
パンニングやステレオ幅の調整に悩んでいませんか?
シンプルな操作感と奥深い機能性が魅力のこのツールについて、詳しく紹介します。
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Gooey Visage:描画可能なステレオファットナーで音に広がりと動きを与える

音楽制作において、ステレオ感とパンニングの動きはトラック全体の印象を大きく左右する要素です。
Gooey Audioの最新プラグイン「Visage」は、その重要なステレオ処理を直感的かつ柔軟にコントロールできるツールとして登場しました。
ここでは、Visageの機能とその使い方、そしてどのような場面で活躍するのかを詳しくご紹介します。
Visageの主な特徴
Visageは「ステレオファットナー」として分類されるエフェクトプラグインで、独自のGUIと高度なカーブデザイン機能を備えています。
- 4つのGooeyグラフでステレオとパンを自在にコントロール
- 独自に描けるカーブ(グラフ)を最大4つまで作成可能
- 各グラフはステレオ幅やパンニングに割り当てられる
- 線を描くだけでLFOのような動きや有機的な揺らぎを表現
- 左側パネルにまとめられた主要コントロール
- ステレオ幅調整ノブ
- パンニング用ノブ(2系統)
- マクロコントロール(複数パラメータを一括制御)
- 各パラメータにミックスノブとビジュアライザーを搭載
- ステレオ幅・パンニングごとに「ミックス比率」を調整可能
- 視覚的に現在の位置や動きを確認できるパネルつき
- マクロとLFOの柔軟なアサイン
- 任意のパラメータにLFOを割り当てて、動きのある変化を演出
- マクロには「ミニマップ」を表示でき、非線形な動きも可能に
- LFOやマクロを使って音にランダム性や揺らぎを加えることができる
- プリセットと波形の充実
- 25個のファクトリープリセットを内蔵
- あらかじめ用意された50種類の波形カーブも利用可能
- 即戦力となる設定が多く、すぐに結果を得たいときに便利
Visageの操作画面と使用感についてのポイント

Visageの操作画面は一見すると懐かしさを感じさせる、ややレトロな見た目をしていますが、視認性と操作性に優れた設計になっています。
- 90年代風のグラフィックインターフェース
- 最近の洗練されたデザインとは一線を画す「機能重視」な外観
- それゆえの”親しみやすさ”や”試行錯誤のしやすさ”もある
- ツールチップの表示タイミングに注意
- パラメータにマウスをホバーしただけでは説明が出ない
- 値を変更したときにツールチップが表示される設計
- 初心者にはやや不親切に感じるかもしれないが、慣れれば問題なし
- 一部操作でわずかなラグを感じる
- グラフィックや描画処理の関係で、GUIにやや遅延がある場面も
- 精密な編集時には注意が必要だが、致命的ではない
Visageの魅力
Visageは「単なるオートパン・ステレオ拡張ツール」ではなく、音に”動き”と”個性”を加えるクリエイティブな装置です。
筆者が実際に使って印象的だったポイントを挙げます。
- 音に即座に動きと空間が加わる
- 内蔵プリセットがよく作り込まれており、使うだけで素材に立体感が生まれる
- 特に「スタッター系」や「パルス的な揺らぎ」は秀逸
- パッドやテクスチャ素材の”有機化”に最適
- 静的なサウンドを、動きのある自然な音に変化させるのに向いている
- パラメータを複数オートメーションすることで、トラックに”生命感”が出る
- 実験的なサウンドデザインにもフィット
- 他のFXチェーンと組み合わせることで、予測不能な音作りが可能
- まさに「ワイルドカード」としての役割を果たす
Visageはこんな人におすすめ
- ステレオイメージやパンの自動化に新たな発想を求めている人
- LFOやマクロを使って複雑な動きを手軽に作りたい人
- パッドやテクスチャ素材に“揺らぎ”を加えたい人
- ノスタルジックでユニークなGUIに魅力を感じる人
対応環境
Visageは、最新の制作環境でも安心して使える設計です。
- 対応OS
- Windows 8 以降
- macOS 10.13 以降
- 対応フォーマット
- AU / VST3 / AAX に対応
- Apple Silicon 対応
- ユニバーサルバイナリで最適化済み(M1/M2搭載Macでの動作も良好)
- 動作確認済みDAW
- Ableton Live(Windows / Mac)
- Logic Pro
- Pro Tools
まとめ:Gooey「Visage」パンニングもステレオ幅もグラフで自由にコントロール!サウンドに奥行きとニュアンスを加えるステレオファットナー|DTMプラグインセール
Gooey Visageは、音に個性と空間を与えるステレオファットナーです。
・描画可能な4つのグラフで、パンとステレオ幅を自由自在に制御
・マクロとLFOによる直感的で有機的なオートメーション設定
・25のプリセットと50のカーブ波形で、即戦力の効果を実現
・操作画面はレトロながらも、動作は安定し意外と分かりやすい
・パッドやテクスチャの加工、実験的な音作りに特におすすめ
Visageは、ただ音を左右に振るだけではなく、音に「流れ」や「変化」を与えるツールです。
音の広がりと動きをコントロールしたいなら、まずはVisageを試してみてください。
価格:$29.99 → 無料配布