows(インストーラー/非インストーラー)、macOS、Linuxに対応
- オートメーションへの対応:DAWでのパラメータオートメーションも対応(ただし一部バグ報告あり)
注意点と既知の問題
- 一部のセキュリティソフトで誤検出される可能性あり(偽陽性)
- 安心して使いたい方は、Patreon経由のダウンロードか、VirusTotalでの確認を推奨
- 高いフィードバック量と短いディレイタイムを組み合わせると、動作が不安定になる可能性あり
- FL Studio(macOS)環境下でのUIズレやクラッシュの報告あり
- アップデートによって、過去に作成したプリセットの挙動が変わる場合あり
まとめ:Mensla「Stereo Tool」音が真ん中に固まる…もっと広がりがほしい…そんな悩みを一気に解決!ステレオ空間の広がり・定位・奥行きを直感的にコントロールできる多機能プラグイン|DTMプラグインセール
Stereo Toolで広がる音作りの可能性について解説しました。
・Stereo Toolは、5種類のフィルターと6つのMid/Sideエフェクトを搭載
・視覚的にステレオイメージを確認できるベクタースコープ付き
・UIのリサイズやプリセット機能など、使いやすさにも配慮
・Windows・macOS・Linuxで使用可能
・一部制限や注意点があるため、使用前にチェックが推奨
このプラグインを使うことで、音の広がりや奥行きを自在にコントロールし、よりプロフェッショナルなミックスが目指せます。
エフェクトの幅広さと操作性の両方を重視する方におすすめです。
