
もっと個性的で、生々しい音がほしい
そんな思いで音源を探している方に、MNTRAの【El Jaguar】は強く刺さるはずです。
熱量と歪みを帯びた、唯一無二のサウンドを収録しています。
ラテン音楽、ヒップホップ、実験系ビートに最適で、他の音源では味わえない“現地の鼓動”をDAWに再現できます。
この記事では、El Jaguarの特徴・音質・使い方をわかりやすく解説します。
あなたの音楽制作に、新しいリズムの風を吹き込むヒントになるはずです。
El Jaguarとは?MNTRAが放つラテン音響の新提案

MNTRAのEl Jaguarは、コロンビア・バランキージャのピコ文化を体感できるサウンドライブラリです。
現地の打楽器やアナログ機材を用いて収録された音源は、ラテン系音楽だけでなく、ヒップホップや実験的なビートにもマッチします。
ラフで歪んだ質感と、生々しい空気感を備えた音が、従来の音源とは一線を画します。
そのため、音の表現力にこだわるクリエイターにとって、新しい武器となる存在です。
El Jaguarのコンセプトと開発背景とは

El Jaguarは単なる音源ではなく、現地文化との融合を目的とした“参加型の音楽体験”をテーマに設計されています。
開発には南米出身のクリエイターも関わり、サウンドと文化の両面から緻密に作り込まれました。
音作りはスタジオ内だけにとどまらず、現地でのピコサウンドシステムによる再アンプ処理を取り入れることで、音に土地の温度と雑味が加えられています。
- Picó(ピコ)文化の再現:
録音された音を、コロンビアの巨大スピーカー「ピコ」に通して再収録 - 文化的背景へのこだわり:
MNTRA開発陣にラテンアメリカ出身者が参加し、音作りにもその知識と経験が活かされている - Portalsシリーズの一部:
El Jaguarは“場所や文化を音で体験する”シリーズの4作目で、特定地域の音響に焦点を当てている - 録音環境の多様性:
スタジオでは木製打楽器やシンセを収録し、その後、現地で空間的な再アンプ処理を施している
コロンビア・バランキージャのピコ文化とは

バランキージャのピコ文化は、音楽を“鳴らす”のではなく、“感じさせる”ことに重きを置いた独自のサウンドシステム文化です。
通称ピコと呼ばれる手作りスピーカーは、ただの音響機器ではなく、街の象徴として機能しており、その存在自体がアートとも言えます。
El Jaguarはこの文化に深く入り込み、現地で実際に音を流すというプロセスを通して“空間”までも録音素材として取り込んでいます。
- ピコスピーカーの造形:
高さ2メートル以上ある手作りのスピーカーで、カラフルな装飾と名前が付けられている - 爆音再生が常識:
街角で何時間も鳴り続ける大音量により、音に空間の反響や歪みが自然と加わる - 多ジャンル共存の場:
レゲエ、クンビア、ヒップホップ、エレクトロなど様々なジャンルがピコを通して融合 - 録音時の演出効果:
スタジオでは出せない“雑味”や“空気の振動”が、再アンプによって音に刻み込まれている
El Jaguarが「音楽の旅」と呼ばれる理由
El Jaguarを使っていると、ただの音源を扱っているという感覚を超えて、“どこかへ連れていかれる”ような感覚を味わえます。
これは音そのものが文化や人間の営みを感じさせる質感を持っているからです。
現地アーティストの即興演奏やアナログ機材のクセ、打楽器の呼吸感などが重なり合い、単調なループでは生まれない、リアルな“グルーヴ”が鳴り出します。
- 即興演奏の収録:
録音素材の中には、現地アーティストがピコを使ってリアルタイムで演奏した音も含まれている - 打楽器の“呼吸”:
マリンバやクィントなど、生音ならではの微細な揺らぎがそのまま活かされている - 文化と音の一体感:
単なる「ラテン風」ではなく、現地の音楽文化に根ざしたリアルな音響 - 制作中の感情変化:
音を鳴らすだけで、自分が異国の祭りやストリートにいるような没入感が生まれる
MNTRA「El Jaguar」の価格

El Jaguarに収録された音源の特徴

