
プロ品質のストリングス音源を、手頃な価格で揃えたいと考えたことはありませんか?
この記事では、各ライブラリの特徴と魅力をわかりやすく解説します。

Aria Sounds Complete Strings Bundle:プロ仕様のストリングス音源

Aria SoundsのComplete Strings Bundleは、London Symphonic StringsとLSS Solo Stringsの2大シリーズを収録した高品質ストリングス音源集です。
ソロからオーケストラまでカバーし、演奏表現・音場調整・操作性すべてがプロレベル。
このバンドルは、以下の2つの高品質ライブラリを収録した超お得なパッケージです。
- LSS Solo Strings Bundle(ソロ弦)
- London Symphonic Strings(オーケストラ弦)
収録パックを、それぞれ詳しく解説していきます。
London Symphonic Strings:プロフェッショナルなフル・オーケストラ弦楽音源
このライブラリは、全5セクション(ヴァイオリン1・2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)を収録した42GB超の本格派オーケストラ音源です。
細部までリアルな演奏表現を追求しており、全てのセクションにトゥルーレガート、マルチマイク、豊富なアーティキュレーションが備わっています。
豊富なマイクポジションで自在な空間コントロールが可能
すべてのセクションに、以下の4つのマイクポジションが用意されています。
- クローズ(Close)
- 各セクションの真上に配置されたNeumannマイクで、繊細かつタイトな音が得られる
- メイン(Main)
- 指揮者の後ろから収録されたステレオペアとアウトリガー。ステージ全体の自然な広がりを表現
- リグ(Rigs)
- Schoepsマイクを使用。より明瞭で広がりのあるサウンドを提供
- ルーム(Room)
- ホールの残響を活かしたアンビエントな響きが得られる
セクションごとにマイクのミックスが可能なため、楽曲のジャンルや目的に応じて音場設計が自由自在です。
全セクションに本格アーティキュレーションとトゥルーレガート搭載
以下は、全体または一部セクションに収録されているアーティキュレーションの一例です。
- サステイン・レガート(Sustained Legato)
- 滑らかな音のつながりを再現し、旋律に最適
- スピッカート(Spiccato)
- 軽やかなスタッカート演奏に
- スルタスト・レガート(Sul Tasto Legato)
- 指板近くで演奏し、柔らかく淡い音色を実現
- スルポンティチェロ・レガート(Sul Ponticello Legato)
- 駒に近づけた演奏で緊張感のある音を生成
- ソルディーノ(ミュート)付きレガートやスピッカート
- 弱音器を使ったソフトな音色で演出力アップ
- トレモロ、マルテレ、ピチカート、バルトークピチカート
- コルレーニョ(弓の背で弾く奏法)
- グリッサンド、スライド(手動制御対応)
- バイオリン協奏曲的テクスチャ
- ソロバイオリンが強く歌い、他が静かに支える構成
- ストリングスSFX
- 特殊効果音や打楽器的奏法、ノイズ系音なども収録
全体で30種類以上のアーティキュレーションが含まれており、作曲の幅が圧倒的に広がります。
LSS Solo Strings Bundle:ソロ弦4種を収録した高精度ライブラリ
LSS Solo Strings Bundleは、バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスの4つのソロ楽器を個別収録した16GB超のサンプルライブラリです。
美しいホールでの収録と、高機能な演奏コントロールが魅力の本格派ソロ弦音源です。
LSS Solo Strings – Solo Violin:細部まで作り込まれたソロ・バイオリン音源
LSS Solo Strings – Solo Violinは、LSSバンドルに含まれる4GBの高品質ソロ・バイオリン音源です。
リアルな演奏感と柔軟なマイクミックスにより、映画音楽・室内楽・ソロ演奏トラックにも対応できるクオリティを実現しています。
表情豊かな3種のレガートとボウチェンジ機能でリアルな演奏を再現
演奏のつながりや流れを重視したい場合に、非常に有効なレガート機能が実装されています。
- 収録されているレガートモード
- スラー(slurred):滑らかで一息のようなつながり
- ボウ(bowed):弓の切り替えを感じさせるリアルなフレージング
- ポルタメント(portamento):滑らかに音をスライドする表現
- 演奏中の切り替え
- キースイッチでレガートモードを簡単に変更可能
