
Sample Dicerは、4つのサンプルを組み合わせながら、毎回少しずつ違うサウンドを作れるサンプルランダマイザーです。
ゲーム用SEや映像制作、音楽制作など、同じ音の繰り返しを避けたい場面で活躍します。
この記事では、Sample Dicerの特徴や主な機能、活用シーンを分かりやすく紹介します。
Sample Dicer:4レイヤー対応のサンプルランダマイザー

Sample Dicerは、4レイヤー構成のワンショットサンプラーです。
macOSとWindowsで利用でき、VST3・Audio Unit・スタンドアロン版に対応しています。
通常は1つのMIDIノートで4つすべてのレイヤーを同時に再生します。
Round Robinモードでは、4つのサンプルの中から1つだけをランダムに選んで再生し、同じサンプルが連続しにくい仕組みになっています。
さらに「DICE」機能を使うことで、指定フォルダ内のサンプルを自動で選択し、さまざまなパラメータをランダム化できます。
Sample Dicerの主な特徴
Sample Dicerは、単純なサンプラーではなく、サンプルの組み合わせや変化を楽しめる機能が充実しています。
主な特徴は次のとおりです。
- 4つのサンプルを重ねて再生できる
- サンプルをドラッグ&ドロップで読み込み可能
- 波形表示に対応
- フォルダ内の前後のサンプルへ簡単に切り替えられる
- MIDIノートで演奏可能
- VST3・AU・スタンドアロン版に対応
- macOSとWindowsで利用できる
シンプルな操作ながら、多彩なサウンドバリエーションを作れる点が魅力です。
4つのレイヤーを自在に組み合わせられる
Sample Dicerでは、4つのサンプルスロットを用意しています。
それぞれ個別に設定できるため、複数の素材を組み合わせた複雑なサウンドを作れます。
各レイヤーでは次の設定が可能です。
- 音量
- ピッチ
- 再生開始位置
- 再生開始までの遅延(Shift)
- フェードアウト
各レイヤーを細かく調整することで、厚みのある効果音や自然なバリエーションを作成できます。
DICE機能でサンプルを自動選択
Sample Dicer最大の特徴が「DICE」機能です。
登録したフォルダからサンプルをランダムに選び、自動でスロットへ配置します。
さらに、読み込むだけではなく各種パラメータもランダムに変化します。
ランダム化される項目は次のとおりです。
- サンプル選択
- 音量
- ピッチ
- 再生開始位置
- 再生タイミング
毎回違う組み合わせが生成されるため、アイデア出しや効果音制作を効率化できます。
ランダム化を細かくコントロールできる
ランダム生成といっても、完全なランダムだけではありません。
Sample Dicerでは変化量を細かく調整できます。
主な機能は次のとおりです。
- グローバルのランダム深度を4項目で調整
- スロットごとにLOCK設定が可能
- LOCKしたレイヤーはランダム変更の対象外
- パラメータだけをランダム化
- サンプルだけをランダム化
- 両方を同時にランダム化
目的に応じて自由に使い分けられます。
BACK機能で前の結果に戻せる
ランダム生成では、「さっきの音のほうが良かった」と感じることがあります。
Sample DicerにはBACK機能が搭載されており、直前に生成した組み合わせへ戻せます。
試行錯誤しながら音作りを進めやすくなっています。
Round Robinモード
Round Robinモードでは、4つのスロットのうち1つだけを再生します。
特徴は次のとおりです。
- 毎回ランダムに再生
- 同じスロットが連続しにくい
- 自然な演奏感を作れる
同じ効果音を何度も鳴らすゲームやサンプルライブラリ制作にも適しています。
Burstモード
Burstモードは、キーを押している間だけ高速で繰り返し再生する機能です。
設定できる内容は次のとおりです。
- 1〜30Hzまで再生速度を調整
- キーを押している間だけ動作
- ランダム化と組み合わせて利用可能
グリッチサウンドや特殊効果音の制作にも活用できます。
Per-trigger Parameter Evolution(PTE)
PTEは、再生するたびにパラメータを変化させる機能です。
特徴は次のとおりです。
- トリガーごとにパラメータが変化
- 音声処理をリアルタイムで実行
- 毎回少しずつ異なるサウンドになる
完全に同じ音の繰り返しを避けたい場合に便利です。
波形編集機能も充実
Sample Dicerは波形を見ながら編集できます。
編集できる内容は次のとおりです。
- 再生開始位置
- Shift位置
- フェード終了位置
- フェード範囲
- フェードカーブ
マーカーはドラッグ操作に対応しています。
マウスホイールによるフェード調整も行えます。
ピッチ調整機能
ピッチは半音単位で調整できます。
さらにShiftキーを押しながら操作すると、0.1半音単位の細かな調整にも対応します。
細かくチューニングしたい場面でも扱いやすい仕様です。
インターフェース
画面表示も使いやすく設計されています。
主な機能は次のとおりです。
- 60〜200%まで拡大縮小可能
- 拡大率を保存できる
- 20種類のカラーテーマ
- ダークテーマ
- ライトテーマ
- カラフルテーマ
- アーク型コントロール
- リアルタイム再生ヘッド表示
作業環境に合わせて見やすく調整できます。
Glitch Mode
Glitch Modeを有効にすると、音声だけでなく画面表示にも予測できない変化が加わります。
通常とは異なるランダムな挙動を楽しめる機能です。
実験的なサウンド制作にも向いています。
MIDI関連機能
MIDI演奏にも対応しています。
利用できる機能は次のとおりです。
- MIDIノートによる再生
- 最大16ボイスのポリフォニー
- ノート60を基準としたクロマチックキートラッキング
演奏用途にも十分対応できる構成です。
制作データを保持できる
制作中の状態を保持する機能も備えています。
保存される内容は次のとおりです。
- DAWプロジェクトの設定
- 各種パラメータ
- サンプルパス
- 最後に使用したサンプルフォルダ
再度プロジェクトを開いた際も、以前の状態をそのまま再現できます。
新しいバージョンを通知
Sample Dicerには更新確認機能があります。
主な特徴は次のとおりです。
- 1日に1回GitHubの新しいリリースを確認
- 新しいバージョンがあるとプラグイン内で通知
手動で更新情報を確認する手間を減らせます。
Sample Dicerの活用例
Sample Dicerはさまざまな制作現場で利用できます。
活用例をまとめると次のようになります。
- ゲームの銃声・爆発・足音・魔法・環境音制作
- 映像作品の効果音制作
- ポッドキャスト用の背景音制作
- EDMやIDMのグリッチサウンド制作
- ドラムフィルやワンショット制作
- シネマティックサウンドデザイン
- ライブパフォーマンス
- サンプルライブラリ制作
- 試作品やプロトタイプ制作
毎回異なる音を簡単に作れるため、同じ音の繰り返しを避けたい用途と相性が良いプラグインです。
まとめ:orange303-afk「Sample Dicer」4レイヤーのサンプルをランダムに組み合わせて多彩なサウンドを生み出せるサンプラー|DTMプラグインセール
Sample Dicerは、4つのサンプルを組み合わせながらランダム性を加えられるワンショットサンプラーです。
DICE機能による自動サンプル選択、Round Robin、Burstモード、PTEなど、単純なサンプル再生では実現しにくい音作りを効率よく行えます。
ゲーム効果音、映像制作、音楽制作、サウンドデザインなど幅広い用途に対応しており、少ない操作で多彩なサウンドバリエーションを作れる点が大きな魅力です。