El Jaguarには、民族的で人間味あふれる打楽器から、歪みや空間的な質感を持つ電子音まで、多様な音源が収録されています。
どの音にも共通して言えるのは「生っぽさ」と「熱」。ラテン、ヒップホップ、エクスペリメンタルなどジャンルを問わず、ビートに体温を与えてくれるような音がそろっています。
そうすることで、ありきたりな音では表現できない、独自のグルーヴが生まれます。
- 打楽器(アフロ・カリブ系):
アレグレ、クィント、サンバドラムなど、南米や西アフリカ由来の楽器を多数収録し、1つ1つの音に厚みと個性がある - ヴィンテージドラムマシン:
808やLinnDrumなどの往年の機材を使い、クリーンなサウンドだけでなく、ピコで再アンプしたバージョンも用意 - モジュラーシンセ:
Circuito Sonoro Labとのコラボで生成された即興シンセサウンドが、実験的な楽曲制作にも活用できる - ベース&ギター:
ジャズベースやエレキギターをピコに通した音が含まれており、通常のバーチャルインストゥルメントでは出せない深みを感じられる
アフロ・カリブ打楽器:現地の空気をまとう音色

El Jaguarの真骨頂ともいえるのが、多彩なアフロ・カリブ系の打楽器です。
音の一つひとつに現地の温度やリズム感が宿っており、単なるパーカッション音源とは一線を画します。
人間の手によって奏でられた揺らぎや強弱、間の取り方がそのまま収録されているため、打ち込みでも“打楽器奏者がそこにいるようなリアリティ”を再現できます。
- アレグレドラム:
木とヤギ革で作られた伝統打楽器で、軽やかでありながら力強い中音域が特徴 - クィント:
手で叩くことで微妙なニュアンスを出せる多音色対応のドラムセットで、中心・縁・スラップなどの細かな演奏が再現可能 - マリンバ・コステーニャ:
コロンビアの沿岸部で使用される木製のマリンバで、素朴で乾いた音がリズムのアクセントに最適 - サンバドラム系:
リム、スネア、サイドなど複数の叩き方が用意されており、複雑なラテンパターンを表現しやすい
ヴィンテージドラムマシン:LinnDrumと808の再構築
El Jaguarには、80年代を象徴する2つのヴィンテージドラムマシン「TR-808」と「LinnDrum」の音が含まれていますが、それらは単に収録されているだけではありません。
ピコで再アンプされることで、現代的な音楽制作にも合うような“歪み”と“空間的な深み”が加えられています。
これにより、クラシックながらも新しさを感じさせるビートが簡単に作れます。
- TR-808(クリーン&ピコ):
定番のキック・スネア・ハットに加え、ピコ通過によってやや荒れた音質が加わったバージョンも収録 - LinnDrum(クリーン&ピコ):
パンチのある12ビットサウンドに空気感のあるリバーブ成分が加わり、レトロでありながら立体的 - LinnDrumコンガ:
LinnDrumに含まれていたコンガもピコ処理され、電子音と打楽器の中間のような音色に仕上がっている - ドラムキットの多彩さ:
「ロアリング」「ウッディ」「グロウリング」など、キャラクター別に20種類以上のキットが用意されている
モジュラーシンセ:実験的で有機的な響き

El Jaguarの音源の中でも、特にユニークなのがモジュラーシンセの音色群です。単なる電子音ではなく、“人が触れて鳴らしている感覚”が残るサウンドで構成されています。
これは、コロンビアのCaliに拠点を置くCircuito Sonoro Labのアーティストたちが、即興的にパッチングしながらピコを通じて演奏・収録したものだからです。
その影響で、一般的なソフトシンセでは得られない有機的な揺らぎと奥行きが感じられます。
- BubbleMatrix:
水の泡のように揺らぎながら変化する音で、アンビエントやサウンドデザインに最適 - CelestialFilter:
広がりのあるフィルター変化で、空間系トラックの背景音としても機能する - DarkCircuit:
