KORG「KORG Collection 6」2025年追加の3楽器(TRINITY・PS-3300・SGX-2)により世代を超えるシンセサイザー博物館として完成し、KORGの伝説的サウンドを19プラグインで提供するシンセサイザー完全再現コレクション

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KORG Collection 6が2025年、ついに完成形に到達しました。

追加されたTRINITY・PS-3300・SGX-2の3機種は、世代を超えて愛される名機たち。

これにより、KORGの歴史を一つのパッケージで体験できる“シンセサイザー博物館”が完成したとも言えるでしょう。

実機と比べてどうなの？
前のバージョンと何が違うの？

そんな疑問を持つ方のために、この記事ではKORG Collection 6の新要素や再現度、各プラグインの特徴、そして他社製品との違いまで詳しく解説していきます。

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CONTENTS

KORG Collection 6とは？伝説のサウンドを再現する完全コレクション

KORG Collection 6は、KORGがこれまでリリースしてきたシンセサイザーの名機たちを、ソフトウェアとして忠実に再現した音源パッケージです。

アナログ、デジタル、PCM、ピアノなど多様なサウンドを網羅しており、あらゆるジャンルに対応できるのが特徴です。

2025年にはTRINITY、PS-3300、SGX-2の3機種が加わり、より一層“音の博物館”としての完成度が高まりました。

そのため、作曲やアレンジの幅を広げたいクリエイターにとって、非常に心強いツールとなっています。

そもそもKORG Collectionってどんなソフト？

KORG Collectionは、実際にKORGが手がけたハードウェアシンセの音や挙動を、忠実にソフトウェア化した音源群です。

単なる音色再現ではなく、当時の操作性や内部構造、エフェクトや拡張音源まで細かく再現されています。

その結果、ハードを触ったことがある方にとっても懐かしく、初めての方には新鮮な体験ができる設計になっています。

アナログ／デジタル対応：
miniKORGやMS-20のようなアナログ機種から、M1やTRITONといったデジタルワークステーションまで幅広く収録。
シンセの進化を時代順に追えるのが特徴です。

直感的なUI：
実機のパネルを模したデザインで、つまみの位置や表示も再現。
初心者でも視覚的にわかりやすく操作できます。

豊富なプリセットと拡張音源：
M1の拡張カード34種、TRINITYの追加ライブラリなど、過去の追加音源もすべて内蔵。
音作りの幅が最初から非常に広いです。

VST／AU／AAX対応：
主要DAWに対応したプラグイン形式で利用可能。
スタンドアローンとしても動作します。

軽快な動作と高音質：
独自のCMTモデリング技術により、アナログ特有の不安定さや倍音も再現しつつ、CPU負荷は軽め。
快適に制作できます。

ソフト限定の追加機能も充実：
オリジナルでは実現できなかったポリフォニック化や内蔵エフェクトの強化も多数搭載。
実用性を重視したアップデートが行われています。

KORG Collection 6で追加された新機種は？

KORG Collection 6では、KORGの歴史を語る上で欠かせない3つの機種が新たに加わりました。

それぞれ時代も音の方向性も異なりますが、いずれも高い完成度で再現されており、音楽制作の可能性をさらに広げてくれます。

TRINITY（1995年）：
シルバーボディとタッチビューGUIが特徴の先進的なワークステーション。
高品位なPCMサウンドと直感的な操作性が融合しており、ポップスから映画音楽まで幅広く対応します。

PS-3300（1977年）：
世界に50台しか存在しない超希少なアナログシンセ。
全鍵盤ポリフォニック対応で、144VCO分の分厚いサウンドを実現。
最新技術で完全再現されています。

SGX-2（KRONOS搭載音源）：
KORGのフラッグシップモデルKRONOSに搭載されたプレミアムピアノ音源。
全鍵サンプリング＋ループなしの高解像度音で、クラシックやバラードなど繊細な表現が可能です。

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TRINITYとは？時代を変えたフラッグシップ・シンセの魅力

