
Focus Timeは、時間軸を描くような感覚でサンプルを自由に変化させられる実験的なサンプラープラグインです。
タイムストレッチやグリッチ、フォルマント加工など多彩なエンジンを搭載し、シンプルなサンプルから動きのあるサウンドを生み出せます。
アンビエントやシネマティック、サウンドデザイン向けの音作りを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
Focus Time|時間軸を描いて音を変化させる実験的サンプラー

Focus Timeは、Touch The Universe Productionsが開発したサンプルベースのバーチャルインストゥルメントです。
一般的なサンプラーのようにサンプルを再生するだけではなく、「時間の流れ」を自由に描きながら音を変化させられることが大きな特徴です。
視覚的なカーブエディターを使い、再生スピードやピッチ、リズム、音色などを自在にコントロールできます。
対応フォーマットはVST3とAudio Unitsで、WindowsとmacOSに対応しています。
Focus Timeの特徴
Focus Timeは、サンプルをベースにした実験的なサウンドデザインツールです。
一般的なサンプラーとは異なり、音を時間軸で変形させることを中心に設計されています。
主な特徴は次のとおりです。
- サンプルを読み込んで演奏できる
- MIDIキーボードから演奏可能
- MIDIなしでもPlayモードで再生できる
- 視覚的なカーブエディターを搭載
- 再生位置をアニメーション表示
- 波形を見ながら編集できる
- 複数のサウンド変形エンジンを搭載
- 複数のエフェクトを同時に動作可能
- パッドやドローン、ループ素材の加工に最適
単なるエフェクトではなく、サンプルを新しい楽器へ変化させるような使い方ができます。
時間を描いて音を変化させる独自の操作方法
Focus Timeでは、ノブを回して音を調整するのではなく、タイムライン上へカーブを描いて変化を作ります。
描いたカーブに従って音が変化するため、視覚的にサウンドデザインを進められます。
カーブエディターには次のような機能があります。
- テンポ同期タイムライン
- 1・2・4・8小節のパターン設定
- スナップ機能
- ノードを追加して自由に編集
- リニア・カーブ両方の補間
- 他タブのカーブを薄く表示するゴースト表示
- 再生位置をリアルタイム表示
編集内容を目で確認しながら作業できるため、複雑な変化でも直感的に作れます。
12種類のサウンドエンジン
Focus Timeには12種類のDSPエンジンが用意されています。
それぞれ異なる方法でサンプルを変形できます。
Warp
時間やピッチを変化させる基本エンジンです。
- 再生速度を変更
- フリーズ
- リバース
- グリッチ効果
- Gross Beatのような操作感
Stretch
PaulStretchアルゴリズムを搭載したタイムストレッチです。
- 約2倍〜500倍までスロー再生
- アンビエントパッド制作
- ドローンサウンド生成
- 長く広がる空間的な音作り
Formant
ピッチとフォルマントを個別にコントロールできます。
- ピッチ変更
- フォルマント補正
- ボーカル加工
- ロボットボイス風の演出
Repeat
スタッターやリトリガーを作成します。
- ブロック単位で編集
- 長さを自由設定
- リズムグリッチ制作
- ビートリピート効果
Tape
テープマシンのような速度変化を再現します。
- バリスピード再生
- 徐々に減速・加速
- 慣性を再現するInertia機能
- テープ停止のような表現
Delay
ディレイタイムをカーブで制御します。
- 1〜500ms
- フィードバック調整
- テンポ同期可能
Scrape
摩擦感や金属的な質感を加えるエンジンです。
- トレモロ
- ノイズ感
- メタリックサウンド
- ライザー制作
Vowel
母音フィルターを使った音色変化を行います。
- u
- o
- a
- e
- i
これら5種類の母音を滑らかに変化させられます。
Frequency Shift
通常のピッチシフトとは異なる周波数シフトです。
- ±5000Hz対応
- ベルのような響き
- 非整数倍の倍音生成
- 独特な金属音
Spring
大きく広がるリバーブエンジンです。
- スプリングリバーブ風
- ブラックホールのような残響
- 無限に伸びる空間表現
- タンクサイズを変化可能
LFO
LFOによるモジュレーションを追加します。
- ローパスフィルター
- ビブラート
- サイン波
- 三角波
- ノコギリ波
- 矩形波
Harmonic
倍音を生成する加算合成エンジンです。
- 最大16倍音
- レゾネーター
- ベルのような響き
- ドローン生成
- ステレオワイド化
マスターコントロール
全エンジンの後段には共通のマスターラインが用意されています。
利用できる機能は次のとおりです。
- マスターフィルター
- マスターボリューム
- ゲート処理
- 最終的な音色調整
複数のエンジンを重ねたあとでも、まとめて音作りを行えます。
Global Spread / Motion
複数のエフェクト全体をまとめてコントロールするマクロ機能も搭載しています。
できることは次のとおりです。
- 全タブを一括調整
- モジュレーション量変更
- カーブ位置の移動
- LFOによる自動変化
複雑な設定でも、1つのノブで大胆な変化を加えられます。
ルーティングモード
エフェクトの接続方法は4種類から選択できます。
Series
エフェクトを直列接続します。
前段の出力を次のエフェクトへ渡すため、複雑な加工が可能です。
Parallel
複数エフェクトを並列処理します。
それぞれ独立して処理し、最後にミックスします。
Bed + Series
ベッドとなるサウンドを維持しながら、その上に直列処理を重ねるモードです。
Loop Sends
ドラムループ向けに設計された特殊なモードです。
不要なドライ音の重複を防ぎながら、必要なエフェクトだけを追加できます。
Auto Haas機能
Parallelモードでは、自動的にHaas効果を利用したステレオ拡張が行われます。
これにより複数エフェクトを重ねても位相干渉を抑えやすくなっています。
主な機能は次のとおりです。
- 自動ステレオ配置
- Haas ON/OFF切り替え
- Haas量調整
- 位相干渉の軽減
- ワイドなステレオイメージ
プリセット管理
制作した設定はプリセットとして保存できます。
利用できる機能は次のとおりです。
- .ftp形式で保存
- 読み込み対応
- サンプルパスを記録
- サンプル紛失時の警告表示
- Normalize機能搭載
Focus Timeが向いているジャンル
Focus Timeは、動きのある音作りを得意としています。
特に次のような用途との相性が優れています。
- アンビエント
- シネマティック音楽
- ドローン
- パッド
- Lo-Fi
- グリッチ
- 実験音楽
- サウンドデザイン
- トランジション制作
- テクスチャ制作
- ループ加工
- ボーカル加工
シンプルなサンプルでも、大きく印象を変えた新しいサウンドへ作り替えられるため、音作りを楽しみたいクリエイターに適したプラグインです。
まとめ:Touch The Universe「Focus Time」時間軸にカーブを描いてサンプルを自在に変形できる、サウンドデザイン向け実験的サンプラー|DTMプラグインセール
Focus Timeは、カーブを描いて音の変化をコントロールできる、サウンドデザインに特化したサンプラープラグインです。
複数のサウンドエンジンを自由に組み合わせることで、シンプルな素材から個性的なサウンドへと作り変えられます。
- 時間軸を描いて音を変化させる独自の操作
- 12種類のサウンド変形エンジンを搭載
- タイムストレッチやグリッチ加工に対応
- 複数エフェクトを組み合わせた音作りが可能
- パッドやドローン、アンビエント制作と好相性
- 視覚的なカーブエディターで直感的に編集できる
- 実験的なサウンドデザインを楽しめる
音を大胆に変化させながら新しいアイデアを生み出したい方におすすめのプラグインです。
