
1950〜60年代のラウンジやエキゾチカを思わせる、あの艶やかなスタジオサウンド。
それを現代のDAWで扱える形にまとめたのが、Space Age Expansion Bundleです。
ボーカルとビブラフォンという象徴的な音色を軸に、ミッドセンチュリーの空気感をそのまま制作へ取り込めます。
Space Age Expansion Bundle by Authentic Soundware:1950年代スタジオサウンドを現代DAWに再現する、レトロSF拡張バンドル

Space Age Expansion Bundle は、1950〜60年代のラウンジ、エキゾチカ、イージーリスニングといった“ミッドセンチュリー・サウンド”を現代の制作環境に持ち込むための拡張バンドルです。
開発は Authentic Soundware。
ニューヨークの名門スタジオ Sear Sound で録音され、当時の空気感まで丁寧に収められています。
収録内容は、以下の2タイトルです。
- Space Age Voices
- Space Age Vibraphone
いずれもKontakt(フル版 6.8以上)対応。
macOS/Windowsで使用できます。
ミッドセンチュリー特有の“あの響き”をそのまま
このバンドルの核は、当時のスタジオオーケストラ特有の厚みと艶です。
シンセでは再現しづらい、
・人の息づかい
・アナログ空間の残響
・ビブラフォンのきらめき
そうした要素を、演奏可能なインストゥルメントとしてまとめています。
たとえば、
- 1950〜60年代を舞台にした映像作品の劇伴制作
- ローファイビートに“ヴィンテージ感”を足したい場面
- ボサノヴァ風アレンジに本物らしいコーラスを入れたい時
こうした用途で、即戦力になります。
Space Age Expansion Bundleの主な特徴

- NYCのエリートセッションシンガー3名を収録
- ミッドセンチュリー特有の発音アーティキュレーション
- デュアルレガートモード搭載
- シラブル反復スクリプト
- ポリグライドによるスライディングコード
- 3つのマイクポジション調整
- クラシックなビブラフォンのサステイン&ショート
- ロール/トレモロ対応
- Blurモードによる幻想的エフェクト
- 伝説的スタジオでの録音
- 作曲家目線で設計された高い演奏性
Space Age Expansion Bundleの収録内容
収録内容は、以下の通りです。
Space Age Voices
スタンダードなシネマティック・クワイアではありません。
ニューヨークのトップクラスのセッションシンガー3名による、ミッドセンチュリー特化型のボーカルライブラリです。
特徴は以下の通りです。
- 「ooh」「aah」などのスムーズなレガート
- 「zooh」「bah」など、当時特有の歯切れの良いショート発音
- デュアル・レガートモード搭載
- 高度なリピティションスクリプトによる自然な反復表現
- 専用ポリグライド機能で、あの“滑る和音”を再現可能
ヘンリー・マンシーニやネルソン・リドルを思わせる、あのジェットセット時代の響き。
単なる合唱ではなく、アレンジの主役にもなれるキャラクターを持っています。
Space Age Vibraphone
ビブラフォンは、ミッドセンチュリーのサウンドパレットの中心的存在です。
このライブラリでは、
- きらめくロングサステイン
- 歯切れの良いショートノート
- ロール専用モード
- トレモロ表現
- 幻想的なテクスチャーを生むBlurモード
といった奏法を収録。
ラウンジスコアやジャズアレンジはもちろん、ドリーミーなシーンの演出にもぴったりです。
音が鳴った瞬間に“時代”が立ち上がります。
サウンド面のこだわり
サウンド面のこだわりは、以下の通りです。
伝説的スタジオでの録音
録音はマンハッタンの Sear Sound Studio A。
希少なマイクコレクションを使用し、立体的な空間を丁寧にキャプチャしています。
3つのマイクポジション
- 近接マイク
- ミドル
- ルーム
この3ポジションを調整することで、
・タイトなミックス
・広がりのあるビンテージ感
・奥行きを強調した空間演出
など、楽曲に合わせた音作りが可能です。
制作フローを止めない設計
開発は作曲家・アレンジャーのJared Hunter。
そのため、
- メニューを深く潜らなくても音が決まる
- 直感的に演奏できる
- レトロなメロディをそのまま弾き込める
という“演奏重視”の設計になっています。
音を探す時間より、音楽を作る時間を増やしたい方に向いています。
Space Age Expansion Bundleの使い方・活用法
Space Age Expansion Bundleは、単に“レトロな音”を足すための音源ではありません。
アレンジの方向性そのものを変えてくれる、色付けの強いツールです。
ここでは、具体的な活用シーンを整理します。
1950〜60年代風の劇伴制作に
時代設定がミッドセンチュリーの映画や映像作品では、空気感が重要になります。
そこで力を発揮するのが、Space Age VoicesとVibraphoneの組み合わせです。
- オープニングにビブラフォンのロングサステインを重ねる
- コメディタッチのシーンで「bah」系ショートボーカルをアクセントに使う
- ロマンチックな場面でスムーズなレガートコーラスを薄く敷く
