
1912年に生まれた、少し不思議な弦楽器「Marxophone」
そのノスタルジックで金属的な響きを、現代の制作環境で扱えるサンプルライブラリです。
フォークにもシネマティックにも溶け込む、個性的なサウンドを手軽に取り入れられます。
Marxophone:20世紀初頭の響きを、いまの制作環境に
Marxophoneは、2オクターブ分のダブルメロディ弦を備えた鍵盤式のツィターです。
キーはCメジャー。
演奏時は、上部の金属ハンマーが弦を叩く仕組みになっています。
フレットがないため、独特の揺らぎと柔らかな倍音が生まれます。
音のキャラクターは次のような印象です。
・金属的で軽やかなアタック
・余韻に広がる繊細な倍音
・どこかアンティークな空気感
・フォークにもシネマティックにもなじむ質感
懐かしさと実験性が同居する音。
現代のトラックに重ねると、ぐっと個性が立ちます。
収録パッチについて
このライブラリには、6種類のパッチが収録されています。
・hammer
・pick
・pick(unison)
・swarm 1
・swarm 2
・swarm 3(black hole strings)
それぞれの特徴を整理します。
hammer
Marxophone本来の金属ハンマー奏法。
最もクラシックなサウンドで、軽快なメロディやリズムに適しています。
pick
ピックによるプラック音。
やや柔らかく、フォークやアコースティック寄りのアレンジに馴染みます。
pick(unison)
ユニゾンで厚みを持たせたバージョン。
単音でも存在感が出るため、主旋律に使いやすい音色です。
swarm 1 / swarm 2
複数の弦が重なり合うような広がりのあるテクスチャ。
アンビエントやシネマティック用途に向いています。
swarm 3(black hole strings)
より深く、空間的な広がりを持つパッチ。
実験的なサウンドスケープにも活躍します。
クラシックな弾き物から、幻想的なパッド的テクスチャまでカバーできる構成です。
内蔵機能とサウンドコントロール
音作りの自由度も、しっかり確保されています。
・コンボリューション・リバーブ搭載(Kontakt版のみ)
・ADSRエンベロープをフルコントロール可能
・レベル調整ノブ
ADSRを調整することで、
・アタックを強調してパーカッシブに
・サステインを伸ばしてパッド風に
・リリースを長くして幻想的に
といった音作りができます。
単なるサンプル再生にとどまらず、楽曲に合わせて細かく調整できるのが魅力です。
どんな制作に向いているか
Marxophoneは、単なる“珍しい楽器”ではありません。
楽曲に独特のニュアンスを加えるための、実用的な音源です。
特に相性が良いのは次のようなジャンルです。
・フォーク、アコースティック系
・映画音楽、劇伴
・アンビエント
・実験音楽
・インディーポップ
例えば、
・アコギのバッキングに薄く重ねて透明感を出す
・ピアノとユニゾンでメロディに奥行きを加える
・Swarm系でイントロに空気感を作る
使い方次第で、曲の印象が大きく変わります。
「どこか違う」と感じさせるアクセントとして、非常に有効です。
対応フォーマット
3種類のフォーマットが用意されています。
・Decent Sampler(無料プラグイン)
・Kontakt(Native Instruments Kontakt 5.8.1以上のフル版に対応)
・SFZ(Plogue Sforzandoでテスト済み)
制作環境に合わせて選べます。
複数環境を使い分けている方にも扱いやすい仕様です。
ライブラリ仕様
基本スペックは以下の通りです。
・サンプルレート:24-bit / 48kHz
・ライブラリ容量
- Decent Sampler版:629MB
- Kontakt版:255MB
- SFZ版:629MB
容量は比較的コンパクト。
それでいて、しっかりとした音の厚みがあります。
まとめ:Decent Samples「Marxophone」マンドリンでもハープでもない独特の金属弦サウンド!20世紀初頭のアンティークな響きを現代制作に持ち込める音源|DTMプラグインセール
Marxophoneは、20世紀初頭のユニークな楽器の響きを、現代の制作環境で扱えるサンプルライブラリです。
・金属的で繊細なプラック音
・6種類の幅広いパッチ
・ADSRによる柔軟な音作り
・複数フォーマット対応
クラシックな質感と現代的なテクスチャを両立した音源。
トラックに少し違う色を加えたいとき、その存在感が際立ちます。
定番音源に少し飽きてきた方。
シネマティックな空気を足したい方。
Marxophoneは、そうしたクリエイターにとって、魅力的な選択肢になるはずです。
