
リバーブは音楽制作に欠かせない要素ですが、「自然さ」と「自由度」を両立するのは難しい課題でした。
Airwindowsの最新作 kCathedral5 は、この問題を解決し、楽器や音源を空間のどこにでも置けるような革新的なリバーブ体験を提供します。
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CONTENTS
kCathedral5 ― Airwindows最新リバーブの特徴と進化

Airwindowsの開発者Chrisによる「kCathedral5」は、これまでのリバーブ設計を大きく進化させた最新のリリースです。
単なるリバーブ効果を超えて、音源を空間のどこにでも配置できる自由度が大きな特徴となっています。
進化の背景
- kCathedral4からの改善点
- 従来のプリディレイが使いにくく、実用性に欠けていた
- そのため、新たな「アーリーリフレクション(初期反射)」手法を開発
- これにより、楽器や音源の位置を壁際から部屋の奥まで自在に移動可能に
- 実際のスタジオ体験に近づく
- ドラムを部屋の中で移動させて「理想の響き」を探す作業に似た感覚
- 位置によって響きが自然に変化し、実在感のある空間演出が可能に
技術的な修正と改善点
- アーリーリフレクションの刷新
- 従来の長いディレイだけではなく、リバーブ内部の複数ディレイを組み合わせて使用
- これによりプリディレイが不要となり、より自然で柔軟な空間表現を実現
- サンプリング処理の見直し
- 96kHzでの録音時に一部ユーザーから「30kHz以上で不自然なエネルギーが出る」という指摘
- 原因は、ダウンサンプリング時のBezier計算で開始点と終了点を重複してカウントしていたこと
- 計算方法を改良し、すべてのリバーブプラグインでこの問題を修正
- 適用範囲の拡大
- この修正はリバーブだけでなく、Bezierフィルタリングやビットクラッシュ処理にも適用
- 既存の全プラグインを対象にビルドをやり直し、品質を統一
今後の展望
- Chrisは今後「より小さなリバーブ」への展開を構想中
- 例:kBeyondは未修正のため、kCathedral5ほどの奥行きは持たない
- 将来的にはヒップホップ制作に役立つ新プラグイン(例:「Donuts」)も予定
- これらもクローンではなく、独自のアプローチで制作される予定
まとめ:Airwindows「kCathedral5」プリディレイ不要で直感的に空間を操れる!高解像度録音でも安定した音質を実現する革新的リバーブプラグイン|DTMプラグインセール
Airwindowsの最新リバーブ「kCathedral5」は、従来のプリディレイ問題を解決し、自然な初期反射を実現します。
- kCathedral5は従来のプリディレイの問題を解決し、自然な初期反射を実現
- 音源を部屋の奥や壁際など自由に配置できる新しい表現力を持つ
- サンプリング処理の誤差を修正し、高解像度録音でも安定した音質を確保
- 今後の展開として、小規模リバーブや新しい音楽表現用プラグインの開発も予定
つまり、「スタジオ録音のリアルな臨場感をDAW上で再現できる」 のがkCathedral5の強みです。
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