
EQマッチングやインパルスレスポンス(IR)生成に興味があるけれど、難しそうで手が出せなかった方へ。
「Spectrum Thief」は、誰でも簡単にプロのようなトーン調整や音作りができる無料プラグインです。
この記事では、その具体的な機能や使い道、対応環境までをわかりやすく解説します。
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Spectrum Thief:EQマッチングとIR生成に特化した無料プラグイン

「Spectrum Thief」は、Ghost Note Audioが提供する無料のEQマッチングプラグインで、インパルスレスポンス(IR)の生成機能も備えた、極めてユニークで実用的なツールです。
特に、ギタリストやミキシングエンジニアにとって魅力的なポイントが詰まっています。
以下では、このプラグインの機能や仕様、対応環境について詳しくご紹介します。
Spectrum Thiefの主な特徴
- EQマッチング機能を搭載
- 任意のオーディオ素材の周波数特性を分析し、それを別の素材に適用できます。
- ギターの音色をリファレンス音源に寄せたいときなどに活用可能。
- ボーカルやドラム、フルミックスにも適用できる汎用性の高さが魅力。
- IR(インパルスレスポンス)のエクスポートが可能
- 周波数特性の一致をIRファイルとして保存できます。
- キャビネットの音色特性を捉えたり、独自のEQプロファイルを保存するのに最適。
- IRファイルは他の対応ソフトやハードウェアでも使用可能。
- 無料で使用でき、認証不要
- アカウント登録やライセンス認証が一切不要。
- ダウンロードしてすぐに使用できるシンプルな導入性。
Spectrum Thiefの使用例と活用シーン
- ギターキャビネットのIRキャプチャ
- 実機キャビネットの音をマイク収録 → Spectrum Thiefで周波数特性を取得 → IR化
- 実機の音をデジタルで再現可能
- リファレンストーンへのマッチング
- 「このギターの音、憧れる…」というときにSpectrum Thiefで簡単に近づけられる
- 特にカバー楽曲の制作や再現性重視のライブ用IR作成にも便利
- ミックスバランスの調整
- 他の楽曲やプロフェッショナルミックスと自分の音源を比較・調整
- 周波数バランスの違いを可視化し、補正できる
対応OSとシステム要件
- Windows
- 対応OS:Windows 10または11(64bit)
- CPU要件:AVX対応の64bitプロセッサ(2013年以降のIntelおよびAMD製)
- MacOS
- 対応OS:macOS 10.15(Catalina)以降
- Apple Silicon(M1以降)とIntel 64bitに対応
プラグイン形式
- VSTフォーマット
- Windows、MacOSの両方で使用可能。
- Audio Unit(AU)フォーマット
- MacOS専用で提供。
まとめ:Ghost Note Audio「Spectrum Thief」ギターキャビやミックス全体の音質を完コピできる!EQマッチングとIR書き出しで理想のトーンを簡単に再現できる高機能プラグイン|DTMプラグインセール
Spectrum Thiefは、EQマッチングとIR生成に対応した無料プラグインです。
- EQマッチングでリファレンス音に音質を近づけられる
- IRエクスポート機能でキャビネットやトーンを保存可能
- 無料・認証不要で手軽に導入できる
- Windows・Macともに対応し、Apple Siliconもサポート
- ギター音作り、ミックス調整、IR収集など活用法は幅広い
Spectrum Thiefは、音作りをもっと自由にしたい人にとって理想的なツールです。初心者からプロまで、DAWを使うすべてのクリエイターにおすすめです。