シンセパッドでは出せない“本物の時代感”が一気に立ち上がります。
音を足すだけで、映像の説得力が変わります。
ローファイ/チルビートの質感アップに
現代的なビートに、あえてアナログな響きを混ぜる。
このギャップが心地よい奥行きを生みます。
具体的には、
- ローファイドラムの上にビブラフォンのショートをリズミカルに配置
- サビ前に「zooh」の反復でフックを作る
- Blurモードで幻想的なパッド代わりに使う
単なる“雰囲気系サンプル”ではなく、演奏可能な楽器として使えるのが強みです。
繰り返しのスクリプト機能を活かせば、リズムと絡むボーカルフレーズも自然に作れます。
シティポップ/ボサノヴァ系アレンジに
洗練されたコード進行との相性は抜群です。
- 7thや9thコードにポリグライドを使って滑らかなコーラスを重ねる
- ビブラフォンでコードトーンを刻み、軽やかなリズムを演出
- サビでレガートボーカルを広げてラウンジ感を強調
コードが変わるたびに自然に滑るハーモニーは、打ち込み臭さを抑えてくれます。
“それっぽい”ではなく、“本物らしい”響きに近づきます。
ジャズ/ラウンジアレンジの主役として
ビブラフォンは伴奏に回すだけではもったいない存在です。
- メロディをビブラフォンで弾き、ロールで余韻を演出
- ボーカルショートをリズムセクションの一部として扱う
- トレモロで緊張感を作り、展開の起点にする
リズム、ハーモニー、装飾のすべてを担えます。
音数を増やさなくても、雰囲気が濃くなる。
これがミッドセンチュリー音色の強みです。
トラックに“ヴィンテージの説得力”を加える
現代のDAW環境はクリーンで整いすぎています。
そこに、Sear Soundで録音された空気を混ぜる。
- 3つのマイクポジションで奥行きを調整
- ルーム成分を多めにして広がりを出す
- 近接マイク中心でタイトにまとめる
ミックスの段階でキャラクターを選べるため、後処理に頼りすぎずに済みます。
“音作り”ではなく“録音の質感”で勝負できる。
この違いは大きいです。
Space Age Expansion Bundleがおすすめな人
Space Age Expansion Bundleは、万人向けの万能音源ではありません。
はっきりとした世界観を求める人にこそフィットします。
ここでは、特に相性の良いタイプを整理します。
50〜60年代テイストの音楽を作りたい人
ミッドセンチュリー特有の空気感を、雰囲気だけでなく“音”で再現したい方に向いています。
- ラウンジ
- エキゾチカ
- イージーリスニング
- オールドジャズ風アレンジ
当時らしいボーカルの発音や、ビブラフォンのきらめきがそのまま手に入ります。
リファレンスに寄せる作業がぐっと楽になります。
映像・ゲームの劇伴を制作している人
時代設定のある作品では、音色の説得力が重要です。
- レトロSF風の映像
- コメディタッチのシーン
- 60年代風のテレビ番組パロディ
こうした場面で、シンセでは出せないリアルな存在感を加えられます。
短いフレーズでも世界観が一瞬で伝わります。
ローファイやチル系トラックに深みを出したい人
デジタル中心のトラックに、有機的な質感を足したい場合にも効果的です。
- ビブラフォンをコードの一部として薄く重ねる
- ボーカルショートをリズムのアクセントに使う
- Blurモードで幻想的なレイヤーを作る
音数を増やさなくても、奥行きが生まれます。
“ただのループ”から一歩抜け出したい方におすすめです。
ボーカルフックを印象的に作りたい人
Space Age Voicesは、一般的なクワイア音源とは方向性が異なります。
- 「zooh」「bah」などの個性的な発音
- 滑らかに移動するポリグライド
- リズムに絡むシラブル反復
これらを活かせば、インスト曲でも耳に残るフックを作れます。
メロディのキャラクターを強くしたい人に向いています。
“音色の個性”で差別化したい人
トラックの完成度は高いのに、どこか似た印象になってしまう。
そんな悩みを持つ方にも相性が良いです。
- 一音で時代感が伝わる
- ミックスに自然な奥行きが出る
- シンセでは出せない倍音の揺れがある
音色そのものが個性になります。
結果として、作品全体の印象が強まります。
まとめ:Authentic Soundware「Space Age Expansion Bundle」1950〜60年代ラウンジやエキゾチカの空気感をDAWで再現できる、ボーカル&ビブラフォン特化のミッドセンチュリー拡張音源バンドル|DTMプラグインセール
本バンドルは、単なる“レトロ風”音源ではありません。
当時のスタジオ録音の質感、発音のニュアンス、演奏表現まで踏み込んだ設計が特徴です。
打ち込み中心の制作環境に、有機的で立体的な響きを加えたい人に向いています。
- ミッドセンチュリー特有のボーカル発音(zooh、bah など)
- 滑らかなコード移動を可能にするポリグライド機能
- リズミカルな反復を自然に再現するスクリプト
- きらめきのあるビブラフォンのサステインとショート
- ロールやトレモロによる動きのある表現
- 幻想的な空間を作るBlurモード
- 3種類のマイクポジションによる奥行き調整
- 伝統的なスタジオ空間で収録されたリアルなルーム感
レトロな質感を“雰囲気”で終わらせず、楽曲の中核として使える。
それがこのバンドルの最大の強みです。