1995年に登場したTRINITYは、それまでのワークステーションとは一線を画す革新的な機種でした。

当時としては非常に先進的なタッチパネル操作「タッチビュー」や、シルバーの筐体デザイン、そして大容量PCM音源を搭載するなど、デザイン性・操作性・音質すべてにおいて新たな基準を打ち立てました。

その結果、プロの作曲家やアレンジャーを中心に爆発的な支持を受け、後のTRITONシリーズにも多大な影響を与えています。

TRINITYの歴史と特徴をわかりやすく解説

TRINITYは「音楽制作に必要な機能すべてを1台に集約する」というコンセプトのもとに開発された、KORG初のフラッグシップ・ワークステーションです。

タッチパネル式GUIの採用により、直感的かつスピーディな操作を実現しました。

また、PCMサウンドの品質やエフェクト処理の柔軟さも当時としては非常に先進的で、他社製品と比べても一歩抜きん出た存在でした。

タッチビューGUI搭載：
液晶画面で操作するタッチ式のインターフェースを世界に先駆けて導入。
メニュー操作や音色編集が非常に効率的で、今でも使いやすさに定評があります。

大容量PCM音源：
最大24MBのサンプルを収録した高品位サウンド。
アコースティック系から電子音まで、幅広いジャンルに対応可能です。

豊富なエフェクト構成：
2系統のインサートエフェクト、1系統のマスター、1系統のトータルエフェクトを自由にルーティング可能。
音作りの自由度が高いです。

拡張性の高さ：
SOLO/TRIボードなどの拡張カードで機能を追加可能。
KORG Collection 6ではこれらの拡張音源もすべて含まれています。

デザインとブランド性：
シルバーの筐体は当時の音楽機材としては非常に目立つ存在。
TRINITYという名称にも「三位一体」の意味が込められ、シンセ、シーケンサー、エフェクトの融合を象徴しています。

TRINITYソフト版の再現度はどこまで高いのか

KORG Collection 6に収録されたTRINITYは、ハード実機のサウンドや操作性を限界まで忠実に再現しています。

内部のPCM波形、フィルター構造、エフェクト設定までも再構築されており、ソフトであることを忘れるほどのリアリティが感じられます。

また、実機にはなかった利便性や拡張性も加わっているため、現代の制作環境でも使いやすく、実践的なシンセサイザーとして活用できます。

サウンドの再現度：
すべてのオリジナルPCMデータを元に構築されており、アタック感や倍音の出方まで実機とほぼ同じ印象。
特にストリングス系やパッド系の音色は非常にリアルです。

操作パネルの再現性：
タッチビューの操作性を画面上で再現し、実機ユーザーにも違和感のない操作感。
パラメーターの配置や画面遷移もほぼ当時のままです。

拡張音源の完全収録：
TRINITY SOLO/TRIなど、別売だった拡張ボードの音源ライブラリもすべて収録。
ハード版ユーザーでも新鮮に感じられるほどの充実ぶりです。

ソフト版ならではのメリット：
複数立ち上げ、DAW内オートメーション、MIDIマッピングの自由度など、実機では不可能だった活用法が実現。
制作の効率が格段に向上します。

PS-3300とは？“幻”のアナログシンセを現代に蘇らせた理由

PS-3300は1977年から1981年のわずか5年間に約50台しか生産されなかった、非常に希少なアナログシンセサイザーです。

すべての鍵盤がポリフォニック対応という驚異的な仕様により、当時としては信じられないほど厚みのあるサウンドを実現していました。

その希少性と音のインパクトから“幻の名機”と呼ばれ、今では市場にほとんど出回ることのない伝説的存在です。

KORG Collection 6では、この機種をソフトウェアで完全再現するという挑戦が見事に実現されています。

PS-3300のスペックと当時の希少性

PS-3300は、同時代のアナログシンセとは一線を画す構造を持っていました。

最大の特徴は、音源モジュールが3基搭載されており、それぞれに独立したフィルターやアンプを持つ点です。

全鍵盤で独立した発音が可能な「全鍵ポリフォニック」仕様により、他のアナログシンセでは真似できない重厚なサウンドを生み出していました。

全鍵盤ポリフォニック対応：
通常のアナログシンセでは数音までしか同時発音できない中、PS-3300はすべての鍵盤で同時に発音可能。
コードや和音演奏でも一切の妥協がありません。

