
Reecer Synthesizer(Public Beta)は、現代のエレクトロニックミュージック制作に特化した多機能ソフトシンセです。
トリプルオシレーター、29種類のフィルター、強力なモジュレーション機能に加え、作曲支援セクションまで備えています。
音作りからフレーズ生成、仕上げまでを一台で完結できる設計が特徴です。
Reecer Synthesizer(Public Beta):モダンなエレクトロニックミュージックのための多機能ソフトシンセ

Reecer Synthesizer(Public Beta)は、テクノ、ハウス、ドラムンベース、ダブステップ、トランス、アンビエント、ハードテクノなど、現代のクラブミュージックにフォーカスしたソフトウェアシンセサイザーです。
単なる音作りツールにとどまらず、作曲・アレンジ・サウンドデザインまで一台で完結できる構成になっています。
トリプルオシレーターエンジン

Reecerの中核となるのが、3基の独立オシレーターです。
基本構成
- オシレーターA / B
- サブオシレーター
- ノイズジェネレーター
オシレーターA / Bの特徴
各オシレーターには14種類の波形を搭載。
代表的な波形だけでも以下を備えています。
- Sawtooth(ノコギリ波)
- Square(矩形波)
- Pulse(パルス波)
- Sine(サイン波)
さらに特徴的なのが、次の音源方式です。
Formant Synthesis
母音の「A E I O U」を滑らかにモーフィング可能。
ボーカルのような質感を作れます。
Phase Distortion(PD)波形
Casio CZシリーズを思わせるサウンドを再現。
共鳴タイプ(ResSaw / ResTri / ResTrap)も含まれ、鋭く抜ける音作りが可能です。
Harmonic Series Wavetable
自然倍音列に基づくウェーブテーブル。
ブラスのような厚みを持つサウンドが特徴です。
- Foghorn系ベース
- 分厚いリード
- 倍音豊かなDubstepサウンド
Morphコントロールで倍音構成を連続的に変化させられます。
各オシレーターのパラメータ
- Level
- Pan
- Octave
- Pulse Width Modulation
- Hard Sync
- Morph Control
リアルタイムで波形を移行できるため、動きのある音作りが簡単です。
サブオシレーター
- 波形:Saw / Square / Sine
- オクターブ範囲:-3 〜 +1
低域の土台を強化したいときに重宝します。
ノイズジェネレーター
5種類のノイズを搭載。
- White
- Pink
- Brown
- Blue
- Violet
アタックの補強やパーカッシブな質感づけに便利です。
29種類のフィルター
フィルターは29タイプを用意。
ビンテージ機材をモチーフにしたモデルも多数収録されています。
主なビンテージエミュレーション
- Ladder(Moog系)
- Diode(TB-303系)
- MS20
- Steiner Parker
- Oberheim SEM
- Prophet
- Acid303
- Polivoks
- Buchla LPG
各フィルターは以下に対応しています。
- 12〜48 dB/Octaveのスロープ選択
- フルキーボードトラッキング
- 2基フィルターの直列/並列接続
音の性格を大きく変えられるセクションです。
16スロット・モジュレーションマトリクス(LFO×5)
音に動きを与える心臓部です。
モジュレーションソース(15種類)
- LFO 1〜3(クラシック波形)
- LFO 4〜5(自由描画型)
- 4つのエンベロープ
- Velocity
- Mod Wheel
- Aftertouch
- Pitch Bend
- Key Tracking
LFO 4と5はSerumのようにカーブを描けます。
- Linear
- Smooth
- S Curve
- Exponential
- Steps
Trance GateやSidechain風パターンなど、25以上のプリセットも搭載。
モジュレーションターゲット(50以上)
- オシレーター周波数
- 波形
- フィルターカットオフ
- レゾナンス
- ディストーション量
- パン
- エフェクト設定
変調されたパラメータはオレンジリングで可視化。
複雑なパッチでも把握しやすい設計です。
クアッド・ディストーションチェーン
4段構成のディストーション。
各スロットは仮想ペダルのように表示されます。
15種類のアルゴリズム
- Soft Clip
- Hard Clip
- Tube
- Tape
- Bitcrush
- Wavefold
- Rectifier
- Asymmetric
直列接続で段階的に歪ませることも、並列で厚みを出すことも可能。
