
ドラム音にもっとこだわりたい
ループに頼らず自由にビートを組みたい
そんな制作者にぴったりなのが、Sugar Bytesの『DrumComputer』です。
この記事ではその魅力を詳しく解説します。
CONTENTS
DrumComputer by Sugar Bytes:アイデアがあふれ出す現代型ドラムシンセ

「DrumComputer」は、現代の音楽プロデューサーに向けて設計された究極のドラムシンセサイザーです。
クラシックとモダンを融合させたサウンドエンジン、高度なランダマイズ機能、表現力豊かなシーケンサーなど、他のドラムマシンとは一線を画す機能を多数搭載しています。
DrumComputerの注目ポイント
DrumComputerの特徴は、以下の通りです。
多彩な8つのサウンドエンジン

- 3つの合成レイヤーを搭載
アナログ風のレゾネーター、Wavetable、Resynth/Samplerモードを使って、幅広い音作りが可能。 - 自分のサンプルも使える
Samplerモードを使えば、自分の音素材を活用可能。オリジナリティのあるドラムキットを作成できます。 - エンジン間でのプリセット共有が可能
8つのエンジンはプリセットを共有できるため、作業効率も高まります。
柔軟で高機能な音作りツール
- フィルター/コンプレッサー/ディストーション
音に輪郭を与えたり、攻撃的なサウンドを作ったりするのに最適です。 - 2種類のセンドリバーブ
「Room」と「Hall」の2タイプを搭載。空間的な広がりも簡単に演出できます。 - ハイブリッドなENV/LFO×2
複雑なモジュレーションも自由自在。豊富な波形が揃っており、幅広い表現力を実現。 - 柔軟なモジュレーションマトリクス
ソースとターゲットを自由に設定して、細やかなコントロールが可能。
直感的でスピーディなキット編集

- 「Kitページ」で主要操作が完結
各チャンネルでプリセットブラウザ、ピッチ、ディケイ、Modifyノブ、プロファイル付きランダム機能を使用可能。 - Chokeグループ対応
ハイハットのオープン/クローズだけでなく、シンセ系サウンドでも使える柔軟設計。 - Finalizerで仕上げも簡単
トランジェントシェイパー、コンプレッサー、サチュレーターなどが統合されており、迫力のある仕上がりに。
ランダム機能で無限のドラムバリエーション

- プロファイル付きランダマイザー
テイストを指定してランダマイズできるため、狙った雰囲気に近づけやすい。 - MakeKitボタン
ボタンひとつでキット全体を刷新。マンネリ防止に最適。 - Auto FillとRemix機能
パターンに自動でフィルを入れたり、リアルタイムでグルーヴを加えることも可能。
ライブにも強いパターン&マッピング機能
- キーボードへの自由なマッピング
ドラム音、ミュート、ロールなどをキーボードに割り当ててパフォーマンスが可能。 - 16個のパターンキーとパターンチェイン
直感的にビートを組み立てられ、シームレスに展開。
超強力なステップシーケンサー

- 16ステップ/16パターン構成
トリガーだけでなく、テンポ、ステップ長、方向なども各トラックで設定可能。 - 多彩なシーケンス機能
- 確率、ロール、ステップディレイ
- ピッチ、ディケイ、モジュレーションの各専用シーケンサー
- MIDIドラッグ&ドロップ
トリガーやモジュレーションデータをMIDIファイルとして簡単にエクスポートできます。
プリセット&サウンドバンク
- 450以上のエンジンプログラムと400以上のグローバルプリセット
あらゆるジャンルやスタイルに対応可能。 - 無限に近いサウンドの可能性
ランダマイズ機能と組み合わせれば、常に新しいドラムサウンドに出会えます。
DrumComputerの使い方・活用法

