510k「SEQUND」直感的な操作でリアルタイムで複雑なグルーヴを生み出す！確率とポリリズムが織りなす新感覚シーケンサー

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音楽制作において

もっと直感的にリズムやメロディを作れたらいいのに…

と感じたことはありませんか？

そんな悩みを解決してくれるのが 510k「SEQUND」 です。

SEQUNDは確率やポリリズムといった高度な機能を、誰でも簡単に扱える直感的なインターフェースで実現した新感覚のMIDIシーケンサー。

「シンプルな操作で複雑なリズムが作れる」「リアルタイムでグルーヴを生成できる」といった魅力に加え、最近のアップデートで新機能 Ratchet や Step Lock も搭載され、よりクリエイティブな音楽制作が可能になりました。

また、SEQUNDには Liteバージョン もあり、手軽に試せる点も大きな特徴です。

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この記事では、SEQUNDの基本機能や使い方からSEQUND Liteとの違い、さらにプロ並みのグルーヴを作るコツまで徹底的に解説します。

「新しいリズムやメロディを直感的に作りたい」「複雑なグルーヴを手軽に生み出したい」 そんな方は、ぜひこの記事を読み進めてください。

SEQUNDがあなたの音楽制作の強力な武器になること間違いなしです！

CONTENTS

510k『SEQUND』直感的な操作でリアルタイムで複雑なグルーヴを生み出す

SEQUNDは、音楽制作に新たな可能性を提供するMIDIシーケンサーです。

ポリリズムや確率を活用することで、従来のシーケンサーでは実現しづらかった複雑なリズムやメロディを簡単に作成できます。

また、直感的に操作できるデザインにより、初心者からプロの音楽家まで幅広い層に対応。

ライブパフォーマンスや即興演奏でもその力を発揮します。

操作のしやすさ：
4つのモジュラーパネルを使い、ゲートやピッチ、長さなどを自由に設定可能。
特定のパラメータをクリックするだけで詳細な調整ができます。
リアルタイムでのシーケンス変更：
ライブ中にランダム生成機能やプリセット切り替えを使い、新しいアイデアを即興で組み込めます。
ポリリズムと確率設定：
各トラックの長さを個別に設定し、ランダムなリズムを追加。
例えば、異なるトラックがそれぞれ異なる長さで動作することで、予測不可能なリズム展開が生まれます。
柔軟なスケールとキー調整：
任意のスケールやキーを設定し、リアルタイムでトランスポーズを操作可能。
これにより、音楽全体を一貫した調和の中で構築できます。

SEQUNDの基本機能と魅力

SEQUNDは、シンプルで直感的な操作ながら、複雑な音楽表現を可能にする高度な機能を備えています。

初心者でも扱いやすい設計でありながら、プロの音楽家が求める柔軟性とパワーも兼ね備えています。

主に以下のような機能がSEQUNDの魅力です。

2つのメロディックレーンと確率レーン：
Pitch AとPitch Bの2つのレーンにメロディを作成し、確率設定でメロディをランダムに切り替え可能。
例えば、50%ずつの確率に設定することで、2つの異なるメロディが交互に再生されます。
Ratchet機能：
1つのステップを細分化し、連続したリズムパターンを作成可能。
4分音符を32分音符に分割するなど、リズムにダイナミックな効果を追加できます。
MIDI CCレーン：
最大3つのMIDI CCレーンを使用して、シンセのカットオフやディケイといったパラメータをシーケンスに組み込み可能。
リアルタイムでのコントロールも行えます。
スケールとトランスポーズ機能：
スケールとキーを設定し、その中で音階を自動補正する「スケール後トランスポーズ」や、補正前に変更する「スケール前トランスポーズ」が選べます。
例えば、Cメジャースケールを設定すると、Cメジャー内でトランスポーズが調整されます。

SEQUNDとSEQUND Liteの違い

SEQUNDはフルバージョンとLiteバージョンの2つが提供されており、ユーザーのニーズに合わせて選択が可能です。

それぞれの特徴と違いを以下にまとめました。

SEQUND（フルバージョン）
- 最大12個のプリセットパターンを保存・切り替え可能。
- Pitch A/BやMIDI CCレーンなど、すべてのレーンを自由に使用できる完全機能搭載。
- ランダム生成やStep Lock機能に対応し、複雑なシーケンス編集が可能。
- MIDI Advanceモードで、外部機器やリアルタイムのDAW操作との高度な連携を実現。
SEQUND Lite
- プリセット数や利用可能なレーンが制限されているシンプル版。
- 初心者や機能を試したい人向けで、手軽に導入可能。
- 基本的なランダム生成やシーケンス作成機能を搭載し、基本操作を体験可能。
- フルバージョンへのアップグレードも簡単に対応。

