
FMシンセに興味はあるけど、難しそう…
そんな方にぴったりなのがPivot-Liteです。シンプルな操作性と必要十分な機能を備えた、初心者にも扱いやすい2OP FMシンセ。
その特徴と使い方、有料版との違いをわかりやすく解説します。
CONTENTS
Pivot-Lite:シンプルだけど強力な2OP FMシンセ

音楽制作の現場で人気が高まっているFMシンセ。
その中でも「Pivot-Lite」は、シンプルさと実用性を兼ね備えた注目のソフトシンセです。
直感的な操作性と、必要十分な機能が揃っているため、初心者から上級者まで幅広く使える設計になっています。
Pivot-Liteの概要
まずは、Pivot-Liteの基本情報を簡単に押さえましょう。
- 2OP(2オペレーター)FMシンセサイザー
- モジュレーター(OP2)がキャリア(OP1)に信号を送り、複雑な音を生成
- シンプルなワン画面設計
- 必要な情報だけが見やすくレイアウト
- 4ポール モーフィングフィルター搭載
- ローパス、バンドパス、ハイパスをシームレスに切り替え可能
- ステレオエフェクト内蔵
- 簡単な音作りでもしっかり広がりのあるサウンドが出せる
- プリセット互換性あり
- Pivot-Liteで作った音色は、有料版Pivotでもそのまま使用可能
- 対応OS・プラグイン形式
- macOS(10.13以上)、Windows10以上、Linux(Ubuntu22以上)
- CLAP、VST3、AUv2形式対応
- 動作にはホスト(DAW)が必要
Pivot-Liteの操作性と機能の詳細

Pivot-Liteの操作性と機能は、以下の通りです。
直感的なパラメータ操作
- パラメータ上のアイコンをドラッグで調整
- Shiftキーを押しながらで高精度な調整が可能
- ダブルクリックで初期値にリセット
- パラメータ名クリックで直接数値入力も可能
シンプルかつ強力なFMシンセ構造
- 2オペレーター(OP1・OP2)構成
- OP2(モジュレーター)がOP1(キャリア)に音を送る
- FM方式について
- 厳密には「位相変調(PM)」を採用
- 自己フィードバックが可能で、ピッチは安定したまま音色だけが変化
オペレーターの詳細設定
- Ratio(周波数倍率)
- 粗調整(Coarse):整数倍で安定した音色
- 微調整(Fine):細かな音程変化、非整数で不安定な音色も表現
- 波形表示
- モジュレーターの影響込みでリアルタイム表示
- 位相同期・位相オフセット
- 位相をノートオンごとにリセットすることで安定感のあるサウンド
- 位相ズレを意図的に加えて音に変化をつける
- レベル・フィードバック
- レベル:モジュレーターの出力量、ここが音色変化のカギ
- フィードバック:自己信号を戻す量、鋭さ〜ノイズまで幅広く変化
- ADSRエンベロープ
- 音の立ち上がり・減衰・持続・リリースをコントロール
4ポールモーフィングフィルター
- ローパス・バンドパス・ハイパス間をシームレスに変化
- バイパス可能
- キートラッキング対応
- 専用ADSRエンベロープでダイナミックなフィルター操作も可能
ランダマイズ機能
- 各セクションごとにサイコロマークをクリックでランダム設定
- 最下段のサイコロでOP1・フィルターをまとめてランダマイズ
グローバルコントロール
- ボイスコントロール
- 最大16ボイスのポリフォニー設定
- モノモードではレガートプレイも可能
- ユニゾン機能で音に厚みを追加
- ノートグライド(ポルタメント)も装備
- エフェクトコントロール
- ステレオワイド効果:ナチュラルな広がり
- ディストーション:軽いサチュレーション〜激しい歪みまで調整
- プリセット管理
- プリセット切り替え・保存・名前変更が簡単
- Lite版のプリセットは有料版Pivotでもそのまま使える
カスタマイズ可能なUI
- ウィンドウサイズ変更可能
- カラーテーマ変更(自作テーマも対応)
- 公式サイトのテーマクリエーターも利用可能
Pivot Theme Creatorはこちら
Pivot-Liteと有料版Pivotの違い
スクロールできます
機能 | Pivot-Lite | 有料版Pivot |
---|---|---|
オペレーター数 | 2オペレーター(2OP) | より多機能・詳細なFM構造 |
画面構成 | 1画面シンプル設計 | 複数画面・詳細設定あり |
機能拡張性 | 基本的な音作りに最適 | より複雑な音作りが可能 |
プリセット互換性 | 有料版Pivotでも使用可能 | Lite版プリセットも読込可能 |
Pivot-Liteは、あくまで「入門〜実用的な音作り」に最適化されたモデルです。
「もっと複雑なサウンドを作り込みたい!」と感じたら、有料版Pivotへのステップアップがおすすめです。
まとめ:Fors「Pivot-Lite」シンプル設計で迷わず音作りができる!初心者から上級者まで使える2オペレーターのFMシンセ|DTMプラグインセール
Pivot-Liteは、シンプルさと実用性を兼ね備えた2オペレーターのFMシンセサイザーです。
以下のポイントが特徴です。
- 直感的なワン画面設計で操作が簡単
- 4ポールモーフィングフィルター搭載で幅広い音作りが可能
- ステレオエフェクトやユニゾン機能も搭載
- プリセットは有料版Pivotと完全互換
- カスタマイズ可能なカラーテーマ
- FM初心者にも最適、上級者も即戦力で使える
「シンプルだけど妥協しない音作り」を実現したい方は、ぜひ一度試してみてください。