
映像や音楽に“空気感”を加えたいとき、頼れるのがSonora Cinematicの「Drift」
Audiomodernの無料サンプラー「Soundbox」専用の拡張音源として、神秘的で緊張感のあるサウンドを収録しています。
映画音楽から実験的エレクトロまで、ジャンルを問わず活躍するこのライブラリを詳しく紹介します。
CONTENTS
Drift – Soundboxのための無料シネマティック音源拡張パック

映画音楽、アンビエント、エレクトロニカなど、表現力豊かなサウンドが求められる場面で重宝するのが、Sonora Cinematicの「Drift」。
この拡張パックはAudiomodernの「Soundbox」専用に設計された、無料で使えるサウンドライブラリです。
以下、その特徴と魅力を詳しく解説します。
Driftとは?

- オーケストラ録音から生まれたサウンド集
開発の背景には、次期バーチャルインストゥルメントのために行われた大規模なオーケストラ録音があります。
そこから得られた素材を元に、独創的かつ実験的なサウンドデザインを施しています。 - 木管楽器のフラッタータンギングを活用
フラッタータンギングによる豊かで予測不能なテクスチャーを収録。
加工により、不気味で魅惑的な質感を演出しています。 - 映像音楽向けに最適な音像
神秘的、幻想的、不穏といった感情を呼び起こす音色が多数。
夢の中のようなシーンや森の中の静けさなど、視覚に寄り添うサウンドです。
どんな音が入っている?

- 4つの独自プリセット
加工された木管の音を元にしたプリセットが4つ含まれています。 - シマー系パッド
滲むような高音がゆっくりと広がるパッド音。
空間に漂う浮遊感を演出します。 - 幽玄なハーモニクス
幽霊のように現れては消える繊細な音。
場面に神秘性を与えます。 - ささやく風のような音色
風が耳元で囁くようなニュアンスを持ち、緊張感や不安定さを表現できます。
Driftが活躍するジャンル
- 映画・ドラマのスコア
静かなシーンや不安を誘う場面など、映像の裏側で感情を支える音源です。 - アンビエント・ダウンテンポ
長く伸びる音や変化に富んだテクスチャーが、雰囲気作りにぴったりです。 - ドリームポップやローファイ
音楽的な実験にも適しており、独自の世界観を構築するのに効果的。 - ディープテクノや実験音楽
空間系サウンドとしても使用可能で、クラブトラックの隠し味としても活用できます。
Soundboxとの連携
- MPE・アフタータッチに対応
SoundboxはMIDI Polyphonic Expression(MPE)とアフタータッチをサポートしており、繊細な演奏表現が可能です。 - iPadでも使用可能なマルチタッチ対応
タブレット環境でも操作性を保ち、どこでも創作に集中できます。 - Soundbox自体も無料
Driftを使用するためのSoundbox本体も、Audiomodern公式サイトから無償でダウンロード可能です。
ファイル情報と仕様
- 収録容量:198MB(展開後)
軽量で扱いやすく、他の音源と併用してもシステムに負担がかかりにくい設計です。 - 拡張パック形式:Soundbox専用パック
Soundbox内で簡単に読み込み・操作が可能です。
まとめ:Sonora Cinematic「Drift Free Soundbox Expansion Pack」映画・アンビエント・実験音楽まで幅広く対応!幻想的なパッドと木管の息づかいが、楽曲に“空気感”を加える、無料で手に入るとは思えないほど完成度が高いシネマティック音源|DTMプラグインセール
今回の記事では、Sonora Cinematicの無料拡張パック「Drift」について紹介しました。
以下に要点をまとめます。
- 映像向けに最適化された、幽玄かつ不安定なサウンドを収録
- フラッタータンギング木管の実験的な加工が特徴
- 映画、アンビエント、ローファイ、実験音楽など幅広く対応
- AudiomodernのMPE対応無料サンプラー「Soundbox」で使用可能
- 容量198MBと扱いやすく、即戦力になるサウンドばかり
このように、Driftは無料で入手できるとは思えないほど高品質な拡張音源です。
特に「シーンに深みを出したい」「何か空間的な響きが欲しい」と感じている方は、まず導入して損はありません。
無料で始められるので、ぜひSoundboxと合わせて試してみてください。