
音に味わいを加えるノイズエフェクトを探していませんか?
Tumultは、100種類のノイズを自在に操作できるVSTプラグイン。
手持ちのサンプルも取り込めて、音の質感やヴィンテージ感を簡単に演出できます。
この記事では、その特徴や使い方をわかりやすく解説します。
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CONTENTS
Tumult:ノイズを操る多機能テクスチャライザー

Tumultは、音に「ノイズ」という味付けを加えることで、温かみやヴィンテージ感、質感を加えるVST3エフェクトプラグインです。
WindowsとLinuxで使える64bit対応の無料・オープンソースプラグインで、100種類の厳選されたノイズ素材を搭載しています。
Tumultの特徴と主な機能

基本機能
- ノイズの付加機能
ノイズを音声に重ねて、質感・ヴィンテージ感・奥行きを与えます。 - 3つの再生モード
- Raw:ノイズをそのまま再生(信号とは独立)
- Follow:音声信号に反応してノイズが再生
- Duck:音声信号があるときはノイズを抑制
- 5バンドEQ
ノイズの周波数特性を自由に調整可能。各バンドの説明は以下の通り:- Band 1:ハイパスフィルター
- Band 2:ベルまたはローシェルフ切替式
- Band 3:ベルフィルター
- Band 4:ベルまたはハイシェルフ切替式
- Band 5:ローパスフィルター
- ノイズ素材のカスタムインポート
自分で用意した.wavファイルをノイズとして追加できます。フォルダごとの一括インポートも対応。
インターフェースの使い方
- Gainノブ
ノイズの音量調整。0以上にすると歪みを加えるクリッパーが作動。 - Mixノブ
ノイズと原音のブレンド量を調整。 - Raw/Duck/Followセレクター
中央の大きなノブでモード選択。モードによって「スレッショルド」「アタック」「リリース」の各ノブが有効になります。 - スレッショルド(Thresh)
ノイズが再生される信号レベルの閾値を設定。 - アタック/リリース
ノイズの立ち上がり・減衰スピードをコントロール。
サンプルの管理と編集
- 追加(+ボタン)
サンプルインポート画面を開き、新規またはフォルダ単位で.wavを取り込み可能。 - 読み込み/保存/削除
- 読み込んだサンプルは名称やループ範囲の編集が可能。
- 保存すれば「Custom」カテゴリーに表示。
- 削除しても実ファイルは消えません(Tumult内のエントリ削除のみ)。
- サンプル波形エリア
ドラッグまたは右クリックで.wavファイルを追加。名前の変更やループ範囲の設定が可能です。 - フェード/ノーマライズ機能
- ループの端のクリック音を防ぐためのフェード処理。
- 音量を0dBに自動調整するノーマライズ機能も搭載。
詳細設定とカスタマイズ
- スペクトラムアナライザー
EQの背後にアナライザーを表示するか選択可能。 - ホスト同期(Host Sync)
DAWの再生中のみノイズが再生されるように設定可能。 - UIサイズの変更
ズームファクターでUIサイズを調整できます。 - ストリーミングモード
ノイズサンプルの読み込み方法を切り替え可能。 - サンプルフォルダの指定
設定画面から「Change Sample Folder Location」で、保存場所をTumultに認識させる必要があります。
インストール方法
- VST3フォルダへの配置
ダウンロードした「Tumult.vst3」フォルダを以下にコピー:- Windows:
C:\\Program Files\\Common Files\\VST3
- Linux:ホームディレクトリ内の
.vst3
フォルダ
- Windows:
- サンプルフォルダの配置
任意の場所に置き、Tumult設定内でそのフォルダを指定。 - 設定を反映するためには
プラグインをDAWから一度削除し、再読み込みする必要があります。
使用上の注意と既知の不具合
- Linuxでのドラッグ&ドロップ非対応
JUCEの制限によるもので、汎用的な解決策は現時点で存在しません。
まとめ:cosint「Tumult」“ノイズで音を作る”という新発想!100種のサウンドテクスチャで音に“深み・温かみ・古さ”を与え、自作サンプルも自在に追加できるノイズ生成プラグイン|DTMプラグインセール
Tumultは、100種類のノイズや自作サンプルを使って音に質感やヴィンテージ感を加えるVST3プラグインです。
・Tumultは、ノイズで音に温かみや質感を加えるVST3エフェクトプラグイン
・100種類のノイズ素材を内蔵し、独自のサンプルも取り込み可能
・「Raw」「Follow」「Duck」モードでノイズの再生挙動を制御
・5バンドEQでノイズの音色を自由に調整
・サンプルの編集・保存・ループ・フェードなども細かく設定可能
・WindowsとLinuxで使用でき、オープンソースで無料提供
この記事を読んでTumultに興味を持った方は、公式GitHubからダウンロードし、実際に自分の音にノイズの質感を加えてみてください。
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