スクロールできます

機能	SEQUND（フル版）	SEQUND Lite
プリセット数	最大12パターン保存	制限あり
MIDI CCレーン	3つまで使用可能	制限あり
ランダム生成機能	フルサポート	基本機能のみ
Step Lock機能	対応	未対応
MIDI Advanceモード	対応	未対応

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SEQUNDの主な機能一覧と使い方

SEQUNDは音楽制作の幅を広げる多彩な機能を備えています。これにより、初心者からプロの音楽家まで、誰でも手軽にシーケンス作成を楽しむことができます。

以下に、主な機能とその活用方法を紹介します。

ゲートとピッチの調整
各ステップごとにゲート（リズム）やピッチ（音程）を手動で設定可能。
たとえば、16ステップのリズムパターンを作成し、その中で特定のステップをランダムに変化させることで、常に新しいリズム展開が生まれます。
ランダム生成とStep Lock
ランダム生成機能を使えば、クリック一つで新しいリズムやメロディパターンを生成可能。
Step Lock機能を有効にすると、特定のステップを固定しながら他の部分をランダム化できます。
Ratchet機能
リズムを細分化し、1ステップを最大4分割まで設定可能。
これにより、トリルや連続した音符を簡単に追加できます。
スケールとトランスポーズ機能
キーやスケールを選択し、演奏中にシーケンスをリアルタイムでトランスポーズ可能。
たとえば、Cメジャーで作成したシーケンスをGメジャーに瞬時に変更できます。

ポリリズムシーケンサーで進化するグルーヴ

SEQUNDの最大の特徴のひとつが、ポリリズムを簡単に取り入れられる点です。

通常のシーケンサーでは一定の長さでトラックが動作しますが、SEQUNDでは各レーンのステップ数を個別に設定可能です。

これにより、異なる周期のリズムが重なり合い、複雑で進化するグルーヴが自然に生まれます。

個別ステップ数の設定
各レーンのステップ数を自由に調整可能。たとえば、1つのレーンを16ステップ、もう1つを12ステップに設定すると、それぞれのリズムが異なる周期で繰り返されます。
こうしてポリリズムが形成され、ユニークなリズムパターンを作成できます。
進化するリズム展開
異なるステップ長を設定したレーンが組み合わさることで、常に新しいリズムが生まれ続けます。
これにより、ループが単調にならず、ダイナミックな音楽制作が可能です。
確率設定との組み合わせ
各ステップに確率を設定することで、どの音符が再生されるかをランダムに変更可能。
ポリリズムと組み合わせることで、予測不可能で興味深いリズム構造が完成します。

ランダム生成機能とStep Lockの活用法

SEQUNDは、ランダム生成機能を使うことで新しいアイデアを瞬時に生み出すことができます。

この機能は、複雑なリズムやメロディを効率よく作成したいときや、思いもよらない音楽展開を探求したいときに特に便利です。

また、Step Lock機能を併用することで、重要なステップを固定しつつ部分的にランダム化することが可能です。

ランダム生成機能
各レーンに配置されたサイコロボタンをクリックするだけで、リズム、ピッチ、確率などを瞬時にランダム化。
たとえば、ゲートレーンをランダム化することで、予想外のリズムパターンが生成され、制作中の曲に新たな活気を加えられます。
Step Lock機能の活用
ランダム化を行う際、特定のステップだけは変更されたくない場合に便利な機能です。
例えば、1拍目や5拍目など、リズムの要となるステップをロックしておくことで、全体の構造を保ちながら部分的に新しい変化を加えることができます。
音楽制作の効率向上
ランダム生成とStep Lockを組み合わせることで、短時間でアイデアを形にできます。
特に、複数のパターンを比較しながら試行錯誤する際に、これらの機能が大いに役立ちます。

Ratchet機能でリズムに新しい表情を

SEQUNDの「Ratchet機能」は、1つのステップを細かく分割し、連続したリズムや瞬発的な繰り返し音を簡単に作成できる機能です。

これにより、シンプルなリズムに躍動感や緊張感を加え、グルーヴを一段と進化させることができます。

ステップの細分化
1つのステップを最大4分割まで設定可能です。
例えば、16分音符の1ステップをさらに32分音符や64分音符に分割し、短く連打するリズムや高速なトリルを作成できます。
リズムのアクセント強化
特定のステップにRatchetを適用することで、リズムに強調やアクセントを加えることが可能です。
例えば、4拍目の最後にRatchetを設定すれば、フレーズに締めくくりの効果やスピード感が生まれます。
ダイナミックな変化の演出
ランダム化や確率設定と組み合わせることで、Ratchetの発生頻度や強度にバリエーションを加えられます。
こうして、リズムが単調になるのを防ぎ、常に動きのあるシーケンスを作成できます。

