
リニアフェーズ対応の2バンドスプリッター「Splitt」が、v2.00へとアップデートされました。
マスタリングや音作りで帯域ごとの制御が必要な方にとって、より使いやすく進化したその内容を、簡潔にご紹介します。
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Splitt2:リニアフェーズ対応のスペクトラムスプリッター

リニアフェーズ対応のスペクトラムスプリッター「Splitt」。
当初はマスタリング用途の個人プロジェクトとして開発されたものでしたが、思わぬ形で注目を集め、現在も多くのユーザーに愛用されています。
今回は、そのSplittがバージョン2.0へと進化したということで、アップデート内容を詳しく解説します。
Splittとは
Splittは、リニアフェーズに対応した2バンドのスペクトラムスプリッターです。
開発者自身が「一度きりで使う予定だった」と語るほど、最初は限定的な用途で作られました。
しかしながら、
- 高域・低域の処理を個別に行いたいというニーズにフィット
- 音質にこだわるマスタリング用途でも使える
- シンプルで直感的な操作が可能
といった点が多くのユーザーに評価され、フリー配布にもかかわらず高い人気を集めています。
Splitt2の新機能・アップデート内容(v2.00)
今回のアップデートでは、ユーザーからのフィードバックを反映した実用的な機能が追加されています。
以下が、v1.00からv2.00への変更点です。
- バイパスボタンの追加
- 各バンドの処理を一時的に無効化できます
- エフェクトの比較検証や、原音との違いをチェックするのに便利
- 各バンドにゲインノブを追加
- 低域と高域をそれぞれ独立して音量調整が可能
- 微細な音量バランスのコントロールに対応
- 軽微なバグ修正
- 安定性が向上し、より安心して使用できるようになりました
開発者の想いと背景
Splittの開発者は、もともとこのツールを「一度限りのプロジェクト用」として考えていました。
しかし、意外にも多くのユーザーからポジティブな反応を受け、現在も手放せないツールとして使い続けられています。
- フリーで公開
- 多数のダウンロード
- 署名&公証付きバージョンのリクエストが届くほどの人気
こうした背景からも、Splittがいかに実用的で信頼されているかが伺えます。
対応プラットフォームと形式
Splitt2は以下のOS・フォーマットで提供されています:
- Windows
- 対応形式:VST3
- ファイル名:Win_-_SPLITT2_v200.exe
- Mac
- 対応形式:VST3 / AU(署名&公証済み)
- ファイル名:macOS_SPLITT2_v200.dmg
まとめ:Noisebud「Splitt2」帯域別に処理できるから音がクリアに整う!リニアフェーズの透明感を保ったまま、低域と高域を個別にコントロールできる2バンド構成のスプリッター|DTMプラグインセール
Splitt2は、音楽制作やマスタリング作業において「低域と高域を別々にコントロールしたい」というニーズに応える、リニアフェーズ対応の2バンドスプリッターです。
・Splittはリニアフェーズ対応の2バンドスペクトラムスプリッター
・v2.00ではバイパスボタンとゲインノブが追加され操作性が向上
・軽微なバグ修正により安定性も強化
・MacではAU形式に対応し、より多くのDAWで利用可能に
Splittは「高域と低域を分けて処理したい」というクリエイターにとって、手軽かつ高品質な選択肢です。
無料で提供されているこのツールを、ぜひ一度試してみてください。

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