3系統の音源モジュール：
3つのPSU（音源部）が独立して搭載されており、それぞれに14VCO／14VCF／14VCAを装備。
実質的にはMS-20を144台並べたような音の分厚さを実現します。

独立モジュール構造：
各音源ユニットがパッチング可能で、モジュラーシンセのように柔軟なルーティングが可能。
実験的な音作りにも対応できます。

市販台数は約50台のみ：
1977〜1981年に製造された数はごくわずか。
今では博物館や個人コレクターが保有する程度で、ほぼ入手不可能です。

現代でも通用する音の個性：
アナログ特有の太さと揺らぎに加え、構造的な複雑さが独特の質感を生み出します。
他に代えの効かない唯一無二の存在です。

KORGの再現技術が本気すぎる理由

KORG Collection 6におけるPS-3300の再現は、単なるソフト音源の枠を超えた技術の集大成とも言えます。

実機の複雑なモジュール構成を1からモデリングし直し、アナログ回路のクセや不安定さまで忠実に再現しています。

さらに、ソフトウェアならではの拡張機能も追加され、現代の制作環境でも十分に活用できる仕上がりとなっています。

CMT（Component Modeling Technology）による回路再現：
KORG独自のCMT技術で、アナログ回路を部品レベルでシミュレーション。
発音のクセや倍音の出方、歪み方まで驚くほどリアルです。

GUIでの視認性と操作性：
複雑な構成ながら、グラフィカルなインターフェースで全体像が把握しやすい。
初心者でもPS-3300の魅力に触れやすくなっています。

パッチング機能の自由度：
オリジナル機同様のパッチング構造を再現。
自分だけの音作りを楽しめる柔軟性があります。

音作りにおける厚みと深さ：
3系統の音源によるレイヤーが、奥行きのある立体的なサウンドを実現。
シネマティックやアンビエント系の制作でも圧倒的な存在感を放ちます。

拡張性と軽快な動作の両立：
複雑な構造でありながら、CPU負荷を抑えた最適化設計。
最新のDAWでも安定して使えます。

SGX-2の実力とは？KRONOSにも搭載された至高のピアノ音源

SGX-2は、KORGのフラッグシップワークステーション「KRONOS」や「NAUTILUS」に搭載されていたプレミアムピアノ音源です。

一流のコンサートグランドピアノを複数台サンプリングし、ループを使わずに全鍵盤ごとのステレオサンプルを収録しているのが特徴です。

KORG Collection 6では、このSGX-2がソフトウェアとして単体化され、ピアノ音源としてもプロフェッショナルなクオリティを提供しています。

そのため、シンセサイザーに留まらず、本格的なピアノ音を必要とする作曲家やアレンジャーからも高く評価されています。

SGX-2と他のピアノ音源の違いとは？

SGX-2は単なる「リアルなピアノ音源」ではなく、演奏のニュアンスや空気感までも再現するための工夫が凝らされています。

とくにクラシック、ジャズ、映画音楽のようにピアノの繊細さが求められる場面で、その真価を発揮します。

全鍵盤ステレオサンプリング：
88鍵すべてを個別にステレオ収録しており、各鍵盤の音のキャラクターを忠実に再現。
演奏時のリアリティが格段に違います。

ループなしの自然な減衰：
通常のピアノ音源では音をループさせて長さを稼ぎますが、SGX-2では録音そのままの減衰が得られます。
音が自然に消える感覚がリアルです。

