
「Hears The Rubs」は、フリクションマレットを使って生み出した異質で幻想的なサウンドを収録した音源ライブラリです。
擦るような独特の演奏によって、爆発的な衝撃音から繊細なアンビエントまで幅広く表現できます。
映画音楽やホラー、実験音楽向けの“普通ではない音”を探している人に注目してほしい作品です。
Hears The Rubsとは?

「Hears The Rubs」は、フリクションマレットを使って収録した非常にユニークなサウンドライブラリです。
フリクションマレットは、“スーパーボールマレット”とも呼ばれる特殊なマレットで、ゴム製のボールを楽器に擦り当てることで音を生み出します。
一般的な打楽器のように叩くのではなく、“擦る”ことで発音するため、通常では出せない不思議な響きを作り出せるのが特徴です。
このライブラリでは、その独特な奏法をさまざまなパーカッション楽器に使用し、壮大な爆発音のようなサウンドから、空気のように漂う繊細なアンビエントまで幅広く収録しています。
どんな音が収録されているのか
Hears The Rubsの魅力は、とにかく“普通ではない音”にあります。
単なる効果音集ではなく、演奏表現として使えるほど奥深いサウンドが揃っています。
たとえば以下のような音が含まれています。
- 金属が軋むような不穏なドローン
- 映画的な衝撃音
- 生き物のうなり声のような低音
- ガラスが共鳴するような高域テクスチャ
- ゆっくりとうねるアンビエント
- 急激に膨れ上がるノイズ
- 不安感を煽るシネマティックサウンド
- ダークな空間演出に向いた持続音
特にホラー、SF、サスペンス、実験音楽との相性が非常に良く、一般的なオーケストラ音源では作れない空気感を作れます。
音作りへの強いこだわり
このライブラリでは、単に録音しただけでは終わっていません。
各サンプルには以下の2種類が用意されています。
- ドライな原音
- 大幅に加工したサウンド
加工版には、複数の有名エフェクトメーカーのプラグインが使用されています。
「Mangle」ノブが面白い
Hears The Rubsには、「Mangle」というノブが搭載されています。
これは、
- 原音
- 加工音
この2つをクロスフェードできる機能です。
つまり、自然な響きから徐々に破壊的な音へ変化させる、といった演出が簡単に行えます。
静かなアンビエントから一気に暴力的なノイズへ移行するようなサウンドメイクも可能。
映像音楽やゲーム音楽では特に活躍しそうな設計です。
インターフェースについて
UIでは、楽器ごとのサンプルグループをリアルタイムで切り替えられます。
複数の音色を試しながら直感的に選べるため、アイデアスケッチにも向いています。
また、単なる“素材集”というより、ひとつの演奏楽器として設計されている印象があります。
音を鳴らしているだけでも発見が多く、偶発的な表現が生まれやすいライブラリです。
どんな人に向いている?
特におすすめなのは、以下のような用途です。
- 映画音楽制作
- ホラー演出
- アンビエント制作
- 実験音楽
- ゲーム音楽
- サウンドデザイン
- トレーラー音楽
- ダーク系BGM制作
逆に、一般的なドラム音源やリアルなパーカッションを求める人には少し方向性が異なるかもしれません。
本作は“異質さ”や“空気感”を楽しむタイプのライブラリです。
対応フォーマット
以下のフォーマットが用意されています。
- Kontakt版
- Decent Sampler版
Kontaktユーザーはもちろん、Decent Sampler環境でも使えるため、比較的導入しやすいのも魅力です。
まとめ:Justin Trieger「Hears The Rubs」フリクションマレットによる摩擦音で、爆発的ノイズから幻想的アンビエントまで作れる実験系サウンドライブラリ|DTMプラグインセール
Hears The Rubsは、フリクションマレットという特殊奏法を徹底的に掘り下げたサウンドライブラリです。
単なる変わり種音源ではなく、繊細なアンビエントから破壊的なシネマティックサウンドまで作り込める表現力があります。
特に、
- 他と被らない音が欲しい
- 映像向けの緊張感を作りたい
- 不穏な空気感を演出したい
- 実験的なサウンドを探している
そんな人にはかなり刺さる内容です。
普通の音源では物足りなくなってきた人ほど、この独特な世界観を楽しめるかもしれません。