中低域に重心がある、影のあるシンセベースで、重厚感のある展開に使いやすい - SaturatedSawline:
深く飽和したサチュレーションがかかっており、実験的なビートや映像音楽に存在感を与える
プリセットのバリエーション:攻めも癒しも
El Jaguarには、用途やジャンルに合わせて即使えるプリセットが豊富に揃っています。
ドラムキット、シンセ、パーカッション、ベースなどに分類されており、どのプリセットも個性的で、なおかつ即戦力。
その結果、制作中に「今どんな音が欲しいか」がはっきりしていれば、迷うことなく狙ったキャラクターの音が選べます。
- Growling Drumkit:
うなるような重低音が特徴のキットで、アグレッシブなビート制作に向いている - Light Crush Drumkit:
軽くエフェクトがかかった音が集められており、Lo-Fiやオルタナティブ系にも馴染む - Hip Feline Drumkit:
ヒップホップやLo-Fiに最適な、程よく歪んだ落ち着いたサウンドのドラムキット - AstralVibrato:
空間的で浮遊感のあるシンセトーンが魅力で、ポストクラブや実験的なシーンに合う - Quinto Kit:
アフロ・カリブの伝統的な太鼓を多彩にマッピングしたプリセットで、打楽器表現の幅が広がる
El Jaguarの使い方とMNDALA連携
El Jaguarは単体では動作せず、MNTRAが提供する無料のソフトウェア「MNDALA 2」上で動作します。
MNDALAは、MNTRA製品専用のプラグインエンジンで、DAW上にVSTやAUとして読み込んで使うことができます。
このような構成により、視覚的にわかりやすいインターフェースで音を選び、操作することが可能になっています。
MNDALAを通して使うことで、El Jaguarの持つ表現力を最大限に引き出せます。
- ホストとして機能するMNDALA 2:
El JaguarはMNDALAの上で動作し、複数の音源をレイヤーしながら操作できる - 視覚的な操作性:
シンボルを中心としたGUIが直感的で、複雑な操作を必要としない - サウンドの視覚化:
サウンドのエネルギーや変化が可視化されるため、音の変化を感覚的に把握できる - リアルタイム操作に強い:
エンベロープやフィルターなどを即座に調整でき、ライブパフォーマンスにも向いている
MNDALA 2との連携手順と注意点
El Jaguarを使用するには、MNDALA 2をインストールし、ライブラリを登録する必要があります。
MNTRA公式サイトからMNDALA 2を無料でダウンロードし、アカウント登録後にEl Jaguarをアクティベートすると、DAW上で使用できるようになります。
この手順を正しく行うことで、El Jaguarの全機能が制限なく使えるようになります。
- MNDALA 2をダウンロード:
MNTRAの公式サイトより最新版を入手 - アカウント登録とログイン:
インストール後、MNTRAアカウントにログインする必要がある - El Jaguarのライブラリ登録:
購入後に発行されるライセンスで音源をMNDALAに認識させる - 動作環境を確認:
推奨スペックはRAM 16GB以上、M1チップも対応。Mixcraft 9 Proは非対応
プリセットの読み込みと調整方法
El Jaguarでは、MNDALA上からプリセットを選ぶだけで、すぐに音が鳴らせます。
プリセットにはあらかじめ複数の音色やエフェクトがセットされており、それらを細かく調整することで、自分好みのサウンドを簡単に作れます。
操作は視覚的で直感的なので、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
- プリセット一覧の表示:
MNDALA内のプリセットブラウザから目的の音を検索・選択 - 音色のレイヤー調整:
1つのプリセットに複数の音が重なっており、それぞれの音量やパンを調整可能 - エンベロープとモジュレーション:
シンプルなスライダーで音のアタック・ディケイなどを変更できる - 空間系エフェクトの追加:
