
リアルなブラス音源を探しているけれど、打ち込みの煩雑さや表現力の限界に悩んでいませんか?
ノーキースイッチ設計で直感的に扱え、自然なブレスや抑揚まで再現可能です。
この記事では、その魅力や活用法を詳しくご紹介します。
CONTENTS
Orb Brass Bundle:演奏感と躍動感にこだわったブラス音源集
「Orb Brass Bundle」は、アメリカ・テキサス州オースティンにあるOrb Studiosで収録された、本格的なブラス音源ライブラリです。
このバンドルは以下の2つの製品を含み、いずれも「演奏ベースのサンプリング」によって高い音楽的表現力を実現しています。
- Orb Trumpets(トランペット)
- Orb Horns and Bones(ホルン&トロンボーン)
それぞれのライブラリについて、特徴を詳しく見ていきましょう。
Orb Trumpets:演奏に基づく自然なトランペット表現
- 2本のトランペットによるアンサンブル収録
- 小規模編成でソロ〜アンサンブルまでリアルな音像を表現
- 演奏ベースのサンプルから構築
- あらかじめ収録されたフレーズから抽出した素材をもとに、自然なフレーズ感を再現
- キー切り替え不要の“Adventure”方式
- ノーキースイッチで、演奏に合わせてベロシティやモジュレーションを使うだけ
- ベロシティ1〜100:短めのアタック
- ベロシティ101〜127:より太くて長めのアタック(サステイン)
- 収録パッチ
- Adventure Workhorse(定番汎用パッチ)
- FFF Sus Layer(フォルテシモ専用サステイン)
- Stac & Stacmo(スタッカート&スタッカティシモ)
- 各パッチにはフィルターなしバージョンもあり
- 収録環境と音質
- 比較的ドライに収録 → 外部リバーブとの相性が良く、扱いやすい
- 48kHz / 24bitで録音、NCW形式で圧縮(240MB)
Orb Horns and Bones:中低域を支えるホルンとトロンボーン
- 構成と収録
- 4本のフレンチホルンと2本のトロンボーンによる編成
- トランペットと同様、Orb Studiosにて自然なポジション配置で収録
- 演奏ベースの自然なアーティキュレーション
- キースイッチなし、ベロシティだけで音色・奏法が切り替わる
- ベロシティ1〜97:軽めのアタック(速いパッセージに適する)
- ベロシティ98〜127:マルカート気味で「着地」に最適な重さ
- モジュレーションホイールでダイナミクス制御
- 演奏にダイナミックな抑揚を加えるのも簡単
- 収録パッチ
- Orb Horns/Orb Bones(通常音源)
- FFF Sus(フォルテシモのサステイン追加レイヤー付き)
- フィルターなしバージョンも同梱
- 実用的なサウンド設計
- ミックスの中で埋もれない明瞭さと、コードや旋律での自然な調和
- ドライ収録&調整可能なホールIRリバーブ付き
- 420MB(NCW圧縮)、Kontakt 5.8.1以上が必要(Free版非対応)
Orb Brass Bundleの使い方・活用法
「Orb Brass Bundle」は単に“音がいいブラス音源”というだけではありません。
その真価は、実際の作曲・アレンジ作業の中でどれだけ直感的に、そして表現力豊かに活用できるかにあります。
ここでは、具体的な活用シーンと、そのための使い方のヒントを紹介します。
活用法一覧:
- 映画やゲームの劇伴における“生きたブラスセクション”として使用
- 抑揚やニュアンスをベロシティとモジュレーションホイールだけでコントロールできるため、ドラマティックな展開の多い劇伴に最適
- オーケストラの中でしっかり存在感を保つ、立ち上がりの早い音像
- ポップスやジャズにおけるホーンセクションの打ち込みにも対応
- トランペットのスタッカートやトロンボーンのアクセントを活かし、アンサンブルフレーズの構築がスムーズ
- Sasaki Trumpetでソロラインを歌わせることで、メロディに生命感を加えられる