- 一つのフレーズ内で異なる表現を使い分けられる
- 独自機能:同一音内での弓の切り替え
- ノートを保持しながら低Gキーを押すと弓の変更動作が再現
- 他のストリングス音源ではほとんど見られない高機能
豊富なアーティキュレーションとマイク構成で細部まで表現可能
演奏法や音の質感を調整するための多彩なツールが搭載されています。
- 4種類のマイクポジション(ミックス可能)
- クローズモノ:非常に近く乾いた音
- クローズステレオ:立体感のあるクローズ音像
- ミドルルーム:ナチュラルなホールリバーブ
- ファールーム:広がりと奥行きを持つアンビエントサウンド
- 演奏表現
- スタッカート:1ノートあたり24バリエーションを収録、機械的な繰り返しを回避
- ホールトーントリル:短音階トリルをキースイッチで簡単に演奏可能
- リリースコントロール
- ソフトリリース:自然な弓の離し方
- ハードリリース:クレッシェンド後にアクセントを持って終了する鋭い終わり方
- 使用環境
- Kontaktフルバージョン(v4以上)が必須
- 無料のKontakt Playerでは使用不可
LSS Solo Strings – Solo Viola:中低域を支えるリアルなビオラ音源
LSS Solo Strings – Solo Violaは、約4.2GBにわたって精密に収録された本格的なソロ・ビオラ音源です。
中音域の温かみと深みを活かした表現が可能で、アンサンブルにもソロにも自然に溶け込むサウンドが魅力です。
3種類のトゥルーレガートと弓の切り替え機能で自然な演奏を実現
バイオリン同様、リアリズムと表現力を両立した操作性が特徴です。
- 搭載された3つのレガートタイプ
- スラー(slurred):音と音が柔らかくつながる
- ボウ(bowed):弓の切り替えを自然に感じさせる表現
- ポルタメント(portamento):滑らかな音程移動による感情表現が可能
- 操作性の高いキースイッチ切替
- 演奏中にレガートモードを自由に変更可能
- 同一音でのボウチェンジ機能
- ノートを押しながら低Gキーを使用することで、弓の切り替えをリアルに再現
アーティキュレーションとマイク配置で音の立体感を自由にコントロール
細かいニュアンスの表現や、音像の調整も柔軟に行えます。
- 4つのミックス可能なマイクポジション
- クローズモノ
- クローズペア
- ミッドルーム
- ファールーム
- 近接から広がりある空間まで、音場の自由度が非常に高い
- スタッカートとトリルの表現力
- スタッカート
- 8つのラウンドロビン(RR)× 3段階のダイナミックレイヤー
- 自然な音のばらつきを再現
- ホールトーントリル
- キースイッチで即時切り替え可能
- スタッカート
- リリースサウンドの選択
- ソフトリリース:ナチュラルな弓の終了
- ハードリリース:急激なクレッシェンドとともに音を締める表現
- 動作環境
- Kontaktフルバージョン(v4以上)必須
- Kontakt Player非対応
LSS Solo Strings – Solo Cello:深みのある音色と表情豊かなチェロ音源
LSS Solo Celloは、約4GBに収録された息づかいすら感じるリアルなソロ・チェロ音源です。
演奏にはプロフェッショナルな奏者を起用し、感情と音楽性を備えたサンプルに仕上がっています。
中低域の厚みと繊細な表現を両立できる、作曲家必携のライブラリです。
楽器の“呼吸”を感じる3つのレガートと細やかな演奏制御
弦楽器の魅力のひとつである「滑らかな音のつながり」をリアルに再現可能です。
- 3種類のレガートモードを収録
- スラー(slurred):自然で優しい音のつながり
- ボウ(bowed):弓の分け目がしっかりと表現されるフレーズ
- ポルタメント(portamento):チェロならではの滑らかで感情的なスライド
- キースイッチによるリアルタイム切り替え
- フレーズ中に自由にモードを変更でき、より自然な演奏表現が可能
- 同一ノート上でのボウチェンジ(弓の変更)機能
- ノートを保持しながら低Gキーを押すことで弓の切り替えをトリガー
- ロングトーンや持続音にリアリティを追加できる重要な機能
多彩なマイクセッティングと表現技法でチェロの魅力を余すことなく再現
サウンドの奥行きと立体感を作り込むための工夫が随所に施されています。
- 4つのミックス可能なマイクポジション
- クローズモノ:細かなニュアンスまでクリアに収録
- クローズペア:リアルなステレオ感
- ミドルルーム:適度な広がりと残響
- ファールーム:ホール全体の響きを自然に再現
- アーティキュレーションの豊富さ
- スタッカート
- 24種類のバリエーション(ラウンドロビン)を収録
- 自然な繰り返し演奏が可能