リバーブやディレイなど、音に奥行きを加える調整が可能
各ジャンルでの実践的な使用例
El Jaguarは多彩な音色を持つため、ジャンルに応じて使い方を変えることができます。
ラテン系ビートには現地打楽器を、ヒップホップにはヴィンテージドラムやベースを、実験音楽にはモジュラーシンセを中心に組み合わせることで、トラックに独自の雰囲気を与えることができます。
ジャンル | 使用する主な音源 | 特徴・効果 |
---|---|---|
ラテン | クィント、マリンバ、アレグレドラム | 本場感のあるパーカッションが映えるグルーヴに |
ヒップホップ | LinnDrumキット、ジャズベース、ローファイドラム | ザラつきと立体感が加わり、存在感のあるビートに |
実験音楽 | モジュラー系シンセ、ノイズ系エフェクト | 非定型リズムや空間系の音作りが自由にできる |
Lo-Fi / Chill | Hip Feline Drumkit、Muted Bass、リバーブシンセ | 暖かく落ち着いたサウンドで作業用BGMにも最適 |
他の音源とどう違う?El Jaguarの強み
El Jaguarは、ただ音が鳴るだけのサンプル集とは異なり、“文化”や“空間”をまるごと音に変換したような音源です。
アフロ・カリブの伝統打楽器、ヴィンテージ機材、モジュラーシンセ、そしてピコを通した再アンプ処理が融合しており、既存のエスニック音源やエレクトロ系音源では出せない質感が得られます。
このように、音そのものにストーリーがあることが、El Jaguar最大の強みです。
- 音にリアルな空気感がある:
ピコによる再アンプで、打楽器や電子音に空間の反射や歪みが加わっている - モジュラー即興演奏が素材化:
他の音源ではあまり見られない“パフォーマンス由来”の音が中心 - プリセットの個性が強い:
どれも方向性が明確で、ジャンルごとに適した音がすぐ見つかる - 文化的背景まで設計に反映:
制作チームがコロンビア文化を理解し、音とビジュアルの両面で再現している
サチュレーションと再アンプ処理が生む厚み
El Jaguarの音には、ほとんどすべての素材にサチュレーションや再アンプ処理が施されています。
これにより、デジタル特有の“平坦さ”がなく、どの音にも立体感と密度が感じられます。
特にリズム系の音では、打ち込んだだけでも自然とグルーヴが出やすくなるのが大きな特徴です。
- ピコによる音の変化:
高音の歪み、低音の倍音、壁に反響した空気の質感などが音に加わる - サチュレーションで前に出る音像:
録音段階で意図的に飽和させており、ミックス時に抜けやすい - 歪みが音の個性になる:
ラフでざらついた音が逆に魅力となり、デジタル音源にはない生々しさを生む - 音の粒立ちが良い:
全体的にアタックが強く、細かいニュアンスの演出に向いている
モダンジャンルにフィットする理由
El Jaguarのサウンドは、ラテン音楽やアフロビートだけでなく、ヒップホップ、Lo-Fi、クラブミュージック、映像音楽など、さまざまなジャンルにマッチします。
音が“土着的”でありながら“洗練されている”という絶妙なバランスの上に成り立っているため、ビートに深みと個性を与えたい現代のクリエイターにとって最適です。
- ヒップホップに最適なドラム:
歪んだスネアや太いキックがトラックに芯を加える - Lo-Fiで使える空気感:
軽くくぐもった質感やテープっぽさがノスタルジックな雰囲気を演出 - 映像音楽に向く質感:
非楽器的な効果音的シンセも多く、映像や舞台音楽でも活躍 - トラップやクラブ系にも応用可:
重低音がしっかりしており、現代的なグルーヴとも相性が良い
他社製エスニック音源との違いはここ
El Jaguarは“エスニック風”ではなく、“エスニックそのもの”を音源化した製品です。
よくある民族楽器ライブラリと違い、スタジオで整えられた音ではなく、現地で録音されたリアルな音が多く含まれています。
そのため、音が持つ粗さや人間味がそのまま楽曲に入り、オリジナリティを保ったまま世界観を構築できます。
