
Rhytm-Lensは、手描きしたドラムパターンをもとに、似たMIDIグルーブを検索できるオープンソースのデスクトップアプリです。
MIDIやBFDグルーブをまとめて検索できるほか、プレビュー再生やDAWへのドラッグ&ドロップにも対応しています。
この記事では、Rhytm-Lensの特徴や対応ファイル、使い方、便利な機能について詳しく紹介します。
Rhytm-Lens:手描きしたドラムパターンから似たMIDIグルーブを検索できるオープンソースソフト

Rhytm-Lensは、手描きしたドラムパターンをもとに、ローカルに保存されているグルーブファイルを検索できるデスクトップアプリです。
リズムの一致度を自動で判定し、近い順に一覧表示します。
主な特徴は次のとおりです。
- 16ステップのシーケンサーでリズムを作成できる
- フォルダ内のグルーブをまとめて検索できる
- 類似度順に検索結果を表示する
- 各グルーブのサムネイルを確認できる
- プレビュー再生に対応している
- DAWへドラッグ&ドロップできる
- オープンソースとして公開されている
対応しているファイル形式
Rhytm-Lensは、複数のグルーブ形式に対応しています。
対応形式は次のとおりです。
- Standard MIDI(.mid / .midi)
- BFD Player Groove(.bfd3grv)
- BFD2 Groove(.bfd2grv)
- 独自形式のファイル(内容を判別して読み込み可能なもの)
拡張子だけで判断するのではなく、ファイルの先頭データを読み取り、MIDIなのかBFD XMLなのかを自動で判別します。
そのため、拡張子が一般的ではないファイルでも、中身が対応形式であれば読み込めます。
ドラムマッピング機能
MIDIでは、キックやスネアなどに割り当てられるノート番号が音源によって異なります。
Rhytm-Lensでは、この違いに対応するため、複数のドラムマップを切り替えられます。
利用できるマップは以下のとおりです。
- General MIDI
- BFD3 / BFD Player
- Auto Detect(自動判定)
- ユーザー独自のドラムマップ
General MIDIは、多くの市販MIDIグルーブで利用されている配置に対応しています。
BFD用マップは、BFDシリーズ専用のノート配置を使用します。
Auto Detectでは、ファイル内のノート位置を解析し、自動的に適切なマップを選択します。
また、自分専用のドラムマップをJSONファイルとして追加することも可能です。
なお、BFDグルーブファイルには楽器情報が含まれているため、ドラムマップの設定は不要です。
Rhytm-Lensの使い方
基本的な流れはとてもシンプルです。
- グリッドにドラムパターンを入力する
- パターンの長さを選ぶ
- テンポを設定する
- 検索対象フォルダを指定する
- 「Find Matches」を実行する
- 類似度順に表示された結果を確認する
- 必要に応じてプレビュー再生する
- 気に入ったグルーブをDAWへドラッグ&ドロップする
検索前に実際のリズムを描けるため、頭の中のイメージに近いグルーブを探しやすくなっています。
プレビュー機能
検索結果は、その場で音を確認できます。
プレビュー機能では、次のような操作が可能です。
- Previewボタンから再生
- Spaceキーで再生
- ダブルクリックで再生
- マッチした小節のみ再生
- グルーブ全体をループ再生
- 元のテンポで再生
- 任意のBPMで再生
検索結果を一つずつDAWへ読み込む必要がないため、比較作業を効率よく進められます。
カスタムサンプルにも対応
各ドラムレーンには、自分で用意したWAVファイルを設定できます。
設定したサンプルは保存されるため、次回起動時にもそのまま利用できます。
主なポイントは以下のとおりです。
- 各レーンにWAVファイルを割り当て可能
- 設定内容は保存される
- 標準ではシンプルな合成音を使用する
リズム確認だけであれば標準音でも十分ですが、実際の音色で確認したい場合はカスタムサンプルが便利です。
プロジェクト構成
Rhytm-LensはPythonで開発されています。
主なファイル構成は次のとおりです。
- main.py:ユーザーインターフェースや再生機能
- drum_map.py:ドラムマッピング管理
- midi_parser.py:MIDI解析
- bfd_groove_parser.py:BFDグルーブ解析
- similarity.py:類似度計算
- scanner.py:フォルダ検索とファイル判定
- app_settings.py:設定管理
機能ごとにモジュールが分かれているため、オープンソースとしても構成を理解しやすくなっています。
現時点での制限
Rhytm-Lensには、いくつかの制限もあります。
主な内容は以下のとおりです。
- BFDグルーブではシンバルの種類を完全には判別できない
- パーカッションは解析できるが検索対象にはならない
- ベロシティは類似度判定に含まれない
- スイングやグルーブ感は判定対象外
- ヒット位置のみを比較して類似度を計算する
そのため、細かなニュアンスではなく、リズムパターンそのものを探す用途に向いています。
Rhytm-Lensはこんな人におすすめ
Rhytm-Lensは、ドラムグルーブを頻繁に使う人に便利なツールです。
特に次のような人に向いています。
- 大量のMIDIグルーブを管理している
- 欲しいリズムを素早く探したい
- BFDグルーブもまとめて検索したい
- DAWへすぐ取り込みたい
- オープンソースの音楽制作ツールを使いたい
まとめ:Anarchy-music「Rhythm Lens」描いたドラムパターンから似たMIDI・BFDグルーブを検索し、目的のリズムを素早く見つけられるオープンソースソフト|DTMプラグインセール
Rhytm-Lensは、描いたドラムパターンに近いグルーブを検索できるデスクトップアプリです。
MIDIだけでなくBFDグルーブにも対応しており、フォルダ内のファイルをまとめて解析できます。
検索結果は類似度順に表示され、プレビュー再生やDAWへのドラッグ&ドロップにも対応しています。
大量のグルーブライブラリを整理したい人や、目的のリズムを効率よく見つけたい人にとって、便利なオープンソースツールです。