共鳴音とペダルノイズの再現：
ペダルの踏み方による共鳴、リリース時の音の変化、鍵盤ノイズまで再現。
演奏の細かいニュアンスまで表現できます。

録音されたピアノの種類が豊富：
スタインウェイ系やヤマハ系など、複数のコンサートグランドを収録。
ジャンルや曲調に合わせて選べる柔軟性があります。

CPU負荷の最適化：
高音質なまま軽快に動作するよう設計されており、大規模な楽曲制作にも対応できます。

ピアノ音の表現力と使いどころを解説

SGX-2は、音の美しさだけでなく、演奏者のタッチや感情をダイレクトに音へ変換してくれる「反応の良さ」が魅力です。

そのため、メロディラインを支える重要なパートや、ソロピアノのように1音1音を丁寧に聴かせたいシーンで、非常に効果的に使うことができます。

バラードや映画音楽との相性が抜群：
音の余韻や繊細な響きが美しく、感情表現を引き立てます。
メロウな楽曲制作におすすめです。

ピアノソロやクラシックにも対応：
打鍵の強弱やペダル操作が正確に反映されるため、生演奏に近い表現が可能です。
プロピアニストによるリアルタイム演奏にも十分耐えられます。

ジャズやR&Bでの使い方も◎：
中低域の鳴りがしっかりしており、グルーヴを意識したプレイにも対応可能。
コード感やリズムの“ノリ”をしっかり表現できます。

レイヤーやエフェクトにも馴染みやすい：
他のシンセ音やストリングスと重ねても埋もれにくく、空間系エフェクトとも相性良好。
アンサンブルの中でも主張できる音質です。

DTM初心者でも扱いやすい設計：
音色選びや設定がシンプルで迷いにくく、すぐに良い音で録音が可能。
シンセの操作に慣れていない方にも向いています。

KORG Collection 6に収録された19種類のプラグインを紹介

KORG Collection 6には、アナログからデジタル、PCM、物理モデリング、ピアノ、オルガン、リズムマシン、エフェクトまで、さまざまなカテゴリのソフト音源が19種類以上収録されています。

そのため、ジャンルや用途に応じて自由に組み合わせることができ、1つのパッケージで多彩な音作りが可能になります。

ここでは、収録されている主なプラグインを一覧で紹介します。

スクロールできます

プラグイン名	カテゴリ	特徴概要
TRINITY	PCMワークステーション	高品位なPCM音と拡張性の高いシーケンサー
PS-3300	アナログシンセ	全鍵盤ポリフォニックの超希少モデル
SGX-2	ピアノ音源	全鍵ステレオサンプル収録の高精細ピアノ
TRITON / TRITON Extreme	PCMワークステーション	2000年代の定番サウンド、真空管エフェクト搭載版もあり
ARP ODYSSEY	アナログシンセ	デュオフォニック対応、ARP社の伝説的モデル
ARP 2600	アナログシンセ	セミモジュラー構造で自由度の高い音作り
MS-20	アナログシンセ	粘りのあるフィルターと独特なサウンドが特徴
Polysix	アナログシンセ	暖かみのあるストリングス音と6音ポリ
Mono/Poly	アナログシンセ	4VCOによる厚みのあるサウンド、ソロにもコードにも対応
M1	PCMシンセ	ヒット曲で多用されたピアノ・ストリングス音など
WAVESTATION	ベクターシンセシス	ベクター合成による進化系パッドサウンド
Prophecy	物理モデリング	個性的なソロ音源、演奏表現が豊か
miniKORG 700S	アナログシンセ	KORG初の量産型シンセ、1974年製の味わいある音
microKORG	アナログモデリング	定番のボコーダー付き小型シンセ
ELECTRIBE-R	リズムシンセ	グルーヴ感のあるビート作成に強み
KAOSS PAD	エフェクト	タッチパッド操作のリアルタイムFX
VOX Super Continental	コンボオルガン	60年代ロックに欠かせないヴィンテージオルガンサウンド
EP-1	エレピ音源	フェンダーローズ系の温かみあるサウンド
MDE-X	マルチエフェクト	軽量で高品質なエフェクト群を多数搭載

