
EDCompは、Analog Obsessionが手がけた独自アプローチのコンプレッサープラグインです。
通常のコンプとは一味違い、「強調」と「抑制」を使った音作りが可能。
特にボーカル処理に強く、滑らかで自然な仕上がりが魅力です。
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EDComp:Analog Obsessionの注目コンプレッサー

音作りの中でも特に繊細な処理が求められる「コンプレッション」。
その中でも一味違うアプローチを取り入れたのが、Analog ObsessionによるEDCompです。
以下で、EDCompの特徴や使い方、モードごとの違いについて詳しく解説していきます。
EDCompの概要
EDCompは、Pre-emphasis(プレエンファシス)とDe-emphasis(ディエンファシス)という処理を取り入れたユニークなコンプレッサーです。
以下のような特長を持っています。
- Sタイプに基づいたチャンネルコンプレッション方式
- 比率(Ratio)とスレッショルド(Threshold)の関係がユニーク。
- スレッショルドは高い値で固定され、比率は1:1から最大10:1まで変化。
- これにより、自然でスムーズな音量制御が可能。
- EDモード:エンファシス/ディエンファシス処理を含む
- 特定の周波数帯を強調またはカットする“傾斜EQ”的な処理。
- 周波数やブースト/カットの設定はボーカル向けに最適化。
- もちろん他のソースにも応用可能。
- CLモード(CLEAN):エンファシス処理なしのナチュラル動作
- 固定されたアタック(15ms)とリリース(80ms)により安定したコンプレッション。
EDCompの主な機能(コントロール解説)
EDCompはシンプルなインターフェースで、直感的に操作できます。
各機能について詳しく見てみましょう。
- AMOUNT(圧縮量)
- どのくらい圧縮をかけるかを調整する。
- 比率に関わらず、出音の印象を大きく変えるポイント。
- BUTTON(モード切り替え)
- ED:エンファシス付きコンプレッション。
- CL:クリーンなコンプレッション。
- BYPASS:処理を無効化して比較可能に。
- OUTPUT(出力レベル調整)
- 最終的な出力レベルを調整。
- マスタリング前の微調整にも便利。
- MIX(ミックスバランス)
- 原音と処理済み音のブレンド比を設定。
- パラレルコンプレッションも簡単に実現。
インターフェースと操作性
- サイズ変更可能なインターフェース
- 右下のハンドルで50%〜200%の間で自由に拡大縮小可能。
- サイズを記憶するには以下の手順を踏むのがオススメ:
- 最初にプラグインを立ち上げる
- ノブを触る前に画面サイズを調整
- DAWのデフォルトプリセットとして保存
- サイズリセット
- 画面サイズをデフォルトに戻したい場合は、リサイズハンドルをダブルクリック。
対応フォーマットと動作環境
EDCompは以下のフォーマット・環境で利用可能です。
- フォーマット
- VST3 / AU / AAX Native(Audiosuite対応)
- 対応OS
- macOS:10.11以降(Intel/Apple Silicon両対応)
- Windows:10〜11
- 動作要件
- macOS:Metal対応のグラフィックカード
- Windows:OpenGL対応のグラフィックカード
まとめ:Analog Obsession「EDComp」ボーカルの明瞭感と存在感を劇的にアップ!エンファシス&ディエンファシスで繊細な音圧コントロールができる革新的コンプレッサー|DTMプラグインセール
EDCompは、単なるコンプレッサーとは一線を画す設計思想で、特にボーカル処理や繊細な音作りに強みを発揮します。
・EDCompは、エンファシス/ディエンファシス処理を取り入れたユニークなコンプレッサー
・EDモードとCLモードの2種類を搭載し、用途に応じた音作りが可能
・シンプルなインターフェースで、直感的に操作できる設計
・サイズ調整やパラレル処理など、使い勝手にもこだわりあり
・ボーカル処理に最適化されつつも、幅広いソースに対応
このように、EDCompは「音を整える」以上の価値を提供してくれるツールです。
自分の制作環境に取り入れて、その実力をぜひ体感してみてください。
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