各スロットに以下を用意。
- Amount
- Mix
- Type選択
ベース系サウンドとの相性が良い構成です。
Morph EQ
4バンド構成の可動式EQ。
各バンドは、開始周波数から目標周波数まで移動します。
テンポ同期にも対応。
各バンドのパラメータ
- Start / Target Frequency(20Hz〜20kHz)
- Gain(±24dB)
- Q
- Speed
- 波形選択
- テンポディビジョン
静的なEQでは作れない、動きのあるフィルタースイープが可能です。
エフェクトセクション
シンセ内部で完結できるフルチェーン構成です。
モジュレーション系
- Chorus
- Phaser
- Flanger
- Stereo Width
Delay
- 左右独立タイム
- 個別フィードバック
- Cross Feed
- Tempo Sync
- Warble(テープ揺らぎ)
Dual Frequency Shifter
- ±2000Hz
- 直列/並列接続
- キーボードトラッキング
Reverb
- Size
- Damping
- Width
- Mix
Compression
- Pre
- Post
- Master
音作りから仕上げまで一括で行えます。
Note Splitter
単音MIDIから最大7ボイスのコードを生成します。
コードカテゴリ
- Triads
- Seventh
- Extended
- Power Chords
- Inversions
- Open Voicings
- Quartal
- Cluster
- EDM向けボイシング
各ボイスごとにPitchとVelocityを調整可能です。
Composing Section
内蔵パターンは150種類。
内訳
- Bass 50種
- Melody 50種
- Arp 50種
Mood Generatorでコード進行を自動生成。
- HAPPY(メジャー)
- SAD(マイナー)
- MELANCHOLIC(セブンス中心)
- ENERGETIC(パワーコード)
1〜16小節まで設定可能。
MIDIドラッグ&ドロップでDAWへ直接書き出せます。
パフォーマンスマクロ
- M1〜M4 ノブ
- M5(X)
- M6(Y)
MIDI CCアサイン対応。
プリセットごとに保存されます。
カーブタイプは4種。
- Linear
- Exponential
- Logarithmic
- S Curve
ライブパフォーマンス向きの設計です。
Analog Drift
アナログらしい不安定さを再現します。
- Oscillator Drift(0〜100%)
- Filter Drift
Minimoog、Prophet 5、Jupiter 8風のビンテージプリセットも用意されています。
プリセットと統合
- ファクトリープリセットブラウザ
- .reecerファイルのドラッグ&ドロップ読み込み
- モジュレーションのドラッグ割り当て
- Logic Pro、Ableton Live、GarageBand、Digital Performerなど主要DAWに対応
技術仕様
- フォーマット:VST3 / AU / Standalone
- 対応OS:macOS 10.14以上 / Windows 10以上 / Linux
- サンプルレート:44.1〜192kHz
- ビット深度:16bit〜32bit Float
- 最大64ボイス
- レイテンシー:5ms未満
- ダイナミックレンジ:120dB以上
- パラメータ数:350以上
動作環境
- 最低:Intel i5 / Ryzen 5 / 8GB RAM
- 推奨:Intel i7 / Ryzen 7 / 16GB RAM
- 容量:2GB
Public Betaについて
現在Reecerはパブリックベータ版です。
- 一時的なNFRライセンスが提供されます。
- バグは報告可能。
- ベータ期間中に採用されたプリセット制作者には特典あり。
完成版ではありません。
動作に不具合が出る可能性があります。
開発チームはフィードバックを歓迎しています。
まとめ:Kreuzberg Audio「Reecer Synthesizer(Public Beta)」トリプルオシレーター×29フィルター×4段ディストーションを搭載した現代型エレクトロニック向けシンセ|DTMプラグインセール
Reecer Synthesizerは、
- トリプルオシレーター
- 29フィルター
- 16スロットモジュレーション
- 4段ディストーション
- 可動式Morph EQ
- フルエフェクトチェーン
- 作曲支援機能
- 350以上のパラメータ
を搭載した総合型シンセです。
単なる音源ではなく、作曲ツールとしても設計されています。
エレクトロニックミュージックを本格的に作り込みたい人にとって、試してみる価値のあるベータ版といえるでしょう。