アナログシンセとデジタルシンセの違いと使い分け

KORG Collection 6に含まれるプラグインは、アナログ系とデジタル系の両方が含まれており、それぞれに得意なジャンルや特徴があります。

それぞれの性格を理解することで、曲に合った音作りがしやすくなります。

アナログシンセ（例：MS-20、Polysix、Mono/Poly）：
太く温かみのある音が特徴で、リード、ベース、パッドに適しています。
音に揺らぎや不安定さがあり、人間味を演出できます。

デジタルPCMシンセ（例：M1、TRINITY、TRITON）：
リアルな楽器音やデジタル独特の明瞭さが魅力。
ピアノ、ストリングス、ブラスなど多彩な音色がプリセット済みで即戦力になります。

ベクターシンセ・物理モデリング（例：WAVESTATION、Prophecy）：
複雑な変化のある音色や演奏ニュアンスを重視した音作りに最適。
アンビエントやソロ演奏向けです。

エフェクト＆リズム系（例：KAOSS PAD、ELECTRIBE-R、MDE-X）：
トラックメイキングやライブパフォーマンスの演出に便利。
リアルタイム性とユニークな効果が得られます。

音源ごとに向いているジャンル一覧

KORG Collection 6は、収録されたプラグインそれぞれに“得意ジャンル”があります。

用途に合った音源を選ぶことで、制作の効率と仕上がりが大きく変わります。

M1：
80〜90年代ポップス、ハウス、ユーロビート。
定番ピアノとストリングスが主力です。

MS-20：
エレクトロ、テクノ、Lo-fiビート。
荒々しいベースやノイジーなリードに最適です。

TRINITY / TRITON：
映画音楽、R&B、バラード。
繊細で表現力豊かなPCM音源が映えます。

WAVESTATION：
アンビエント、シネマティック系、現代音楽。
動きのあるパッドや効果音向けです。

miniKORG 700S / Polysix：
70〜80年代ロックやフュージョン。
レトロなリードやブラスサウンドが作れます。

SGX-2：
クラシック、バラード、ソロピアノ。
高解像度なピアノ音源が活躍します。

microKORG / Prophecy：
EDM、ダンスミュージック、HIPHOP。
派手なリードやボコーダー、モダンなベース音に対応。

KAOSS PAD / ELECTRIBE-R：
ライブ演出、リミックス、エフェクト重視の楽曲。
リアルタイムコントロールに強いです。

実機とソフト版の違いとは？音質・操作性を比較

KORG Collection 6の最大の特徴は、実機の持つ魅力をソフトウェア上で限りなく再現している点です。

しかし、実際に触れてみると「実機とまったく同じ」ではなく、それぞれに異なる良さと注意点があります。

そのため、購入前に両者の違いを理解しておくことで、自分に合った使い方が見えてきます。

ソフト版のメリットとデメリット

ソフト版にはハードウェアにはない利便性や柔軟性がありますが、一方で物理的な操作感や“鳴り”に違和感を覚える方もいるかもしれません。

用途や好みによって評価が分かれるポイントです。

メリット：
コストパフォーマンスが圧倒的に高い
1台数十万円する実機を、パッケージ1つで網羅できるため非常に経済的です。
初心者にも手が届きやすく、導入のハードルが低いです。

持ち運び・設置スペース不要
ノートPC1台にすべてを収められるため、狭い部屋や移動先でもすぐに作業できます。
ライブ環境でも扱いやすいです。

複数立ち上げ・重ね掛けが可能
同じ音源をいくつでも同時使用できるため、レイヤー構成や音の厚みが自在に調整できます。
DAWとの連携で制作効率もアップします。

保存や再現が簡単
プロジェクト単位で音色を完全保存できるため、後から再現・編集がしやすいです。
アレンジ変更にも強いです。

エフェクト・拡張機能が豊富
実機ではオプションだった拡張カードや追加エフェクトがすべて統合。
プリセットの数も圧倒的です。

デメリット：
音の立ち上がりや空気感に違いがある
特にアナログ機種では、ハード特有の“粗さ”や“揺らぎ”を完全に再現するのは難しく、一部のユーザーには物足りなく感じられるかもしれません。

