
眠っているマルチサンプル資産を、別のサンプラー環境でそのまま使えたら
ConvertWithMossは、そんな願いを現実にする変換ツールです。
対応フォーマットは非常に幅広く、ハードとソフトをまたいだライブラリ移行をスムーズに行えます。
ConvertWithMossとは何か

ConvertWithMossは、さまざまなサンプラー形式のマルチサンプルを別の形式へ変換できるツールです。
さらに、WAVやAIFFといった単体のサンプルファイルからマルチサンプルを生成することもできます。
単なるファイル形式の変換にとどまりません。
対応している形式であれば、以下の情報もあわせて読み書きします。
- プリセット名
- カテゴリー
- 作成者(Creator)
- 説明文
- キーワード
- アンプ/フィルターエンベロープ
- フィルター設定
- ループ情報
もし元のフォーマットにメタデータが含まれていない場合でも安心です。
サンプル名やフォルダ構造から推測して、自動的に情報を補完します。
細かいパラメータ対応状況はマニュアル内の一覧で確認できます。
対応フォーマット一覧
対応形式は非常に幅広く、ハードウェア/ソフトウェア問わずカバーしています。
主な対応フォーマット
- 1010music(Bento / Blackbox / Tangerine / Bitbox)
- Ableton Sampler(.adv / .adg)
- Akai各種(Sシリーズ、MPCシリーズ、AKP/AKMなど)
- Bitwig Multisample
- DecentSampler(.dspreset / .dslibrary)
- discoDSP Bliss
- Expert Sleepers disting EX
- Kontakt(NKI / NKM)※暗号化ファイル除く
- Korg(KSC / KMP / KSF / wavestate / modwave)
- Logic EXS24
- Native Instruments Maschine
- Reason NN-XT
- SFZ
- SoundFont 2
- TAL Sampler
- Waldorf Quantum / Iridium
- Yamaha YSFC
- ISO / IMG(Akai系ディスクイメージ)
- 単体サンプル(AIFF / FLAC / OGG / NCW / WAV)
古いハードウェア資産を現代環境へ移行したい方にも便利です。
スタジオに眠っているライブラリを再活用できます。
使い方(GUI版)
基本操作は6ステップです。
- 左側でソース形式を選択
- 変換元フォルダを指定
- 右側で出力形式を選択
- 出力先フォルダを指定
- 出力タイプを選択
- 単体プリセット
- プリセットライブラリ
- パフォーマンス
- パフォーマンスライブラリ
- 「Convert」をクリック
変換中はログが表示されます。
エラーやスキップされたファイルがないか、必ず確認してください。
ログは出力フォルダにも保存されます。
Analyseボタン
「Analyse」を押すと、実際の書き出しを行わずにチェックだけ実行します。
大量変換前の確認に便利です。
インストール方法
基本的な流れはシンプルです。
- 対応OS用インストーラーをダウンロード
- 実行してインストール
- アプリを起動
対応OS
- Windows 10 / 11
- macOS 12以降(Intel / ARM)
- Linux(Ubuntu 22.04以降)
macOSで起動できない場合
初回起動時に「開発元が未確認」「破損している」と表示されることがあります。
その場合は以下を行います。
- 一度エラーを閉じる
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 「このまま許可」をクリック
- 再度起動して許可
それでも動作しない場合は、Gatekeeper関連の設定変更が必要になることがあります。
詳細はマニュアルの該当章をご確認ください。
まとめ:Jürgen Moßgraber「ConvertWithMoss」Kontakt・Akai・Korg・Abletonなど多数のサンプラー形式を相互変換!眠っているマルチサンプル資産を最新環境で活かせる無料ツール|DTMプラグインセール
ConvertWithMossは単なる形式変換ツールではありません。
マルチサンプル移植の「橋渡し役」として非常に実用的です。
- 古いハード資産を活かしたい
- 複数サンプラー間でライブラリを共通化したい
- 大量プリセットを整理したい
こうしたニーズにしっかり応えてくれます。
サンプラー環境を横断する制作スタイルの方には、特に価値の高いツールといえるでしょう。
