
楽曲に“人の声”が加わるだけで、リスナーの印象は大きく変わります。
とはいえ、自分でボーカルを録るのはハードルが高い……
そんな悩みを解決してくれるのが「Complete Vocal Sample Pack 2」です。
この記事では、その特徴や活用法、どんな人に向いているのかを詳しく解説します。
Complete Vocal Sample Pack 2 by Vandalism Soundsとは

音楽制作における“ボーカル素材”の重要性は、経験者であれば誰もが痛感していることでしょう。
「人間らしさ」「感情」「キャッチーさ」などを楽曲に加えるために、ボーカルの存在は欠かせません。
そんな中、Vandalism Soundsが提供する「Complete Vocal Sample Pack 2」は、これまでにないほどのボリュームと多様性を備えたボーカル素材集として注目を集めています。
Complete Vocal Sample Pack 2の魅力

このパックは、1,772個ものボーカルサンプルとループを収録した超大型コレクション。
単なるサンプルの寄せ集めではなく、ジャンルごとに緻密に構成されたプロ仕様の内容となっています。
パックの主な特長
- 収録数は1,772のボーカル&ループ素材
- ドライボーカル:1,129ファイル
- ウェットボーカル:513ファイル
- チャンツ(掛け声系):30ファイル
- ボーカルチョップ(細かく切ったボイス):ウェット50ファイル、ドライ50ファイル
- MIDIループ:374ファイル
- メロディーや構成のガイドとして活用できるMIDIファイルも豊富に収録されています。
- 対応フォーマット:WAV、MIDI
- 多くのDAWでそのまま使用可能。
- グローバルな音声表現
- 英語はもちろん、アフリカ系、インド系、トルコ系のボーカルも含まれており、エスニックな要素を取り入れたいときにも最適です。
収録ジャンル一覧(ボーカルスタイル別)
以下のジャンルに対応したボーカルが、それぞれ個別にパック化されています。
- Bass House Vocals
- Big Room Techno Vocals
- Dance Vocals
- Drum & Bass Vocals
- Future Rave Vocals
- G-House Vocals
- House Vocals
- Latin Tech House Vocals
- Mainstream Deep House Vocals
- Melodic House Vocals
- Melodic Techno Vocals
- Pop Vocals
- Progressive House Vocals
- Slap House Vocals
- Tech House Vocals
- Techno Vocals(ゴスペル風も収録)
- Tropical House Vocals
加えて、ジャンルに縛られない「Vocal Chops」もあり、トラックに独特なリズムやテクスチャを加える際に活躍します。
Complete Vocal Sample Pack 2の使い方・活用法
音楽制作において、ボーカル素材は「曲の印象を一変させる武器」です。
特にジャンルレスで幅広いスタイルを収録している「Complete Vocal Sample Pack 2」は、その活用の幅も非常に広く、初心者からプロの現場まで対応可能です。
ここでは、実践的かつ効果的な活用法を箇条書きでご紹介します。
- メロディーラインにトップラインボーカルを重ねて曲の完成度をアップ
- ドライ音源を使えば、自分のエフェクトでカスタム可能。
ウェットバージョンはそのまま使っても十分に映えます。
- ドライ音源を使えば、自分のエフェクトでカスタム可能。
- ビルドアップやブレイクでアドリブやシャウトを挿入し、緊張感を演出
- サンプル内には短く勢いのあるボイスも多く、展開に躍動感を加えられます。
- Vocal Chopを切り刻んで、リズミカルなフックパートを作成
- リズムに合わせて配置するだけで「プロっぽい」印象に。
音数の少ないドロップでも主役になります。
- リズムに合わせて配置するだけで「プロっぽい」印象に。
- 民族系ボーカルを使って、エスニックで独自性のあるサウンドを構築
- インド系・アフリカ系・トルコ系の声は、シネマティック系やエレクトロワールドにも好相性。
- MIDIループを活用して、コード進行やメロディ制作のヒントにする
- 付属のMIDIはそのまま使うだけでなく、メロディ作成のベースとしても優秀です。
- ポップ〜EDMのボーカル素材をそのまま「フューチャリング素材」として活用
- トップラインの質が高いため、自分で歌を録らずに“歌モノ”の楽曲が仕上がります。
- 異なるジャンルのボーカルをミックスして、新しい音楽スタイルに挑戦
- たとえばテクノのトラックにポップボーカルを重ねるなど、意外な組み合わせで化学反応を狙えます。
Complete Vocal Sample Pack 2がおすすめな人
「Complete Vocal Sample Pack 2」は、収録内容の多さだけでなく、ジャンルや使用目的に応じた柔軟な活用が可能な点で、多くのクリエイターに適したパックです。
以下では、どんな人にとって特におすすめかを具体的にご紹介します。
- ボーカルトラックを自分で録音・編集するのが難しい人
- 自宅に録音環境がない、歌が得意ではない、編集技術が未熟などの理由で、外部の高品質なボーカル素材を使いたい人に最適です。
- 幅広いジャンルを制作するマルチジャンル系プロデューサー
- EDM、ポップ、ハウス、テクノ、ラテン、シネマティックなど、18ジャンル以上に対応しているので、制作のたびに別パックを探す手間が省けます。
- ボーカル素材のストックを一気に増やしたい人
- 1,700を超えるサンプルが収録されており、音源の引き出しを一気に拡張したい方にとっては理想的な選択肢です。
- 楽曲に「人の声」というエモーショナルな要素を加えたい人
- 楽器だけでは表現しきれない感情やストーリー性を、ボーカルでプラスしたい人には非常に有効です。
- 作曲初心者や学習中のクリエイター
- MIDIデータや加工済みのウェットボーカルなど、扱いやすい素材が豊富にあるため、初心者でもすぐに使える構成になっています。
- 海外テイストを取り入れたい国内トラックメイカー
- 英語やエスニック系のボーカル素材を使用すれば、簡単に“海外っぽさ”を演出できます。
- 他人と違う音を求める、個性を出したいアーティスト
- 民族的な声やボーカルチョップなど、独特な音色も揃っており、個性的な楽曲制作が可能です。
まとめ:Vandalism Sounds「Complete Vocal Sample Pack 2」1,772種類の高品質ボーカル素材が1つに集結!多国籍ボイス × 多ジャンル対応 × MIDI付きで使いやすい、全ジャンル対応の超大容量ボーカルサンプル集|DTMプラグインセール
「Complete Vocal Sample Pack 2」は、単にボーカルを“足す”ための素材集ではありません。
プロ品質の音源でありながらも、使いやすく構成されており、音楽制作の“質”と“スピード”を飛躍的に高めてくれます。
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 1,772種類のボーカル&ループ素材が収録された大容量パック
- EDM・ポップ・ハウスなど18ジャンル以上に対応
- 英語・アフリカ・インド・トルコなど多国籍ボーカルも収録
- MIDIファイル付きで作曲にも活用可能
- ドライ&ウェットの両方を収録しており、即戦力として使える
- 初心者からプロまで、幅広いクリエイターにおすすめ
以上のように、「Complete Vocal Sample Pack 2」は、ボーカル素材を探している人にとって非常に価値あるパックです。
音楽制作の可能性を広げたい方は、ぜひ導入を検討してみてください。
