Roland「SH-101」当時の複雑なシンセに比べて基本的なモノフォニック構造ながら、明るくエッジの効いたトーンと刺激的なサウンド・エフェクトを高速プログラミング可能にし、キーボーディストの舞台イメージを再定義した控えめだが華やかなモノシンセ

数あるシンセの中でも、なぜ今も語り継がれるのか——

RolandのSH-101はその代表格です。

1982年に登場したこのモノシンセは、当時の複雑な機材と違い、直感的でシンプルな操作性を持ち、強烈なベースと抜けの良いリードで多くのアーティストを魅了しました。

「モノフォニックの古いシンセに価値があるの？」と思う人もいるでしょう。
けれど、その制約があるからこそ生まれる独特のサウンドと存在感は、今も現役の音楽制作に欠かせないものです。

この記事では、SH-101の特徴や歴史、音作りのコツから現代のDAWやハードとの連携までを解説します。

読み終えたとき、きっと「なぜ今でも選ばれるのか」が腑に落ちるはずです。