「forms:piano」は、無料で使えるDecent Sampler用に作られたアップライトピアノ音源です。
DIY的なアプローチで収録された温かみのあるサウンドが魅力で、シンプルながらもリアルな響きを楽しめます。
ちょっとした制作にぴったりな音源を探している方に、ぜひチェックしてほしい一品です。
CONTENTS
forms:piano：Decent Sampler向けアップライトピアノ音源
「forms:piano」は、無料で使えるサンプラー「Decent Sampler」向けに制作された、アップライトピアノ音源ライブラリです。
作成者は音楽クリエイターのVenus Theory氏と、彼の友人でありミュージシャンのBenn Jordan氏。
特別なセッションから生まれたこのライブラリには、DIY的で温かみのある魅力が詰まっています。
開発の背景とストーリー
この音源は、ある意味“実験”として制作されました。
その経緯を詳しくご紹介します。
- 録音場所はBenn Jordan氏の自宅スタジオ
自宅にあるYamahaのアップライトピアノを使用。ユニークなのは、このピアノがMIDI入力に対応していること。 - 自由なセッティングで録音
Benn氏が自分の好みにピアノを調整したあと、マイクをセッティング。
音作りにおいて本人の個性が反映されています。 - サンプラーテンプレートを用意して録音
実際の演奏ではなく、テンプレートを使って音を鳴らし、サンプリングを実施。 - あくまで“テストセッション”としての位置づけ
本格的な音源ライブラリを将来的にリリースする計画はあるものの、今回のセッションの出来があまりに良かったため、プレリリースとして共有されました。
ライブラリの特徴
音源としての仕様や使い勝手についても、以下のような特徴があります。
- 対応ソフトウェア
無料で使用できる「Decent Sampler」用に設計。
別途購入する必要なし。 - データサイズは205MB
軽量ながらも、質感豊かなアップライトピアノの響きを収録。 - ユーザーからの評価も高評価
9件のレビューで平均評価4.8。
うち89％が星5つの高評価をつけています。
使用上の注意点
使用する際には、いくつか気をつけておきたいポイントもあります。
- UI（ユーザーインターフェース）にラベルがない
コントロールノブなどに名称や機能のラベル表示がありません。直感的に使える範囲ですが、慣れが必要です。 - Decent Samplerの最新版推奨
古いバージョンのDecent Samplerでは、インターフェースが正しく表示されない場合があります。
最新バージョンを使用してください。
まとめ：温かみのあるDIYピアノ音源を探している人におすすめ
「forms:piano」は、単なるサンプルライブラリではなく、音楽仲間同士の実験的なセッションから生まれた“音のスナップショット”のような存在です。
・Yamaha製アップライトピアノのリアルな音色
・無料のDecent Samplerでそのまま使える手軽さ
・ラベルなしUIでも直感的に操作可能
・ミュージシャン同士のセッションから生まれた個性的なサウンド
・205MBの軽量設計ながら高音質
この音源は、プロのスタジオ品質ではないかもしれませんが、その分だけ温もりや偶然性のある「生の音」が詰まっています。
BGMや実験的な楽曲づくりに、まず一度触れてみてはいかがでしょうか。
この記事が気に入ったら
フォローしてね！