
LOOMは、音を極端に引き伸ばして幻想的なテクスチャやドローンを作成できるブラウザベースの音響ツールです。
インストール不要で手軽に使え、短いサンプルから長時間にわたるアンビエントサウンドを生成できます。
この記事では、LOOMの特徴や使い方、各パラメータの役割を分かりやすく紹介します。
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LOOM:時間を極限まで引き伸ばしてテクスチャやドローンを作れる音響ツール

LOOMは、短いサンプル音源を極端に時間方向へ引き伸ばし、テクスチャ、パッド、ドローンなどのアンビエントサウンドを作れるブラウザベースの音響ツールです。
音程を変えずに音だけを長く引き伸ばせるため、数秒のサンプルから数分間にわたる幻想的なサウンドを作成できます。
HTMLファイル1つで動作するため、インストールは不要です。
オフライン環境でも利用できます。
LOOMの特徴
LOOMは、シンプルな操作で長時間の音響素材を制作できます。
主な特徴は以下のとおりです。
- 音程を維持したまま音を大幅に引き伸ばせる
- テクスチャやアンビエントサウンドの制作に向いている
- パッドやドローンサウンドを簡単に作成できる
- ブラウザ上で動作する
- インストール不要
- オフラインでも使用できる
- レンダリングはバックグラウンドで処理される
- WAV・AIFF・AIF・MP3・FLACに対応
基本的な使い方
LOOMは数ステップで音源を加工できます。
サンプルを読み込む
まず「+ sample」をクリックして音源を読み込みます。
対応フォーマットは以下のとおりです。
- WAV
- AIFF
- AIF
- MP3
- FLAC
必要な範囲だけ選択する
音源全体ではなく、一部分だけを加工することもできます。
波形をドラッグすると範囲を指定できます。
長いファイルを大きくストレッチすると完成まで時間がかかるため、必要な部分だけ選択すると効率的です。
操作方法は以下のとおりです。
- クリック:開始位置を設定
- ダブルクリック:選択を解除
音を確認する
「Audition」を押すと試聴できます。
確認できる内容は次の2種類です。
- サンプル全体
- 選択した範囲のみ
レンダリングする
各パラメータを設定したら「Render」を実行します。
レンダリングはバックグラウンドで進みます。
進行状況はプログレスバーで確認でき、途中でキャンセルすることも可能です。
再生する
レンダリングが完了したら「Play」で再生できます。
完成した波形上をクリックすると、その位置から再生できます。
長時間のテクスチャを確認するときに便利です。
書き出す
完成した音源はダウンロードできます。
書き出し形式は以下に対応しています。
- WAV
- AIFF
また、用途に応じてビット深度も選択できます。
各パラメータの役割
LOOMにはサウンドを細かく調整するためのパラメータが用意されています。
Stretch
音の長さを決めるパラメータです。
音程は変えずに再生時間だけを延ばします。
非常に大きな値まで設定でき、数秒のサンプルを数分間まで引き伸ばすことも可能です。
Pitch
音程を変更します。
Stretchとは独立して動作するため、長さを維持したまま音程だけ変更できます。
特徴は以下のとおりです。
- 半音単位で調整
- 数オクターブ上下まで変更可能
- Stretchの設定とは独立して動作
Weave
同時に重なるグレイン数を設定します。
設定範囲は1〜16です。
値によってサウンドの印象が大きく変わります。
- 1:粗く断続的なサウンド
- 2〜4:大きく音質が変化する範囲
- 高い値:滑らかでガラスのような質感
Scatter
位相のランダム性を調整します。
- 0%:元の位相を維持
- アタック感が残る
- 音像がまとまりやすい
- 100%:完全にテクスチャ寄りのサウンド
値を上げるほど、元の音とは異なる幻想的な質感になります。
Drift
サンプルを読み取る位置を少しずつ変化させます。
各グレインが少しずつ異なる位置を読み続けるため、時間とともに音が変化します。
特徴は以下のとおりです。
- 0では無効
- 値を上げるほど音が揺らぐ
- 呼吸するような変化が加わる
- Weaveを高く設定したときの効果がより分かりやすくなる
Reverb・Size
内部リバーブを調整します。
設定できる内容は以下の2項目です。
- Reverb:リバーブ量
- Size:残響時間
ストレッチ後のサウンドに広がりを加えられます。
Gain
出力音量を調整します。
Normalize
音量を安全な最大レベルまで自動調整します。
音量不足を補いたい場合に便利です。
Mono → Stereo
モノラル音源から広がりのあるステレオサウンドを生成します。
独立した位相処理を左右に適用することで、自然な広がりを作ります。
Reverse
完成した音を逆再生します。
テクスチャやドローン制作では、通常再生とは異なる印象的なサウンドを作れます。
レンダリングが必要なパラメータ
以下のパラメータは音の生成エンジンに関わるため、変更後は再度Renderが必要です。
- Stretch
- Pitch
- Weave
- Scatter
- Drift
すぐに反映されるパラメータ
以下の設定はレンダリング後に適用されるため、変更するとすぐ結果を確認できます。
- Reverb
- Size
- Gain
- Normalize
- Reverse
動作仕様
LOOMはJavaScriptとWeb Audio APIのみで構成されています。
外部ライブラリには依存しておらず、1つのHTMLファイルだけで動作します。
AIFFファイルの読み書きも独自のパーサーを搭載しているため、ブラウザ側で対応していない環境でも利用できます。
また、極端に長い音源を生成するとメモリ使用量が大きくなるため、安全性を考慮したメモリ制限が用意されています。
レンダリング前には、完成後のおおよその長さも確認できます。
Ableton Liveでも使用可能
ダウンロードには、Ableton LiveからLOOMを開けるMax for Liveデバイスも含まれています。
必要な環境は以下のとおりです。
- Ableton Live 12
- Max 9
HTMLファイルを直接起動して単体で使用することもできます。
その場合は、パソコンやタブレットの音声出力をオーディオインターフェースへ接続すれば、通常の音響ツールと同じように利用できます。
まとめ:Remo De Vico「LOOM」音程を変えずに音を極限まで引き伸ばし、幻想的なテクスチャ・パッド・ドローンサウンドを作れるブラウザベースのタイムストレッチツール|DTMプラグインセール
LOOMは、音を極端に引き伸ばし、テクスチャやドローン、アンビエントサウンドを手軽に作成できるブラウザベースの音響ツールです。
インストール不要で動作し、短いサンプルから長時間の音響素材を制作できます。
StretchやWeave、Scatter、Driftなどを組み合わせることで、元の音から大きく変化した幻想的なサウンドを作り出せるのが大きな魅力です。
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