DAW別！SEQUNDの設定手順とインテグレーション

SEQUNDはMIDIプラグインとして機能するため、単体では音が出ず、DAWやソフトシンセと組み合わせて使用します。

主要なDAWごとに最適な設定方法を解説します。これを参考に、効率よくSEQUNDを導入して音楽制作を進めましょう。

FL Studio
1. チャンネルラックにSEQUNDとソフトシンセを追加。
2. SEQUNDのMIDI出力チャンネルを、シンセのMIDI入力と同じ番号に設定。
3. SEQUND内でリズムを組み、再生すれば動作します。
Bitwig Studio
1. インストゥルメントトラックにSEQUNDを挿入し、その後ろにソフトシンセを追加。
2. シーケンスを設定し、再生ボタンを押せば音が鳴ります。
Reaper
1. インストゥルメントトラックにSEQUNDを挿入し、続いてソフトシンセを追加。
2. SEQUNDでシーケンスを作成し、DAWの再生ボタンを押せば動作します。

Ableton Liveでの設定方法

Ableton LiveでSEQUNDを使用する場合、MIDIのルーティングを正しく設定することで、シーケンサーの動作がスムーズになります。

以下の手順に従って、SEQUNDとソフトシンセの連携を設定しましょう。

STEP 1: MIDIトラックにSEQUNDを挿入
Ableton Liveで新規MIDIトラックを作成し、SEQUNDをそのトラックに挿入します。
1. メニューから「MIDIトラックを挿入」を選択。
2. トラックのデバイスリストにSEQUND（VSTまたはAU）を追加します。
STEP 2: ソフトシンセ用のトラックを作成
別のMIDIトラックを追加し、ここに使用するソフトシンセを挿入します。
シンセにはKontakt、Serum、Omnisphereなど、好きな音源を利用できます。
STEP 3: MIDI入力のルーティング設定
ソフトシンセ側のMIDI入力設定を変更します。
1. ソフトシンセを挿入したトラックの「MIDI From」セクションに移動。
2. ドロップダウンメニューから「SEQUND」を選択。
3. さらに、下部のメニューで「SEQUND」を指定し、「Post FX」ではなく「Pre FX」に変更します。
STEP 4: モニタリング設定と再生
ソフトシンセトラックのモニタリング設定を「IN」に切り替えます。
1. SEQUNDのゲートレーンにリズムを設定。
2. Ableton Liveの再生ボタンを押せば、SEQUNDが生成するMIDIデータによってソフトシンセが演奏されます。

Logic ProやCubaseでSEQUNDを活用する手順

Logic ProとCubaseでSEQUNDを使用する場合、各DAWに合わせたMIDIルーティング設定が必要です。

それぞれの設定手順を以下にまとめました。

Logic Proでの設定手順

Logic Proでは「MIDI FX」としてSEQUNDを利用します。

これにより、柔軟にシーケンスを設定し、リアルタイムで音を鳴らすことが可能です。

インストゥルメントトラックを作成
- 新規インストゥルメントトラックを作成し、ソフトシンセ（例: ES2やAlchemy）を入力スロットに挿入します。
SEQUNDをMIDI FXスロットに追加
- 同じトラックのMIDI FXスロットをクリックし、「SEQUND」を選択します。
シーケンスを設定して再生
- SEQUNDのゲート、ピッチ、Ratchetなどのレーンを設定。
- Logic Proの再生ボタンを押せば、SEQUNDがシーケンスデータを生成し、シンセが音を鳴らします。
リアルタイムの調整
- 再生中でもSEQUND内のシーケンス設定をリアルタイムで変更可能です。
  ライブパフォーマンスにも便利です。

Cubaseでの設定手順

CubaseではSEQUNDをMIDIトラックの入力ソースとして設定し、シーケンスデータをソフトシンセに送信します。

SEQUNDをVSTインストゥルメントとして追加
- 「デバイス」→「VSTインストゥルメント」メニューからSEQUNDを選び、MIDIトラックに挿入します。
MIDIトラックを作成し、シンセを追加
- 新規MIDIトラックを作成し、使用するソフトシンセを挿入します（例: HALionやRetrologue）。
MIDI入力をSEQUNDに設定
- ソフトシンセのMIDIトラック設定で「MIDI入力」からSEQUNDを選択します。
- SEQUNDでゲートやピッチを設定し、再生ボタンを押すとシーケンスがシンセに送られます。
複数のパターンを切り替え
- SEQUND内のプリセット切り替え機能を使い、異なるリズムやメロディパターンをリアルタイムで変更可能です。