「DrumComputer」は、音作りの幅広さと操作の柔軟性から、あらゆる音楽制作シーンに対応できるドラムシンセサイザーです。
ここでは、実際にどんな場面で活用できるのか、具体的な使用例を挙げて紹介します。
ビートメイキングにおける即戦力として
- プリセットの活用で即制作可能
初期搭載の450以上のエンジンプリセットと400以上のキットプリセットを使えば、制作のスタートが圧倒的に速くなります。
ジャンルも幅広く、ヒップホップ、テクノ、ハウス、ポップなどあらゆるジャンルに対応。 - 音作りの細部まで調整可能
各ドラムパーツに対してピッチやディケイだけでなく、フィルターやディストーションも個別に設定可能。
好みの質感にチューニングできます。
オリジナルサウンドの開発に
- ランダマイズ機能で偶然の発見
プロファイル付きのサウンドランダマイザーを使えば、思いがけない音と出会えます。
MakeKitボタンでキット全体を新規作成するのもおすすめ。 - 自分のサンプルを取り込んでカスタマイズ
サンプルモードを使えば、自前の録音素材やワンショットを読み込んで自由に組み合わせることが可能です。
ライブパフォーマンスでの活用
- ミュートやパターンチェンジが即応可能
8キーでのミュート操作、16パターンキーによるパターン再生、さらにキーボードへの自由なマッピング機能により、ライブ演奏での即時操作に最適。 - Remix機能でリアルタイムに展開を加える
パフォーマンス中にRemixノブを操作するだけで、グルーヴの変化やブレイク、フィルインをリアルタイムに生成できます。
サウンドデザイン・実験的音楽への応用
- Resynthによるユニークな音作り
通常のドラム音だけでなく、液体的な質感や不規則なサウンドも作成でき、サウンドアートやアンビエント系の制作にも対応。 - 豊富なモジュレーションで動的な音を演出
ピッチ、ディケイ、フィルターなどのモジュレーションを駆使して、動きのあるサウンドを自動生成できます。
DrumComputerがおすすめな人
「DrumComputer」は非常に多機能で柔軟なドラムシンセサイザーですが、特にどんなユーザーにとって価値が高いのか。
ここでは、具体的なタイプ別におすすめのポイントを解説します。
音作りにこだわるプロデューサー
- 合成方式の多さで幅広い表現が可能
レゾネーター、Wavetable、Resynth、Samplerを組み合わせられるため、1つのドラム音に対して多層的な設計が可能です。 - エフェクトとモジュレーションで微細な調整ができる
音の輪郭、空間、動きを細かく調整できるツールがそろっているので、音色に強いこだわりを持つ人には特におすすめです。
オリジナリティを追求するトラックメイカー
- サンプルの読み込みで完全オリジナル音源を構築
手持ちのサンプルを素材として取り込み、DrumComputer独自のエンジンで変形・合成可能。 - MakeKitやランダム生成で発想を刺激
自分では思いつかないようなサウンドを手軽に生み出せる機能が、制作のマンネリを打破してくれます。
EDMやHIPHOPなど打ち込み系ジャンルを制作する人
- キレのあるキックやスネア、複雑なハイハットも簡単に構築
特に低音の重厚感や高音の抜けが必要なジャンルでは、音作りの幅広さとキレの良さが活きます。 - Auto FillやRemix機能で展開もおまかせ
自動でビートに変化をつけられるため、ループ感を避けたいジャンルでも活躍します。
ライブパフォーマーや即興演奏者
- ミュート、キーマッピング、パターン切り替えが直感的
実演中のアレンジや即興性が求められる場面でも、素早く対応可能な設計です。 - 16ステップ×16パターンの豊富な展開力
あらかじめ複数の展開を仕込んでおくことで、ワンマンライブや即興パフォーマンスにも最適です。
ビートメイク初心者にもやさしい設計
- プリセットが豊富で使いやすい
音色もパターンも最初から完成度が高く、初心者でも「即、曲になる」体験ができます。 - 直感的なUIとランダム機能で学びながら制作可能
ランダマイズをベースに試行錯誤することで、操作を自然に覚えていけます。
動作環境(システム要件)
「DrumComputer」は、最新の64bit環境に対応したドラムシンセサイザーです。
導入前に以下の要件をご確認ください。
対応OSとプラグイン形式
- macOS:10.12以降(Apple Silicon M1対応)
対応形式:VST2 / VST3 / AU / AAX / スタンドアロン - Windows:7以降(64bit専用)
対応形式:VST2 / VST3 / AAX / スタンドアロン
※本ソフトは64bit専用のため、32bit環境では使用できません。
まとめ:Sugar Bytes「DrumComputer」ドラムサンプルに頼らない!ドラムパターン制作が苦手な人に使ってほしい、8つの音源とランダム機能で無限のアイデアを生み出すドラムシンセ|DTMプラグインセール
今回の記事では、Sugar Bytesのドラムシンセ「DrumComputer」について、その機能や活用法、対象ユーザー、動作環境を中心に解説しました。
- 8つのサウンドエンジンと複数の合成方式で、圧倒的な音作りの自由度
- ランダム機能やプリセットで、初心者でも直感的にビート制作が可能
- ライブにも対応した柔軟な操作性とシーケンス機能
- 64bit対応のmacOS/Windowsで使用可能
以上のように、「DrumComputer」はアイデアが尽きないドラム制作ツールとして、多くのプロデューサーやビートメイカーにおすすめできる一本です。
