
街中で偶然耳にした音が、こんなユニークなソフト音源になるなんて。
「Pipe Drum」は、パイプをバチで叩くというシンプルな楽器から生まれた、ちょっとクセになる無料の打楽器音源です。
この記事では、その魅力と使いどころをわかりやすく紹介していきます。
CONTENTS
Pipe Drum:ユニークな音が魅力の手作り打楽器音源

「Pipe Drum」は、スペイン・マドリードの街角で偶然出会ったユニークな打楽器の音に魅了された作者が、自らサンプル音源として制作した無料のソフト音源です。
ゴムのバチで叩かれたパイプの響きを再現した、シンプルながらも非常に個性的なサウンドが特徴です。
Pipe Drumの誕生ストーリー
この音源には、作者であるWerner K.氏の体験が深く関わっています。
- きっかけはマドリードの街角
旅行中、パイプをゴムのバチで叩いて演奏するストリートミュージシャンを発見。
その音に強く惹かれたことが、制作の第一歩に。 - Pianobookでの検索
帰国後、同様の音源を探すも見つからず、「なければ自分で作るしかない」という思いからサンプリングを開始。 - 5つのベロシティレイヤーを使用
サンプルには5段階のベロシティ(強さ)に対応したレイヤーが用意されており、演奏の強弱やニュアンスをしっかりと表現可能。 - チューニングと編集を経て完成
録音した音は丁寧にチューニングされ、バーチャルインストゥルメントとして仕上げられました。
Pipe Drumの特徴
この音源の主な特徴を、以下のように整理してご紹介します。
- 音色がユニーク
硬質ながらも柔らかさを感じる、プラスチックパイプ特有の空洞的なサウンド。
メロディとしても、リズムとしても使える。 - 演奏表現の幅が広い
ベロシティレイヤーが5段階あるため、演奏の抑揚やニュアンスをしっかりとコントロール可能。 - 扱いやすいシンプルな設計
余計な機能やエフェクトはなく、音そのものを楽しめる設計。
直感的に演奏できるため初心者にもおすすめ。 - クラシック曲にも使える可能性
なんとJohann Sebastian Bachの作品をこのPipe Drumで演奏するデモも存在し、意外な相性の良さが感じられる。
Pipe Drumはこんな方におすすめ
- オリジナリティのある音を探している作曲家・アレンジャー
- 打楽器音源に飽きてきたDTMer
- ローファイやアンビエント、現代音楽など、実験的なジャンルに挑戦したい方
- アイデアや着想にユーモアを求めるサウンドクリエイター
まとめ:Werner K.「Pipe Drum」街角で出会ったパイプドラムの音をソフト音源化!アンビエントやローファイ制作にも最適な打楽器サウンド|DTMプラグインセール
「Pipe Drum」は、その発想の自由さと実用性が融合した、非常にクリエイティブな音源です。
・スペイン・マドリードのストリートで見かけたパイプドラムをヒントに自作された音源
・ゴム製のバチで叩くことで生まれる独特なプラスチック音が特徴
・5段階のベロシティレイヤーを採用し、強弱のニュアンスも表現可能
・音色はシンプルで素朴、それでいてクセになる個性を持つ
・クラシックやアンビエント、ローファイにも意外と合う
この音源は、ただのネタではなく、発想次第で幅広い音楽に使えるポテンシャルを秘めています。
ありきたりな音源に飽きた方や、作品に個性を出したい方は、一度触れてみる価値ありです。