- ホールトーントリル:簡単なキースイッチで演奏可能
- リリースの切り替え
- ソフトリリース:なめらかな弓の終わり
- ハードリリース:アクセント付きの鋭い終わり方
- スタッカート
- 使用環境
- Kontaktフルバージョン(v4以上)が必要
- Kontakt Playerでは非対応
LSS Solo Strings – Solo Double Bass:重低音を美しく響かせるソロ・コントラバス音源
LSS Solo Stringsシリーズの最終パートとして収録されたSolo Double Bassは、4.4GBの容量でコントラバス特有の深く豊かな響きをリアルに再現しています。
低音域の厚みを活かしながら、ソロ楽器としての存在感も重視された仕上がりです。
弦の重厚さと滑らかさを両立するレガートとボウチェンジ機能
コントラバス特有の重たさを感じさせない、滑らかで自然な演奏表現が可能です。
- 3つのレガートモード
- スラー(slurred):なめらかで柔らかな音のつながり
- ボウ(bowed):弓ごとのアタックを活かした表現
- ポルタメント(portamento):重低音域でも感情的な滑り表現が可能
- ボウチェンジ機能
- ノートを押しながら低Gキーを押すことで、同一ノート上での弓の変更が可能
- 継続音にリアルな動きを追加できる
- リアルタイム制御
- キースイッチで簡単にレガートモードを切り替え可能
低音域でも高精度なアーティキュレーションとダイナミクス操作
低音の楽器でありがちな「もっさり感」を排除し、細部まで作り込める表現力が魅力です。
- アーティキュレーション
- スタッカート
- 24バリエーションのラウンドロビンを収録
- 自然な演奏感を持続できる
- ホールトーントリル
- キースイッチで即時演奏可能
- リリース選択機能
- ソフトリリース:自然な終了
- ハードリリース:アクセントある終止音で楽曲にメリハリをつけられる
- スタッカート
- マイクポジション(記載はないが他製品と同様と想定)
- クローズモノ、クローズペア、ミドルルーム、ファールームの4ポジションをミックス可能(※LSS共通仕様)
- 動作環境
- Kontaktフルバージョン(v4以上)が必要
- Kontakt Playerでは動作不可
なぜAria Sounds Complete Strings Bundleを選ぶべきか?

このバンドルは、ソロの繊細さとオーケストラの重厚さの両方を1つで網羅しています。
特に注目すべきポイントは以下のとおりです。
- 圧倒的コストパフォーマンス
- 定価$700 → 今だけ$69(90%オフ)
- 豊富なアーティキュレーション
- あらゆる表現が可能で、映画音楽やゲームBGMにも対応
- サウンドの自由度が高い
- 複数のマイクポジションとリアルなレガート
- ソフト/ハードリリースなど、細部まで音作り可能
- プロの現場でも十分通用するクオリティ
- 高音質録音 & 本物志向のスクリプト処理
動作環境:使用にはフルバージョンのKontaktが必要
このライブラリは無料のKontakt Playerでは動作しません。
- Solo Strings:Kontakt 4 以上
- Symphonic Strings:Kontakt 5.6.8 以上
まとめ:Aria Sounds「Complete Strings Bundle」ソロからフルオーケストラまでカバーする圧巻の弦楽器音源!ロンドン収録のリアルな弦の響きと最大42GBの圧倒的ボリュームで、シネマティック音楽やドラマ・ドキュメンタリーBGMに最適な神コスパ・ストリングスバンドル|DTMプラグインセール
「Aria Sounds Complete Strings Bundle」は、シネマティック音楽、クラシック、ゲームサウンド、ポップスまで、幅広く対応できるストリングス音源です。
・ソロとオーケストラ、両方の弦楽器を網羅した高品質バンドル
・ロンドンのホールで収録された42GB超の「London Symphonic Strings」
・バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスを個別収録した「LSS Solo Strings」
・3種のレガートモード、24バリエーションのスタッカートなど、圧倒的な演奏表現
・4種類のマイクポジションによる細やかな音場調整
・Kontaktフルバージョン対応(Player非対応)
Aria SoundsのComplete Strings Bundleは、単なるお得なパッケージではありません。
細部までリアルに作り込まれた弦楽器サウンドは、映画音楽やドラマスコア、クラシックから現代音楽まで、幅広いジャンルで活躍します。
このクオリティとボリュームでこの価格は、間違いなく“今”が買い時です。
