Solid State Logic「SSL Native Essentials Bundle」SSL 9000KとGバスコンプレッサーのサウンドをDAWに完全再現！EQからコンプレッションまで、ただのエフェクトじゃない、音の本質が変わるプラグイン

自宅のDAW環境でもプロの音を出したい

そんな願いを叶えてくれるのが、SSL Native Essentials Bundleです。

伝説的なSSLコンソールのサウンドと操作感を再現し、誰でも手軽に“レコードのような音”に近づけるこのバンドル。

この記事では、2つのプラグインの特徴や具体的な活用法、どんな人におすすめかを詳しく紹介していきます。

SSL Native Essentials Bundle：プロの音をDAWに再現する定番プラグインセット

SSL Native Essentials Bundleは、世界的に有名なコンソールメーカー「Solid State Logic（SSL）」が提供する、ミックスの要ともいえる2つの高品質プラグインをまとめたバンドルです。

このバンドルに含まれるのは、以下の2つのプラグイン

• SSL Native Channel Strip 2
• SSL Native Bus Compressor 2

どちらもSSL伝統のアナログサウンドを再現しつつ、現代のDAW環境に最適化された機能が詰め込まれています。

SSL Native Essentials Bundleの価格

SSL Native Channel Strip 2：SSL 9000Kを忠実に再現

SSL 9000Kコンソールのチャンネルストリップを忠実に再現したプラグインで、音作りの土台として欠かせない機能が詰まっています。

• 4バンドのパラメトリックEQ
  • 中域（LMF, HMF）はパラメトリック
  • 低域（LF）と高域（HF）はシェルビングで、ベルカーブにも切替可能
  • EQはEシリーズとGシリーズのキャラクターを切替可能
• フィルター機能
  • ハイパス、ローパスフィルターを搭載
  • ダイナミクスのサイドチェインにも適用可能
• ダイナミクスセクション
  • コンプレッサーとゲート／エクスパンダーを搭載
  • コンプレッサーはソフトニー／ハードニーの切り替えが可能
  • アタック（速い／遅い）切り替え、独立したサイドチェインも備える
• 柔軟なシグナルフロー
  • 各モジュールの処理順を自由に変更可能
• その他の特徴
  • SSL独自の「Anti-Cramping」技術を搭載し、デジタルEQ特有の不自然な音質を回避
  • 外部サイドチェイン入力に対応
  • SSL 360°との統合により、ハードウェアコントローラー「UC1」「UF8」と連携可能

SSL Native Bus Compressor 2：ミックスに“接着剤”を加える伝説のバスコンプ

世界中のエンジニアから愛され続けているSSL Gシリーズ・バスコンプレッサーを、デジタルで忠実に再現したプラグインです。

• “グルー感”を生み出す設計
  • ミックス全体をひとつにまとめる“のり”のような効果を持つ
  • ダイナミクスの自然さを保ちながら、全体を引き締める
• シンプルかつ柔軟な操作
  • アタック、リリース、レシオ（圧縮比）を自在にコントロール
  • 見た目はシンプルでも、深いコントロールが可能
• パラレルコンプレッション対応
  • ドライ／ウェットの信号ブレンドにより、並列圧縮が可能
• サイドチェイン・ハイパスフィルター
  • 低域によるコンプレッションの“ポンピング”を軽減
• ハードウェア連携
  • SSL 360°を介して、ハードウェア・サーフェス（UC1、UF8）と連携し直感的な操作が可能