ノブや鍵盤の感触がない
物理的な操作によるインスピレーションが得られず、マウス操作では没入感に欠ける場合があります。

PCスペックに依存
高音質な音源を多数使用すると、CPUやメモリへの負荷がかかりやすく、スペックが不足すると動作に支障が出る可能性があります。

アナログ機器との連携がやや面倒
MIDIやCVとの接続が必要なハード機材と比べると、ソフト単体での演奏や同期には制限があります。

実機ユーザーが語る使用感のリアルな声

実機を長年使ってきたユーザーにとって、KORG Collection 6はどのように感じられるのでしょうか。

いくつかの実際の声から、ソフト版の再現度と使い勝手について見えてくるものがあります。

「TRITONの中域の押し出し感がそのまま」
実機所有者の中には、ソフト版でも“あの中音のガッツ”をしっかり感じるという意見があります。
サウンドの立体感も申し分ないとの声が多くあります。

「MS-20のクセのあるフィルターも忠実」
アナログ特有のフィルターの暴れ具合まで再現されており、エッジの効いたベースやリードがしっかり作れると評価されています。

「WAVESTATIONのベクター操作が超快適」
ソフト化されたことでベクター軸の操作がマウスで直感的にでき、音色変化がより扱いやすくなったという声もあります。

「PS-3300の音の厚みには驚いた」
再現が難しいと言われたPS-3300も、「思った以上に太い音が鳴る」と驚かれることが多く、特にシネマティック系作曲家から高評価を得ています。

「物理つまみは恋しいけど制作効率は圧勝」
ノブを手で回す操作感は恋しいが、時短や作業スピードの面ではソフトが圧倒的に勝るという実用派の意見も目立ちます。

KORG Collection 6は初心者にもおすすめできる？

KORG Collection 6は、プロ向けの高品質な音源を多数収録している一方で、シンセサイザー初心者にも扱いやすいように設計されています。

視覚的にわかりやすいUIや、すぐに使える高品質なプリセット、シンプルな導入手順など、最初の一歩を後押ししてくれる配慮が随所に見られます。

そのため、「初めてのソフトシンセを探している」「ハードを触ったことがない」という方にも、自信を持っておすすめできる内容になっています。

直感的なUIと操作のしやすさを検証

KORG Collection 6の各音源は、オリジナルのハード機に近い操作画面を再現しているため、音作りの手順が自然に理解しやすくなっています。

また、ソフトならではの工夫によって、難しい操作をしなくても十分なサウンドがすぐに得られるのも大きな魅力です。

実機を模したインターフェース：
ノブやスイッチの配置、画面表示などが実機と同様に設計されており、視覚的に迷いが少ないです。
シンセの構造を学ぶ教材としても優れています。

豊富なプリセットが初期状態で収録：
膨大な数の音色があらかじめ用意されており、音作りをしなくても曲に合う音をすぐに使えます。
まずはプリセットを選ぶだけで十分活用可能です。

簡単に呼び出せるブラウザー機能：
ジャンルや楽器カテゴリ別にプリセットを絞り込めるブラウザが搭載されており、目的の音色を探す手間がかかりません。

分かりやすいパラメーター名称：
難解な専門用語を避け、誰でも理解できる日本語表示のパラメーター設計。
「カットオフ」「リリース」など基本的な部分から感覚的に操作できます。

サンプルの試聴も簡単：
ブラウザ画面で試聴しながら選択可能なため、「実際に音を出すまでが速い」という声も多いです。

DAWとの連携方法と対応フォーマット

KORG Collection 6は、主要なDAW環境に幅広く対応しており、初心者でも導入や使用に戸惑うことが少ない設計になっています。

プラグイン形式での使用はもちろん、スタンドアローンでも起動できるため、まだDAWに慣れていない人でも安心です。

VST3 / AU / AAXに対応：
Cubase、Logic Pro、Ableton Live、Studio One、Pro Toolsなど主要なDAWに正式対応。
WindowsとMacの両方で利用できます。

