
ちょっと変わった音を作ってみたい
そんなあなたにぴったりなのが、Slurp – Steal Version。
無料で使えるのに、一般的なシンセとは一線を画す”回転型サウンドエンジン”を搭載。
この記事では、初心者でもわかりやすくSlurpの魅力を紹介していきます。
Slurp -Steal Version:FMシンセと空間ダイナミクスの融合

音楽制作に新たなインスピレーションをもたらすVSTプラグイン「Slurp」
その中でもSteal Versionは、シンプルながらも斬新なサウンドを生み出すための“無料版”として、初めてのユーザーに最適なエントリーポイントです。
ここでは、Slurp -Steal Versionの主な特徴や使い方について、詳しく・わかりやすくご紹介していきます。
Slurpとは
「Slurp」は、従来の音の波(オシレーター)を“回転(ローテーション)”に変換して扱う、ユニークなデジタルシンセサイザーです。
一般的なFMシンセとは異なり、回転という空間的な概念を取り入れた音作りが可能になっています。
Steal Versionの基本仕様
「Steal Version」は、Slurpの無償エディションですが、以下のように実用的な機能がしっかり揃っています。
対応フォーマット
- VST3
- CLAP
- スタンドアロンアプリ(DAWなしでも起動可)
対応OS・環境
- Windows 8以降
- macOS
- Linux
- CPU:Intel x64 / AMD x64 / ARM (Mac)
- 必要なディスク容量:約10MB(非常に軽量!)
声部数(Voices)
- 1ボイス限定
→ 単音のみだが、逆にシンプルなリードやFX音源として活用可能
利用可能なオシレーター
一部の基本波形オシレーターを利用可能です。
- SINE(サイン波)
- SAW(ノコギリ波)
- PHASOR
- SQUARE(矩形波)
- NOISE(ノイズ)
- AUDIO IN(外部音声の入力)
※フルバージョンではこれに加えて、WAVETABLEやSAMPLEなどのオシレーターが将来的に追加予定。
Slurpのユニークな特徴
Slurpが他のシンセと大きく異なる点は、“回転”という概念による音声処理にあります。
ローテーションとは
- 通常のオシレーターの出力を「回転運動」に変換
- 複数の回転元(オシレーター)を選択してミックス
- 回転の強さや方向をモジュレーションで変化させることが可能
これは、単に音を重ねるだけでは得られない「動き」や「広がり」をサウンドに与えます。
Steal Versionでできること(活用例)
以下のようなシーンでの使用に特に向いています。
エフェクト系のサウンドデザイン
- 1ボイス制限を活かして、揺らぎや広がりのあるノイズ系エフェクト作成に最適
シンセベースやリード音源のスケッチ
- 他シンセとレイヤーしても邪魔にならない
サウンド実験・研究用途
- オシレーターの動きやモジュレーションの仕組みを学ぶ教材としても優秀
将来のアップデートについて
無料版であるSteal Versionも、以下のような形で将来的な拡張性が予告されています(主にフルバージョン向けですが参考に)
予定されている機能追加:
- WAVETABLEオシレーター
- ランダムサンプルの生成
- シーケンサー
- ポリフォニック表現(POLY EXPRESSION) など
まとめ:Isivisi Audio「Slurp – Steal Version」リード、FX、ベース、ノイズ…どんな音でも動きを与える“回転型エンジン”搭載!オシレーターがただ鳴るだけじゃない、空間を回転しながら動く音を創る次世代型シンセ|DTMプラグインセール
無料で使える斬新なシンセサイザー「Slurp – Steal Version」は、オシレーターの波形を“回転”として扱う独自設計が魅力です。
・「回転」による音の生成という斬新なアプローチを採用したシンセ
・VST3、CLAP、スタンドアロン対応で、マルチOSに対応
・無料で使えるSteal Versionは、1ボイスながら基本オシレーターを搭載
・軽量かつシンプルなので、エフェクトや実験用に最適
・将来的なアップデートも予定されており、今後の展開にも注目
Slurpは、単なる無料シンセにとどまらず、音の発想を広げてくれる新しいツールです。
まずはSteal Versionから試して、音の“回転世界”を体感してみてください。