SSL Native Essentials Bundleの使い方・活用法

SSL Native Essentials Bundleは、その高い音質と柔軟性から、プロ・アマ問わず多くのクリエイターに愛用されています。

しかし、単にプラグインを挿すだけでは、そのポテンシャルを最大限に活かしきれません。

ここでは、より効果的にこのバンドルを活用するための具体的な方法を紹介します。

ミキシング工程での効果的な使い方

• ボーカル処理にChannel Stripを使う
  EQで中高域の明瞭度を調整し、コンプレッサーで音量のばらつきを抑えることで、ボーカルがミックスの中でしっかり前に出てくるように調整できます。
  特にE/Gシリーズの切り替えは、曲調に合わせた音作りに役立ちます。
• ドラムバスにBus Compressorを使う
  SSL特有の「グルー感」が得られるバスコンプは、ドラムパートの一体感を高めます。
  アタックを少し遅めに設定することで、スネアやキックのアタックをしっかり残しつつ、全体をまとめることができます。
• サイドチェインEQを活用したトラック整理
  Channel Strip 2のフィルターやサイドチェイン機能を活かすことで、他のパートとぶつかり合う周波数帯を避けながら、ミックスの透明感を維持できます。
  たとえば、ベースの低域をキックに反応するように設定することで、ローエンドの濁りを解消できます。
• マスタリング前のバランス調整にも有効
  全体のバランスを取る段階でBus Compressorを軽くかけることで、仕上がりがより「プロっぽい」音になります。
  Dry/Wetの並列処理を使うことで、原音の良さを損なわずに圧縮感を加えることができます。
• ハードウェア連携で作業効率を向上
  SSL 360°と連携させれば、専用コントローラー（UC1やUF8）で直感的な操作が可能になります。
  マウス操作よりもスピーディーかつ正確な調整ができ、制作スピードが格段に向上します。

SSL Native Essentials Bundleがおすすめな人

SSL Native Essentials Bundleは、誰にでも合う万能なプラグインではありません。しかし、特定のニーズや目的を持ったユーザーにとっては、これほど頼もしいツールはありません。ここでは、このバンドルが特におすすめな人のタイプを具体的に紹介します。

こんな人にぴったりのバンドルです

• SSLサウンドをDAWで再現したい人
  アナログSSLコンソールのサウンドに憧れているが、実機に触れる機会がない人にとって、このバンドルは理想的なソリューションです。
  特にChannel Strip 2は、9000Kの特徴をそのまま再現しています。
• ミックスの“完成感”に物足りなさを感じている人
  ミックスが「何か足りない」と感じている人にとって、Bus Compressor 2の“グルー感”は目から鱗の体験になります。
  ミックス全体が1つにまとまることで、より商業的なサウンドに近づけます。
• コンプレッサーの使い方を学びたい初心者
  シンプルな操作性ながら、基本〜応用までしっかり対応できる設計なので、圧縮処理の基本を実践で学ぶには最適です。
  視覚的な変化よりも“音で覚える”タイプの人に向いています。
• ジャンルを問わず対応できる万能な音作りを求める人
  ロック、ポップス、EDM、ヒップホップなど、ジャンルを選ばない柔軟な音作りが可能。
  EQの特性切り替えや多様なコンプレッション設定により、幅広いスタイルに適応できます。
• ハードウェア連携による作業効率を重視する人
  SSL UC1やUF8といったコントローラーを使用している、または購入を検討している人には特におすすめ。
  ソフトとハードの統合で、プロの作業環境に近づけます。
• CPU負荷を抑えつつ高音質を求める人
  多機能ながら比較的軽量な動作を実現しており、古めのPC環境でも安定して使える点は大きなメリット。
  トラック数が多いセッションでも安心です。

動作環境と互換性

まとめ：Solid State Logic「SSL Native Essentials Bundle」SSL 9000KとGバスコンプレッサーのサウンドをDAWに完全再現！EQからコンプレッションまで、ただのエフェクトじゃない、音の本質が変わるプラグイン｜DTMプラグインセール

SSL Native Essentials Bundleの記事ではこんな内容をお届けしました。

• Solid State Logicの伝統を継承する2つのプラグインの機能解説
• Channel Strip 2とBus Compressor 2の特徴と活用法
• 実際の制作現場でどう使うべきかの具体的なアドバイス
• このバンドルが特におすすめなタイプのユーザーの整理

一言で言うと、プロの音をDAW内で実現したいなら、このバンドルは外せません。

EQやダイナミクス処理の基本を学びたい人から、SSLサウンドを再現したいベテランまで、幅広く対応できる柔軟性と音質の良さが魅力です。

導入後の効果を最大化するためには、ミックスの目的やジャンルに応じて機能を使い分けることがカギとなります。

記事を読んで興味が湧いた方は、実際に自分の音源で試してみてください。
理想のサウンドに一歩近づけるはずです。