
Chippoは、Emily HopkinsがCycling ’74と共同で開発したシンプルで遊び心あふれるチップチューン風プラグイン。
音楽制作の合間に気軽に使える「音のスナック」として、誰でも無料で楽しめます。
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CONTENTS
Chippo:遊び心と創造力をくすぐる、無料のチップチューンプラグイン
Emily Hopkinsが初めて開発に関わった、シンプルで楽しい音楽プラグイン「Chippo」についてご紹介します。
Chippoはどんなプラグイン?
- チップチューン風の音を楽しめるプラグイン
Chippoは、昔のゲーム音楽のような「チップチューン」風の音作りができる、軽快で楽しいプラグインです。 - シンプルな設計
複雑な設定や隠し機能は一切ありません。
ユーザーが迷わずすぐに遊べることを目的として設計されています。 - 雰囲気を作るためのツール
MIDIの出力は行いません。つまり、ノートデータの記録や操作ではなく、「雰囲気づくり」に特化したサウンドを出すツールです。 - 他の楽器とのセッションが可能
たとえばシンセサイザーやハープと一緒に演奏するなど、Chippoの音を他の楽器と組み合わせて楽しむことができます。 - 「ちょっとした音のスナック」
作者は、Chippoを「スタジオで過ごす一日にぴったりの、おいしいおやつのような存在」と表現しています。
気軽に立ち上げて、ふっと気分転換できる軽やかなプラグインです。
開発の背景と技術的な話
- Cycling ’74との共同開発
Max/MSPで知られるCycling ’74社と協力して企画がスタートしました。 - RNBOを使用した開発
Mikeという開発者が、Cycling ’74が提供する「RNBO(ランボー)」というパッチング環境でChippoを設計しました。
RNBOは、ビジュアルプログラミング環境でソフトウェアやハードウェアに展開できるツールです。 - VSTとしてエクスポート
RNBOで作られたパッチはVSTとしてエクスポートされ、プラグインとして使用可能になりました。 - UIデザインと実装
ユーザーインターフェースのデザインはEmilyたちのチームが手掛け、実装はDaveがJUCEフレームワークを使って行いました。 - GitHubでソース公開
開発に使われたRNBOのパッチやコードは、Cycling ’74のGitHubページで公開されています。透明性が高く、学習素材としても魅力的です。
Chippoが生まれるまで
- 1年以上の開発期間
このプラグインは1年以上かけて丁寧に開発されました。Emily自身も「素晴らしい経験だった」と語っています。 - 初めてのプラグイン開発
Emily Hopkinsにとって、Chippoは初めて手がけたプラグイン。開発者チームとともに作り上げた思い入れの深い作品です。 - 作者の遊び心も詰まっている
Chippoは「クッキー」をテーマにしたネーミングとコンセプトがあり、軽やかで気取らない音楽体験を提供しています。
ちなみに、Emilyの好きなクッキーは「funfetti(カラフルなスプリンクルが入ったケーキ風クッキー)」ですが、定番のチョコチップクッキーもお気に入りとのことです。
まとめ:Emily Hopkins「Chippo」Emily HopkinsがCycling ’74と生み出した無料VST!音楽制作の合間に“ちょっとだけ楽しい”をくれるチップチューンプラグイン|DTMプラグインセール
Chippoは本格的な制作ツールというよりも、「創作の合間に音で遊ぶ」「ひらめきのきっかけを得る」ような存在として設計されています。
もし音楽制作に少し疲れてしまったときや、楽しいインスピレーションが欲しいときには、Chippoを試してみるとちょうど良いかもしれません。
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