
ライブ映像や歌唱動画に字幕を付ける作業は、タイミング調整に多くの時間がかかります。
Vilm Lyrics Alignerは、あらかじめ用意した歌詞をそのまま使い、歌声に合わせて字幕のタイミングを自動調整できるソフトです。
この記事では、主な機能や特徴、使い方を詳しく紹介します。
Vilm Lyrics Aligner:歌詞をそのまま使って字幕タイミングを自動調整できるソフト

Vilm Lyrics Alignerは、歌詞の内容ではなく「タイミング合わせ」に特化したソフトです。
音声認識は位置を判断するためだけに利用し、入力した歌詞は変更しません。
主な特徴は次のとおりです。
- 手元にある歌詞をそのまま使用できる
- 音声認識で字幕タイミングを自動調整
- 入力した歌詞や行の順番は変更されない
- Windows・macOSに対応
- DaVinci Resolve Studioから直接利用できる
- 韓国語と英語が混在した歌詞にも対応
- ファイル全体だけでなく必要な範囲だけ処理できる
歌詞を書き換えずにタイミングだけを合わせる
一般的な自動字幕生成ソフトでは、音声認識した結果をそのまま字幕として出力します。
そのため、歌詞が誤認識されたり、本来の表現とは異なる字幕になったりすることがあります。
Vilm Lyrics Alignerは最初から用意している歌詞を使用します。
音声認識は歌詞の位置を判断する目的だけで利用するため、入力した文章は変更されません。
この仕組みにより、アーティストが意図した歌詞をそのまま字幕として利用できます。
ボーカルを分離して高精度に位置合わせ
タイミング合わせの前に、ボーカルを伴奏から分離して処理します。
そのため、ライブ映像のように演奏や歓声が入っている音源でも、歌声を基準に字幕タイミングを調整できます。
特徴は次のとおりです。
- ボーカルを分離して解析
- フルバンドのライブ音源にも対応
- 歌声を基準に字幕位置を決定
- 正確なタイミング合わせを目指せる
韓国語と英語が混ざった歌詞にも対応
韓国語と英語が混在する楽曲でも利用できます。
K-POPや海外アーティストのカバー動画など、多言語の歌詞でもタイミングを合わせられます。
必要な範囲だけ処理できる
動画全体だけではなく、必要な部分だけを処理することもできます。
例えば、修正したいサビだけを再処理するといった使い方も可能です。
対応している処理方法は次のとおりです。
- ファイル全体を処理
- 選択した範囲だけ処理
- 一部分のみ再調整
AutoモードとManualモードを搭載
Vilm Lyrics Alignerには、自動処理と細かな調整の両方が用意されています。
Autoモード
まずはAutoモードで字幕を自動生成します。
改行位置を重要なヒントとして利用しながら、無音区間や文字数も考慮して自然な字幕タイミングを作成します。
特徴は次のとおりです。
- 自動で字幕タイミングを生成
- 改行位置を重視して解析
- 無音部分も考慮
- 文字数とのバランスも調整
Manualモード
細かな調整を行いたい場合はManualモードを使用します。
字幕ごとに細かい設定を変更できます。
調整できる内容は次のとおりです。
- 文字数
- 字幕表示時間
- 行の終了後の保持時間
また、「(hum)」のように括弧で囲んだ行は、字幕を表示しない区間として予約できます。
ハミングやアドリブなど、字幕を表示したくない部分の設定に便利です。
DaVinci Resolve Studioと連携
DaVinci Resolve Studio向けのパネルも用意されています。
インストール後はDaVinci Resolve Studio内から直接利用できるため、別アプリを起動する必要はありません。
利用できる機能は次のとおりです。
- 現在のタイムラインを処理
- In/Outで指定した範囲のみ処理
- 作成した字幕をタイムラインへ配置
動画編集ソフトの中で字幕作成まで完結できるため、編集作業をスムーズに進められます。
基本的な使い方
操作手順はシンプルです。
- 動画または音声ファイルを開く
- 必要なら処理範囲を選択する
- 歌詞を貼り付ける、またはTXTファイルを読み込む
- Autoモードで字幕タイミングを生成する
- 必要に応じてManualモードで微調整する
- 完成したSRTファイルを動画編集ソフトへ読み込む
編集が不要になるわけではない
Vilm Lyrics Alignerは字幕作成を大幅に効率化することを目的としています。
一方で、完全に修正不要な結果を保証するものではありません。
特に次のような場面では、手動で確認するとより自然な字幕になります。
- ハミング
- アドリブ
- 自由な歌い回し
- はっきり発音されない部分
最終的な微調整は必要になる場合がありますが、ゼロからタイミングを合わせる作業と比べると、大幅な時間短縮が期待できます。
初回セットアップについて
初回インストール時には、インターネット接続と数GB程度の保存領域が必要です。
実行環境は独立して構築されるため、ほかのソフトウェアへの影響はありません。
なお、初期リリース版ではWindowsのコード署名やmacOSのNotarizationは適用されていません。
そのため、インストール時にセキュリティ警告が表示される場合があります。
macOSで「未確認の開発元」と表示された場合は、インストーラーを右クリックして「開く」を選択するか、システム設定の「プライバシーとセキュリティ」から実行を許可します。
対応環境
Vilm Lyrics Alignerは以下の環境で開発・検証されています。
- Windows
- Apple Silicon搭載Mac
- DaVinci Resolve Studio
処理環境によって結果が異なる場合があります。
対応している処理方式
利用できる処理方式は複数用意されています。
- CPU
- CUDA
- Apple Metal
利用しているPC環境に合わせて選択できます。
オープンソースとして公開
Vilm Lyrics Alignerはオープンソースソフトウェアです。
ソースコードはGitHubで公開されており、開発内容を確認できます。
質問や問い合わせはメールまたはContactページから受け付けています。
まとめ:Vilm「Vilm Lyrics Aligner」歌詞を書き換えずに歌声へ字幕タイミングを自動調整できる字幕作成ソフト|DTMプラグインセール
Vilm Lyrics Alignerは、すでに用意している歌詞をそのまま使い、歌声に合わせて字幕タイミングを自動調整できるソフトです。
歌詞を書き換えずに位置合わせだけを行うため、音楽動画やライブ映像の字幕制作と相性が良くなっています。
DaVinci Resolve Studioとの連携にも対応しており、動画編集から字幕作成まで効率よく進められます。
自動処理だけでなく細かな手動調整も行えるため、字幕制作の手間を減らしながら、仕上がりにもこだわりたい人に適したツールです。