64bit対応のみの設計：
古い32bit環境では動作しませんが、最新PCでは安定して使えるため、長く安心して使えます。

スタンドアローン起動も可能：
DAWを使わずにKORG Collection単体で立ち上げて使用することも可能。
MIDIキーボードを接続すれば、気軽に音出しや練習ができます。

DAW側での認識もスムーズ：
各音源は個別にインストール・管理でき、DAW側で自動認識される設計。
初心者でもプラグイン挿入に迷うことが少ないです。

オートメーション・MIDIマッピングも対応：
つまみの動きをDAWで自動記録したり、MIDIコントローラーに自由に割り当てたりと、音作りの幅が大きく広がります。

他社ソフトシンセと比較してどうなのか？

KORG Collection 6は、Native InstrumentsやArturia、Spectrasonicsなどの他社ソフトシンセと比べても、非常に完成度が高く、独自の価値を持つ音源パッケージです。

特に“実機を忠実に再現すること”にフォーカスしている点が特徴で、オリジナルハードウェアのサウンドや操作性を尊重した作りが強みとなっています。

そのため、実機経験者やリアルなシンセ体験を求めるユーザーから高い支持を得ています。

どんな人にKORG Collection 6が向いているか

KORG Collection 6は、誰にでも合う万能ソフトではありませんが、特定の目的や価値観を持った人にとっては、非常に強力な武器になります。

自分の制作スタイルに合うかどうかを見極める際の参考にしてください。

実機に思い入れがある方：
過去にTRITONやM1、MS-20などの実機を使用していた方は、音と操作感に深く共感できます。
当時の感動をもう一度体験できるはずです。

名機の“音のキャラ”が好きな方：
1音1音に個性があり、トラックに強い色を出せる音源を探している方に最適。
「普通の音じゃ物足りない」という人に向いています。

シンセの構造を学びたい初心者：
見た目も内部構造もリアルに再現されているため、学習用としても優れています。
音作りの基本が身につきやすいです。

DAWで音源を完結させたい方：
パソコン1台で20機種近くの音源が扱えるため、ハード機材を揃える必要がありません。
省スペースでプロ品質の制作が可能です。

ジャンルを問わず幅広く対応したい方：
シンセ系だけでなく、ピアノ、オルガン、リズムマシン、エフェクトまで網羅。
ポップス、R&B、シネマティックなどさまざまな制作に対応できます。

まとめ：KORG「KORG Collection 6」2025年追加の3楽器(TRINITY・PS-3300・SGX-2)により世代を超えるシンセサイザー博物館として完成し、KORGの伝説的サウンドを19プラグインで提供するシンセサイザー完全再現コレクション｜DTMプラグインセール

今回の記事では、「KORG Collection 6」がいかにして“世代を超えるシンセサイザー博物館”として完成されたかを詳しくご紹介しました。

以下に、本記事の要点をまとめます。

2025年に新たに追加された3音源（TRINITY・PS-3300・SGX-2）により、ラインナップが大幅強化
KORG自身による回路レベルのモデリングで、実機の音と操作性を高精度に再現
アナログからPCM、ピアノ、オルガン、エフェクトまで全19種の音源を収録
初心者にも扱いやすい直感的UIと豊富なプリセット
主要DAWとの高い互換性、ソフトならではの柔軟性を活かした制作が可能
他社製品にはない“本物感”と“あの音”が手に入る唯一無二のソフト音源集

KORG Collection 6は、単なるシンセ音源ではなく「音楽制作の歴史そのもの」を手元で再体験できるツールです。

実機を持っていた方には懐かしさと感動を、これから音作りを始める方には本格的な入口を提供してくれます。

「音の違いで作品の印象が変わる」
そんな当たり前のようで難しい課題を、KORG Collection 6は見事に解決してくれます。

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