
手軽に瞑想的で映画的なサウンドを加えられる「Handpan」音源。
たった1音から広がる深い音世界、その魅力と制作背景をご紹介します。
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Handpan:1つの音から広がる瞑想的で映画的な世界

「Handpan」とは、メディテーションやアンビエント、映画音楽にぴったりな音色を持つ仮想楽器。
わずか1つのサンプルしか使用していないにもかかわらず、驚くほど広い音域で自然に響きます。
以下、その魅力や開発ストーリー、使い方をご紹介します。
制作者の背景とインスピレーション
このHandpan音源を制作したのは、フィンランド出身のAV-Ylänne氏。
- 制作のきっかけ
フィンランドのラップランドを舞台にした演劇の劇伴音楽を作曲していた際、イギリスのフェスでハンドパン奏者「Phil Cook」の演奏を目の当たりに。
「この音があれば、静かな情景をもっと深く演出できる」と確信。 - 音源探しの試行錯誤
帰国後、無料のハンドパン音源を探すも選択肢は限られていたため、Freesound.orgで見つけた「jamesrodavidson」氏のスティールタングドラムの単音サンプルを使用。 - 1つのサンプルで完結
たった1つの音を選び、EQ(イコライザー)処理を行ったところ、低音域を中心に非常に美しい響きが得られたとのこと。
Handpanの特徴と構成
このHandpan音源は、DecentSamplerという無料のソフトサンプラー用に作られています。
- 1音サンプルの多用途性
・サンプルは1つだけだが、ピッチシフトによって様々な高さに対応
・低音域では特に豊かで深い響きが得られる
・高音域も自然な伸びを持っており、メロディにも使用可能 - 音作りの工夫
・EQによる周波数調整で音の輪郭を明確化
・コーラスで音に厚みを追加
・リバーブで空間感を演出
・ディレイで浮遊感を強調
・これらのエフェクト処理はすべてDecentSampler内で完結 - ビジュアルにも工夫
・実機のハンドパンを所有していないため、PhotoshopでGUI(ユーザーインターフェース)を自作
・音源制作と同時にGUIデザインの学びも得られたという
どんな音楽に向いている?
このHandpan音源は、以下のようなジャンルや用途で特に力を発揮します。
- 瞑想音楽・ヨガ音楽
・静かでリラックスした雰囲気を演出
・繰り返し使っても飽きにくいシンプルさ - アンビエント・シネマティック
・背景にうっすら響かせるだけで情景が浮かぶ
・映画の静かなシーンや自然描写にも最適 - 劇伴音楽
・セリフや動作の邪魔をしない透明感のある音
・民族的な雰囲気を出したいときにも活用可能
Handpanがくれる創作のヒント
- シンプルな構成だからこそ、アイデアを試しやすい
・楽器音源としてはミニマルだが、それゆえに工夫の余地が大きい
・メロディ、パッド、リズムの補完など、使い方は無限 - 「1音」の可能性を体感できる
・音作りの奥深さを実感したい方におすすめ
・制作初心者にとっても取り組みやすい
まとめ:AV-Ylänne「Handpan」たった1音のサンプルから、瞑想・アンビエント・映画音楽に最適な音世界を作り出す、スティールタングドラムの音から生まれた無料音源|DTMプラグインセール
「Handpan」は、たった1つの音をもとに制作された仮想楽器音源です。
- たった1音のサンプルながら、広い音域で自然に使える
- 瞑想・アンビエント・映画音楽に最適な響き
- EQ・リバーブ・ディレイなどで丁寧に音作りされている
- DecentSamplerで無料使用が可能
- GUIも手作りで、制作者の創意工夫が詰まっている
この音源は、シンプルだからこそ創作意欲を刺激してくれます。
静かな空間を彩りたい方は、ぜひ取り入れてみてください。
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