- ノーキースイッチ構造による作業効率の向上
- 鍵盤操作がシンプルになり、DAW上でのストレスが激減
- サウンド切り替えのためのレイヤー設計が不要で、作曲に集中できる
- リバーブ設計の自由度が高く、ジャンルに応じた空間演出が可能
- ドライ収録だからこそ、外部プラグインで思い通りのホール感を作れる
- スコア全体のミックスに溶け込みやすく、扱いやすい
- 教育現場やワークショップでのデモンストレーション用途
- 演奏者視点のフレーズ感が内包されており、サンプルでありながらリアルな表現を伝えられる
- 音楽教育において、アンサンブルやダイナミクスのレッスン用音源としても有用
Orb Brass Bundleがおすすめな人
「Orb Brass Bundle」は、ブラス音源としての完成度だけでなく、使いやすさや演奏感においても高く評価されている製品です。
以下では、特にこの音源がマッチするユーザー層を具体的に紹介します。
こんな方におすすめです:
- 劇伴作曲家・映像音楽制作者
- 急な展開にも自然に追従できるフレージングと、キースイッチ不要の設計が、タイトな納期の現場で真価を発揮
- ドライ音源で空間設計が自由自在。映像に合わせた空気感作りがしやすい
- DAW初心者〜中級者のコンポーザー
- 複雑な操作や音色切り替えの設定不要。ベロシティとモジュレーションホイールだけで表現が完結するため、学習コストが低い
- 音楽的にまとまりやすいサンプル構成のため、作曲に集中できる
- アンサンブルの打ち込みが苦手な人
- “演奏ベース”のサンプリングだから、複数のノートを鳴らすだけで自然なフレーズ感が出せる
- ベロシティだけでアタックの強弱をコントロールできるので、楽器ごとの役割分担もつけやすい
- 音源選びにこだわるプロデューサー
- 単体でも十分な存在感を放つ音質で、ミックスに埋もれず、サウンドとしても主張が強い
- リアルかつ汎用性の高い音源なので、ジャンルを問わず長く使える投資価値がある
- ブラスを“演奏”したいと感じている作曲者
- 単なる音のトリガーではなく、呼吸やニュアンスが感じられる演奏的アプローチが可能
- ライブ収録されたような躍動感をMIDIデータで再現できるため、感情のこもったトラックが作れる
動作環境
Orb Brass Bundleは、Mac / Windows 両対応のKontaktライブラリです。
安定した動作と快適なパフォーマンスを得るために、以下のシステム要件を満たしている必要があります。
■ Mac環境
- 対応OS:macOS 10.14以降
- アーキテクチャ:64bit
- CPU:Intel Core i5 または Apple M1(ネイティブ対応)
- メモリ:4GB以上(推奨6GB以上)
■ Windows環境
- 対応OS:Windows 10以降
- アーキテクチャ:64bit
- CPU:Intel Core i5 または同等のプロセッサ
- メモリ:4GB以上(推奨6GB以上)
まとめ:Musical Sampling「Orb Brass Bundle」演奏者のフレーズから生まれた革新的ブラス音源!リアルな抑揚・自然な響き・操作の簡単さで映像音楽やポップス制作を劇的にレベルアップさせるブラスサウンド|DTMプラグインセール
この記事では、Orb Studios収録の高品質ブラス音源「Orb Brass Bundle」の内容を解説しました。
以下が要点です。
- Orb Trumpets、Horn & Bones、Sasaki Trumpetの3製品をバンドル
- キースイッチ不要で、ベロシティとモジュレーションのみで表現が可能
- “演奏ベースのサンプリング”により、自然なフレージングと躍動感を再現
- 映像音楽からポップスまで幅広い用途に対応
- 初心者にも扱いやすく、プロの現場でも即戦力
→ ブラスを単なる「音色」ではなく「楽器」として使いたい人にこそおすすめです。
今お使いのブラス音源に物足りなさを感じているなら、ぜひ一度チェックしてみてください。