
不気味で不安を煽るような音を探していませんか?
一般的なライブラリとは一線を画す“音の異端児”が、楽曲に唯一無二の世界観を加えます。
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Aleatory:不気味な弦楽FXを詰め込んだ無料サンプルパック

「Aleatory」は、ヴァイオリン、チェロ、コントラバスによるアレアトリック(偶然性)な演奏を中心とした、恐怖感あふれるFX・ジェスチャーに特化したユニークなサンプルパックです。
一般的なストリングス音源とは一線を画し、ホラーやスチームパンクにぴったりな「クセの強い音」が詰まっています。
Aleatoryが生まれた背景
このライブラリの誕生には、個人的な出来事が色濃く反映されています。
- 制作の発端(2023年)
- ハロウィン用のコラボアルバム制作の一環として、ヴァイオリンのグリッサンドや不気味なピチカートテクスチャの収録を開始。
- これらはArianna Cunninghamによって演奏・録音されたもの。
- 転機(2024年)
- 制作パートナーとの別れにより、アルバムは削除。
- しかしクリスマスの頃、未使用だった音源の存在を思い出し、サンプルライブラリとして再活用することを決意。
- 拡張アイデア
- ヴァイオリンのみの予定だったが、Discord経由で入手したチェロやコントラバスの異質なFXを追加。
音源の構成とサウンドの特徴
Aleatoryには、以下のような非常にユニークなサウンドが収録されています。
- ヴァイオリン(演奏:Arianna Cunningham)
- 怪しいグリッサンドやピチカートを収録。
- 通常のストリングスとは異なる、ざらついた質感や偶発性を強調。
- チェロ(演奏:Noah, Nickels)
- 光線銃のような不思議な効果音。
- スライドやグリッサンドにフォーカスした演奏がメイン。
- コントラバス(演奏:Nate)
- チェロの音域で演奏されたシャッダーFX(ぶるぶる震えるような効果)。
- トレモロとスライドアップを組み合わせた特異な音作り。
音作りを一変させる「Slaughter Knob」の存在
本サンプルパック最大の特徴の一つが、「Slaughter Knob」と呼ばれる追加ノブ。
- 機能の詳細は非公開
- どう変化するのかはあえて秘密にされており、ユーザーが自ら音を探る楽しさが設計意図に含まれている。
- 音を“めちゃくちゃ”にするこのノブにより、より凶悪で混沌としたホラーFXが生成可能。
活用シーンと制作目的
このサンプルパックは、以下のようなクリエイティブな文脈で使用することが想定されています。
- ホラー音楽の制作
- 怖さや不安感を煽るテクスチャや効果音が豊富。
- 通常の弦楽器音源では得られない「異常音」が多数。
- スチームパンク作品
- 開発者の個人的なプロジェクト(スチームパンクアルバム)のための素材としても活用。
- 歪んだ現実、機械仕掛けの世界観との相性が抜群。
注意事項
- 現在の不具合
- DecentSamplerバージョン1.12.13で、CC(コントロールチェンジ)の割り当てを行うとクラッシュするため、当面の間は割り当てを避けるよう注意喚起されています。
まとめ:Mark (“Nowa”) Taylor「Aleatory」ヴァイオリン・チェロ・コントラバスが生み出す偶然性のホラーFX!不協和音・スライド・ノイズを駆使して恐怖と混沌を生み出す弦楽器特化型ライブラリ|DTMプラグインセール
Aleatoryは、一般的なストリングス音源では味わえない、偶然性とホラー要素が融合した異色のサンプルパックです。
今回の記事では、Pianobookの無料サンプルパック「Aleatory」について詳しく紹介しました。
以下に要点をまとめます。
- 「Aleatory」は偶然性を重視したホラー系ストリングスFX音源
- 使用楽器はヴァイオリン、チェロ、コントラバス
- Slaughter Knobで音を大きく歪める独自機能を搭載
- 恐怖演出やスチームパンク音楽に最適
- 開発者の実体験に基づく制作ストーリーがユニーク
- Pianobookという無料サンプル共有プラットフォームから提供
この音源は、普通のストリングスでは物足りないクリエイターにとって、まさに「欲しかった音の宝庫」です。
ホラーや実験音楽の演出にピンときた方は、ぜひ一度試してみてください。

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