SEQUNDを使ってプロ並みのグルーヴを生み出すコツ

SEQUNDは直感的に操作できるだけでなく、プロの音楽家も満足する柔軟な機能を備えています。

工夫次第で、単調なリズムを解消し、ダイナミックで進化するグルーヴを生み出せます。

ここではSEQUNDを使ってプロ並みのグルーヴを作成するコツを紹介します。

ポリリズムでリズムに変化を加える
各レーンのステップ数を異なる長さに設定し、重ね合わせることで複雑なグルーヴを生み出せます。
例えば、リズムAを16ステップ、リズムBを12ステップにすると、2つのパターンがずれながら展開し、進化するリズムが自然と完成します。
Ratchet機能でアクセントをつける
リズムの中に高速な連打や細分化を加えることで、単調なパターンに緊張感やアクセントを加えられます。
特にフィルやドラムの細かい部分にRatchetを設定すると、リズムの動きにメリハリが出ます。
確率設定で予測不可能な展開を作る
各ステップに確率を設定することで、再生される音符やリズムが毎回変わります。
例えば、重要なステップだけ確率を100%に設定し、他の部分は50%にすることで、ベースラインやドラムにランダム性を加えつつ、基盤は崩さないパターンが完成します。
MIDI CCレーンでシンセの表現力を高める
MIDI CCレーンを使って、ソフトシンセやハードウェアシンセのパラメータ（例: フィルターカットオフ、エンベロープ、LFOなど）をリアルタイムでコントロール可能です。
これにより、リズムだけでなく音色の変化も加わり、グルーヴにさらに深みが出ます。

アーティストプリセットの活用例

SEQUNDには、多くのアーティストが手掛けたプリセットが収録されており、すぐに使えるリズムやメロディパターンが用意されています。

これらのプリセットを活用することで、制作時間を短縮しながらも、プロフェッショナルなサウンドに仕上げることが可能です。

また、自分のアイデアが浮かばないときにも、新たなインスピレーションを得る手助けになります。

すぐに使える多彩なリズムパターン
収録されているプリセットには、シンプルな4つ打ちのパターンから、複雑なポリリズムまで幅広いスタイルが含まれています。
特にアーティストプリセットは、即戦力となるリズムやグルーヴを含んでおり、DAWにドラッグ＆ドロップするだけで手軽に導入できます。
プロのアーティストによる個性的なパターン
SEQUNDには、Alexander Kowalski、Josh Wink、Cristi Cons、tINIなど、多くの有名アーティストが手掛けたプリセットが収録されています。
彼らの音楽スタイルを反映したシーケンスを参考にすれば、自分のトラックにもプロフェッショナルな要素を取り入れられます。
プリセットから新しいアイデアを生み出す
プリセットをそのまま使用するだけでなく、ランダム生成機能やStep Lock機能を組み合わせて、独自のシーケンスに進化させることができます。
例えば、既存のプリセットをベースに一部のステップをランダム化すれば、オリジナリティあふれるリズムが完成します。

ランダムシーケンスで生まれる新たなアイデア

SEQUNDの「ランダム生成機能」は、予想外のシーケンスを瞬時に作成し、クリエイティブな音楽制作を強力にサポートします。

特に、手詰まりになったときや新しいリズム・メロディを探したいときに、驚くようなアイデアが生まれるきっかけとなります。

手軽に新しいリズムやメロディを生成
各レーンのサイコロボタンをクリックするだけで、ランダムにパターンを生成できます。
ゲートやピッチ、確率など複数のパラメータを同時にランダム化すれば、複雑で個性的なシーケンスが即座に完成します。
ステップごとの微調整でオリジナリティを追加
ランダム生成で得られたパターンをそのまま使うのではなく、一部のステップを微調整することで、さらに自分らしいシーケンスに仕上げることができます。
例えば、重要なステップだけをStep Lock機能で固定し、他の部分をランダム化すると、統一感と変化が両立したリズムが完成します。
予測不可能なリズム展開を楽しむ
ランダム生成とポリリズム機能を組み合わせることで、異なる長さのレーン同士が影響し合い、常に新しいリズム展開が生まれます。
これにより、シンプルなループに飽きることなく、進化し続けるグルーヴを作成できます。
アイデアの種として活用
ランダム生成機能で生まれたシーケンスは、そのまま使うだけでなく、新しいアイデアのベースとしても活用できます。
ランダム化で見つけた一部のフレーズをピックアップし、それを手動でさらに作り込めば、独自性のあるトラックが生まれます。