- 整いすぎていない音:
打楽器やシンセの音にばらつきや揺らぎがあり、リアルに感じられる - 文化への理解が深い:
単なる音素材の寄せ集めではなく、文化背景から音づくりがスタートしている - インターフェースの操作性:
エスニック音源にありがちな複雑さがなく、MNDALA上で簡単に扱える - 即戦力になる音ばかり:
シンプルな操作でも“曲として成立する音”が多く収録されている
El Jaguarはどんな人におすすめか
El Jaguarは、ただ音を鳴らしたい人向けではありません。「自分だけのグルーヴを作りたい」「音に人間らしさや文化の温度を加えたい」と感じている人にこそおすすめの音源です。
そのため、ジャンルの枠を超えて「音の表現力」を重視する制作者にとって、非常に強力なツールとなるでしょう。
- 量より質で勝負したい人:
大量のサンプルを並べるよりも、少数精鋭の個性的な音を活かしたい人に向いている - 既存音源に飽きたクリエイター:
ありがちなドラムやベースの音にマンネリを感じている人にとって刺激になる - 文化的・物語性のある音に魅力を感じる人:
単なる機能ではなく、音にストーリー性を求める人にぴったり - 即戦力を求めるプロ/セミプロ層:
音作りに時間をかけず、すぐに使える音が欲しい中級〜上級ユーザーにも適している
ラテン音楽やレゲトン制作者
El Jaguarの打楽器群やマリンバ、クィントなどは、ラテン音楽の本場のリズム感を再現するのに最適です。
しかも、単なるプリセットではなく、生演奏されたニュアンスや空気感が含まれているため、打ち込んでも自然な“ノリ”が生まれます。
- マリンバ・コステーニャ:
軽快な中に芯のある響きがあり、ラテンの旋律と好相性 - クィントキット:
多彩な叩き方の音が1パッチにまとまっており、リアルな打楽器演奏を再現可能 - カウベル系(カンパーナ):
開閉やリムなどのニュアンスを豊富に収録し、リズムにアクセントを加えられる - レゲトンの定番ビートも構築可能:
ロール、スラップ、キックの組み合わせで王道レゲトンもすぐ再現できる
ヒップホップやLo-Fiビートメイカー
El Jaguarのドラムキットには、ザラつきや歪みが程よく加えられているものが多く、ヒップホップやLo-Fiとの相性が抜群です。
ベースやシンセもレトロで深みがあり、少ない音数でも濃密なトラックが構築できます。
- Growling Drumkit:
うなるような低音とタイトなスネアで、ハード系ビートにも対応 - Muted Bass:
音数を減らしたトラックでも輪郭がしっかり出る、ややくぐもったジャズ系ベース音 - Hip Feline Drumkit:
歪みの少ないクラシックなLo-Fiドラムサウンドで、チル系に最適 - Dusty Hybrid Snare:
こもった質感のスネアで、空気感のある中低域が心地良い
実験音楽・映像音楽系クリエイター
El Jaguarのモジュラーシンセや空間的なエフェクト音は、実験的な楽曲制作や映像作品の音楽にぴったりです。
変化し続ける音やノイズを使って、場面に応じた“空気”を演出することができます。
- NoiseCascade:
ランダム性のあるノイズベースで、緊張感や不安感を表現できる - StellarDrift:
宇宙的で浮遊感のある音色は、SF系や幻想的な映像作品と好相性 - RogueBass:
太くて深いベース音が、ドローンやトレーラー音楽にも活躍 - Electronic Vibraslap:
一風変わった効果音で、音楽とSEの境界を曖昧にできる
El Jaguarを導入して得られる創作の未来
El Jaguarは、単なる音源ではなく“音楽体験そのもの”を変える可能性を持ったツールです。
音の背後に文化と空気感があることで、いつもの制作スタイルに新しい視点や感情をもたらしてくれます。
このように、技術だけでなく“感覚”を刺激する音源は、長く使い続けるうちに自分の音楽そのもののスタイルにも影響を与えてくれるでしょう。
- 音にストーリーが宿る:
