
ライブのような臨場感がほしい
音に奥行きを出したい
そんなギタリストやエンジニアの願いに応えるのが、Airwindowsのリバーブプラグイン「kGuitarHall2」
ピーク重視の設計と自由なポジショニング機能により、ただの残響ではなく“空間そのもの”を創り出します。
CONTENTS
kGuitarHall2:Airwindowsの革新的なリバーブプラグイン

AirwindowsのChris氏による「kGuitarHall2」は、まるで“轟音の小ホール”に楽器を置いたようなサウンドを実現する、ギターやドラムに特化した独特のリバーブ・プラグインです。
特にロック系サウンドとの相性が抜群で、音の臨場感とエネルギー感を高めたいときに活躍します。
kGuitarHall2のコンセプト
- 実体験に基づいたサウンド再現
- 開発者Chris氏が子どもの頃に体験した、ナイト・レンジャーのライブ(ミシガンのホッケーアリーナ)で感じた「空気が弾けるような轟音」の記憶を元に設計。
- その体験を再現するために、初代GuitarHallから改良を重ねて生まれたのがこのkGuitarHall2。
- “ピーク重視”のリバーブ特性
- 通常のリバーブではRMS(平均的な音の大きさ)を重視することが多いが、kGuitarHall2はピーク(瞬間的な音量)に注目。
- その結果、「音が遠くから鳴っているように感じる」独特の奥行きと臨場感を持つリバーブが実現されている。
主な機能と操作パラメータ
kGuitarHall2には、音の距離感や質感を細かく調整できるユニークなコントロールが搭載されています。
- Derez(ディレズ)
- リバーブ空間全体のピッチ(音の高さ)を落とすエフェクト。
- 「Stepped(ステップ型)」はより滑らかで柔らかいサウンドに。
- 「Continuous(連続型)」はより荒々しく、ギザギザした印象を加える。
- Sustain(サステイン)とFilter(フィルター)
- サステインは残響の長さを調整。
- フィルターは「Pear」という一般的なタイプで、周波数帯域の調整に使用。
- Positin(ポジション)
- 名前の通り「音の位置」を操作するための新しいパラメータ。
- 音源を“壁際”に近づけたり、ホールの中央に置いたような配置感を作り出せる。
- 実際のレコーディングでドラムを動かして音場を調整するのに似た感覚。
使用上のポイント
kGuitarHall2を効果的に使うためのポイントもまとめておきましょう。
- レイヤーごとの使い分けが重要
- 複数のトラックに異なるkGuitarHall2をインサートして、それぞれ異なるPositin設定をすることで、立体的なミックスを作成可能。
- または、複数のAUXチャンネルに異なる設定のインスタンスを置き、個別に音を送る方法も有効。
- 自然でリアルな空間演出に向いている
- 単なる“濃いリバーブ”ではなく、ミックスの中で楽器を「どこに置くか」を細かく演出できる。
- 例として、John Bonhamの「When The Levee Breaks」と「Stairway To Heaven」のような異なるドラムの距離感も再現可能。
- 主観的な調整が求められる
- Positinの設定は毎回同じ効果になるとは限らず、曲や素材によって微調整が必要。
- その分、使いこなすほどに奥深いサウンドを作れる。
まとめ:Airwindows「kGuitarHall2」ライブ会場の空気を自宅のDAWにそのまま持ち込む!音の距離と位置を自在にコントロールできる革新的リバーブ|DTMプラグインセール
kGuitarHall2は、単なるリバーブにとどまらず、「ミックスの空間演出」を根本から変える力を持ったプラグインです。
・ピーク中心の音響設計で、遠くで鳴っているような残響を演出
・Derez・Sustain・Filterなどの定番パラメータに加え、Positinで音の配置も自由自在
・複数のインスタンスを使えば、リアルな空間構成も可能
・ライブ感・臨場感を重視するロック・ギター・ドラム系ミックスに最適
自分のミックスに“ライブ感”が足りないと感じているなら、kGuitarHall2を使って空間演出にチャレンジしてみましょう。