
「Six Sines」は、無料とは思えないほど高性能なFMシンセです。
6つのオペレーターによる柔軟なモジュレーション設計、音作りの幅広さ、そしてオープンソースという点で多くの音楽制作者に注目されています。
この記事では、その機能や使い方をわかりやすく解説します。
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無料で使える革新的なFMシンセ「Six Sines」

「Six Sines」は、オープンソースで開発された6オペレーターのFM/PM/AMシンセサイザーです。
開発者はSurge Synth Teamの一員でもあるbaconpaul氏で、ニッチで高機能ながら無償で使える点が話題を呼んでいます。
以下のような特徴があります。
- 6つの独立したオペレーターを搭載
- Phase Modulation (PM) や Amplitude Modulation (AM) にも対応
- 各ノードに独立したLFOとエンベロープを搭載
- MPEやモノフォニック・ポリフォニック両対応
- 視覚的にわかりやすいGUIと高精度の音作り
- macOS / Windows / Linux に対応(バイナリ配布もあり)
開発の背景
- 2024年末、開発者が気分転換として始めた小規模プロジェクト
- 「商業的に最も売れないのは6オペレーターFMシンセ」と言われたことがきっかけ
- コードライブラリの再利用や構造整理を目的とした技術実験
- 実際のサウンドを聴きたくて、遊び心で着手したとのこと
Six Sinesの使い方:シンセサイザーの構造と仕組み

- 6オペレーター構成のFMシンセ
- 各オペレーターは音を出す・他を変調する・自分にフィードバックすることが可能
- 変調方式
- 位相変調(PM):φマークで表示
- デジタルリング変調(AM):Aマークで表示
- ノードベースの設計
- 各ノブは個別のモジュレーションノードとして機能
- 各ノードにエンベロープ / LFO / モジュレーション量設定 / MIDI連動を持つ
インターフェースの構成
- トップバー:パッチ選択・メニュー・VUメーター
- オペレーターセクション:各オペレーターの周波数比率を調整
- 変調マトリクス:変調の種類とルーティングを視覚的に表示
- ミキサーセクション:音量やバランスを制御
- マクロノブ:演奏時のコントロールに使用可能
モジュレーションとノードの使い方
- 各ノブをクリックすると、下部にモジュレーション編集エリアが表示
- 機能:
- 独立したエンベロープ設定
- LFO設定(波形、スピード、深さなど)
- パフォーマンスモジュレーション(MIDI・マクロ連携)
音声再生モードとボイス管理
- ポリフォニックモード
- ピアノモードON:同じ鍵盤は再トリガー
- ピアノモードOFF:毎回新しいボイスが生成
- モノフォニックモード
- 音が鳴っていないときだけ新しいボイスが生成
- 既存のボイスに対して再割り当てが行われる
- エンベロープのトリガー方式
- 音声開始時のみ
- 音声開始またはゲート変更時
- 任意のキー押下時
- ノートリリース時(Release対応)
その他の便利な設定
- 設定画面(右上の歯車マーク)から以下が変更可能:
- MPE対応の有無
- モノフォニック切替
- ピッチベンドの深さ
- オーバーサンプリング設定(最大4倍)
視覚・操作支援機能
- スクリーンリーダーに対応
- TabキーやCommandキーによるショートカットで操作性向上
- UI要素は明確にラベル付けされており、アクセシビリティに配慮
利用条件とライセンス
- MITライセンス
- 商用利用、改変、再配布すべて自由
- ソースコードを自分で改造して使うことも可能
まとめ:BaconPaul「Six Sines」無料、軽量、高機能、それでいて唯一無二の音作り体験!6オペレーターと個別LFO・エンベロープで複雑な変調も手軽に扱える注目すべきFMシンセ|DTMプラグインセール
「Six Sines」は、FMシンセサイザーの中でも特に柔軟なモジュレーション設計と高品質な音作りができるソフトです。
- Six Sinesは、6オペレーター構成のFM/PM/AMシンセ
- 各ノードに独立したLFOとエンベロープを持ち、高度な音作りが可能
- GUIは視覚的で直感的、MPEやアクセシビリティにも対応
- プリセットやデモ音源も充実、学習リソースも多数
- 無料かつMITライセンスで、商用利用・改変も自由
Six Sinesは、「シンプルだけど奥が深い」音作りができるシンセサイザーです。
あなたの音楽制作に、ぜひ取り入れてみてください。

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