無機質なループではなく、文化的背景がある音がクリエイターの感情を動かす - 創作の幅が広がる:
実験音楽、映像作品、クラブミュージックなど、ジャンルを問わず使える柔軟性 - インスピレーションを刺激する構成:
直感的なGUIとプリセットの個性が、迷いなくアイデアを引き出す - マンネリからの脱却:
既存音源に飽きた制作者にとって、新しい感覚と熱量を与える転機になる
自分だけの音楽スタイルを築く
El Jaguarは、既存の音楽スタイルにただ乗っかるのではなく、“自分だけの音”を築きたい人にぴったりです。
打ち込みでありながら生々しく、ループでありながら個性的。その特性が、独自のビートや世界観を作るための支えとなってくれます。
- 人とは違う音が欲しい人に最適:
商用音源にありがちな“聴き覚えのある音”を避けられる - 複雑な編集なしで個性が出せる:
音自体のキャラが強いため、加工しなくても成立する - 文化や背景も含めて音を選べる:
単なる素材選びではなく、“意味のある音”を意識的に使える - 独自ジャンルの構築にも有効:
型にハマらないスタイルを模索している人にこそ価値がある
忘れられない「音の個性」と出会える理由
El Jaguarの魅力は、音の一つひとつに“人の手と温度”が感じられることです。
サンプリング、加工、再アンプ、演奏のすべてが有機的に組み合わさり、音が生きているような感覚をもたらします。
この音の個性は、一度触れたらなかなか忘れられません。
- 空間が鳴っている感覚:
ピコの再アンプによって、音が空間を通過してきたような奥行きを持つ - 意図的なラフさが心地いい:
完璧に整えられていない音が、逆にリアルさを演出 - 打ち込みなのに“人間味”がある:
グリッドに沿っていても、ニュアンスが自然で豊か - 一音で世界観が決まる:
ドラム1発、シンセ1音で曲の方向性が一気に定まる音の強さ
動作環境・対応DAW一覧
El Jaguarを快適に使用するには、MNDALA 2が動作する環境を整える必要があります。
特にRAMやCPUの要求がやや高いため、古いマシンを使用している場合は動作が重くなる可能性があります。
また、すべてのDAWに対応しているわけではないため、自分の制作環境に合っているか事前にチェックすることが重要です。
項目 | 詳細 |
---|---|
OS | macOS 10.14以降、Windows 10以降 |
プラグイン形式 | VST3、AU、AAX(64bit) |
CPU | Intel i5以上(M1チップ対応) |
メモリ | 推奨16GB以上 |
必要空き容量 | インストール時20GB以上 |
非対応DAW | Mixcraft 9 Pro(公式非対応) |
インターネット接続 | 初回アクティベーション時に必要 |
まとめ:MNTRA「El Jaguar」コロンビアのカリブ沿岸地下音楽シーンの鼓動!アフロ・カリブ打楽器の生々しいエネルギーとアナログの温かみを収録した、ラテングルーヴ、ヒップホップ、実験的ビートに最適なサウンドライブラリー|DTMプラグインセール
今回の記事では、MNTRAが手がけたサウンドライブラリ「El Jaguar」について詳しくご紹介しました。
以下に、内容の要点を整理します。
- El Jaguarは
文化と音が融合した独自の音源 - アフロ・カリブ打楽器、
モジュラー、ピコ音響など唯一無二の素材が満載 - ヒップホップ、ラテン、
実験音楽など多ジャンルに対応 - 直感的に操作できる
MNDALA 2との連携が前提 - 導入にはやや高めのスペック
と空き容量が必要 - 人間味と文化の温度が感じられる音で、
創作意欲を刺激する
このように、El Jaguarは「音を鳴らす」だけでなく、「音で語る」ことができるライブラリです。
もしあなたが、「ありきたりな音には飽きた」「もっと個性的なトラックを作りたい」と感じているなら、El Jaguarはそのきっかけになるかもしれません。
制作の中に、もっと“人間らしさ”と“文化の温度”を。
あなたの音楽に、新しい命を吹き込む第一歩として、ぜひ一度触れてみてください。