よくあるトラブルと対処法

SEQUNDを使用する際には、環境や設定によっていくつかのトラブルが発生することがあります。

ただし、ほとんどの問題は簡単な手順で解決可能です。ここでは、よくあるトラブルとその対処法を解説します。

トラブル1: MIDI信号が正しく送信されない
原因:
DAW内のMIDIルーティングが正しく設定されていない可能性があります。
対処法:
DAWの「MIDI入力」をSEQUNDに設定し、さらに「MIDI出力」を使用しているソフトシンセに正しく送信されているか確認してください。
例えば、Ableton Liveでは「Post FX」ではなく「SEQUND」を選択する必要があります。
トラブル2: プリセットが保存されない
原因:
システムのフォルダー権限やプラグインのインストールが正しく行われていない可能性があります。
対処法:
プリセットフォルダーの保存場所を確認し、必要に応じてアクセス権限を変更してください。
また、最新バージョンのSEQUNDをダウンロードし、再インストールすることで解決する場合があります。
トラブル3: ランダムにシリアルキーの再入力を求められる
原因:
インターネットに接続されていない状態で30日以上SEQUNDを起動していなかった可能性があります。
対処法:
プラグインを一度閉じてインターネット接続を有効にした後、再びSEQUNDを起動してください。
この場合、シリアルキーを再入力する必要はありません。
トラブル4: インストール後にプラグインがDAWに表示されない
原因:
インストール時の形式（VST、VST3、AU）がDAWの対応形式と一致していない可能性があります。
対処法:
DAWがサポートしているプラグイン形式を確認し、適切な形式をインストールしてください。
特にAbleton Liveでは、MIDI AU3プラグインが認識されないため、VST形式を使用するのがおすすめです。
トラブル5: ランダム生成が意図したとおりに動作しない
原因:
レーンごとの「ランダム生成の密度」や「高/低値」が正しく設定されていない場合があります。
対処法:
各レーンのメニューから密度や範囲を調整し、ランダム生成の挙動を微調整してください。

MIDI接続やCCレーン設定の注意点

SEQUNDを最大限に活用するためには、MIDI接続やMIDI CCレーンの設定を正確に行うことが重要です。

ここでは、接続に関する一般的な注意点と、CCレーンを利用した効率的な設定方法を解説します。

MIDI接続の基本設定
SEQUNDはMIDIプラグインであり、ソフトシンセやハードシンセと連携して使用します。
正しい接続を行うためのポイントは次の通りです：
1. MIDI入力をSEQUNDに設定：
  DAW内で、ソフトシンセのMIDI入力ソースを「SEQUND」に指定します。
2. 出力チャンネルの一致：
  SEQUNDのMIDI出力チャンネルが、接続するシンセの入力チャンネルと一致していることを確認してください。
3. モニタリングを有効化：
  ソフトシンセトラックのモニタリングを「IN」に設定し、リアルタイムでシーケンスが再生されるようにします。
CCレーン設定の活用法
SEQUNDでは3つのMIDI CCレーンを使用し、シンセサイザーのパラメータ（例: フィルターカットオフ、リバーブの量など）をシーケンスに組み込むことが可能です。
1. CC番号の選択：
  各CCレーンで制御するパラメータに対応するCC番号を設定します。
  シンセの「MIDI Learn」機能を活用すると簡単に設定可能です。
2. 値の範囲を設定：
  CCレーン内で値の上下限を指定し、制御する範囲をカスタマイズできます。
  たとえば、フィルターの範囲を40~80に設定することで、過剰なエフェクトを防ぎつつ効果的な動きを実現できます。
3. ランダム生成でパラメータに動き：
  CCレーンでもランダム生成機能を活用することで、動きのある音作りが可能です。特にリバーブやパンニングのパラメータをランダム化すると、予測できない空間表現が生まれます。
注意点
1. Ableton Liveでの注意：
  Ableton Liveでは、一部のCC番号（例: 3, 9, 14-63など）がフィルタリングされる場合があります。
  VST形式を使用することでこれを回避できます。
2. レイテンシの確認：
  シーケンスと音源の間にレイテンシが発生する場合は、DAWのMIDI設定でタイミング調整を行ってください。