
Crescendoは、シンセ、サンプラー、MIDI処理、エフェクト機能を1つにまとめた高機能VSTプラグインです。
FM合成やマイクロチューニング、スクリプト制御まで対応しており、自由度の高い音作りをしたい人に向いています。
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Crescendoとは?

Crescendoは、シンセサイザーとして使えるだけでなく、オーディオエフェクト、MIDIエフェクト、MIDIシーケンサーまで1つにまとめられているのが大きな特徴です。
一般的なソフトシンセとは少し違い、「プログラム可能なVST」という性格が強く、自分で音作りや挙動を細かく設計できます。
FM音源、グラニュラー、サンプラー、SoundFont再生、マイクロチューニングなど、かなり幅広い機能を搭載しています。
音作りを深く追い込みたい人や、独自の音響処理を組みたい人に向いているプラグインです。
Crescendoの特徴
Crescendoの特徴は、以下の通りです。
プログラム可能なシンセサイザー
Crescendo最大の特徴は、内部動作をかなり自由に組めることです。
単純にプリセットを選ぶタイプではなく、独自の処理や構造を作り込めます。
たとえば以下のような要素を大量に扱えます。
- オシレーター
- LFO
- エンベロープ
- フィルター
- ディストーション
- リバーブ
- MIDI処理
- シーケンサー
しかも、それぞれを数式やスクリプトで自動制御できます。
オートメーションも非常に柔軟です。
「LFOで別のLFOを制御する」
「サンプルごとに周波数を変える」
「MIDI CCで複雑な変化を作る」
といった高度な処理にも対応しています。
サンプル再生とシンセを融合
Crescendoは、サンプル再生とシンセ合成を組み合わせたハイブリッド設計です。
対応フォーマットも豊富です。
読み込み対応
- WAV
- AIFF
- AIFF-C
- SF2(SoundFont)
- SCL
- KBM
- TUN
SoundFontも扱えるため、大容量ライブラリを読み込んで演奏できます。
さらに、グラニュラー系の処理やウェーブテーブル的な使い方も可能です。
FMシンセ機能も強力
FM合成まわりもかなり本格的です。
特徴としては、
- 真のFM変調
- 位相制御
- サンプル素材へのFM
- DX7風のエンベロープ
- スクリプトベースのFM制御
などがあります。
単純なFM音源というより、「FMを自由に拡張できる環境」に近い印象です。
高度なオーバーサンプリング機能
音質面で特徴的なのが、強力なオーバーサンプリング機能です。
Crescendoでは、
- 最大16倍のフィルターオーバーサンプリング
- 最大257倍のPower Oversampling
- sinc補間
- FIRフィルター
などに対応しています。
高音域で発生しやすいエイリアシングを抑えやすく、複雑なFMやディストーションでもクリアな音を維持しやすくなっています。
Non-Local Means(NLM)ノイズ除去エンジン
Crescendoには、かなり珍しいノイズ除去機能も搭載されています。
それが「Non-Local Means(NLM)」です。
もともとはMRIなど医療分野の画像処理技術として使われていたアルゴリズムを、リアルタイム音声処理へ応用しています。
特徴は以下の通りです。
- FFT系ノイズ除去特有の位相崩れを抑えやすい
- トランジェントを保ちやすい
- ゼロレイテンシー設定が可能
- オフライン品質重視設定も可能
さらに、ハイパーボリックカーネルを使った「NLMH」も搭載されています。
こちらは、より自然な結果になりやすい場面があるとのことです。
エフェクト機能も豊富
Crescendoはエフェクト面もかなり充実しています。
搭載されている主なエフェクトは以下の通りです。
- リバーブ
- ディレイ
- ピンポンディレイ
- コーラス
- フランジャー
- フェイザー
- コンプレッサー
- ノイズゲート
- EQ
- ピッチシフター
特にリバーブはかなり力が入っています。
最大13パラメータを持つREVERB4エンジンでは、
- 拡散
- タンク構造
- アーリーリフレクション
- 空間感
- 音像の存在感
などを細かく調整できます。
MIDI処理が非常に強力
MIDI周りも、普通のシンセとはかなり違います。
以下のような処理に対応しています。
- MIDIシーケンサー
- アルペジエーター
- コード生成
- MIDI変換
- MIDI CC送出
- MPE対応
- マイクロチューニング
- テンペラメント変更
しかも、シーケンサー自体に独自プログラミング言語が用意されています。
リアルタイム演奏を記録し、それを後からスクリプトで変形することも可能です。
かなり実験的な音楽制作にも向いています。
マイクロチューニング対応
音律系の機能も非常に豊富です。
対応しているのは、
- SCALA
- TUN
- KBM
- 独自テンペラメント
- テンペラメントブレンド
など。
平均律だけではない音作りをしたい人にとっては、かなり魅力的な仕様です。
現代音楽、アンビエント、民族音楽系との相性も良さそうです。
UIカスタマイズも自由度が高い
UIもかなり細かく変更できます。
たとえば、
- 背景画像変更
- ノブデザイン変更
- フォント変更
- 色変更
- 透明化
- クロマキー対応
- DPI対応
- アンチエイリアス設定
などに対応しています。
さらに「BRANDING」機能を使えば、見た目やブランド情報まで変更できます。
自分専用プラグインのように仕上げることも可能です。
Crescendoはどんな人向け?
Crescendoは、一般的な「簡単操作のシンセ」とは方向性がかなり異なります。
むしろ、
- 音響プログラミングが好き
- 独自シンセを作りたい
- MIDI処理を深く作り込みたい
- 実験音楽を作りたい
- FM合成を突き詰めたい
- マイクロチューニングを使いたい
- SoundFont環境を強化したい
という人に向いています。
自由度が非常に高いため、使いこなせるとかなりユニークな制作環境になりそうです。
対応環境
CrescendoはWindows向けVSTプラグインです。
動作確認されたDAWとして、
- Ableton Live
- Reaper
- Audacity
- LMMS
- VSTHost
などが挙げられています。
64bit版に加えて、32bit版も用意されています。
まとめ:Bjt2「Crescendo」FM合成、SoundFont、マイクロチューニング、MIDIシーケンサーを1つに統合!自由度が桁違いのプログラマブルVST|DTMプラグインセール
Crescendo は、単なるソフトシンセではありません。
シンセ、サンプラー、MIDIプロセッサー、エフェクト、シーケンサーを統合し、さらにプログラムレベルで制御できるかなり独特なVSTです。
特に、
- 高度なFM合成
- 強力なMIDI処理
- マイクロチューニング
- NLMノイズ除去
- 超高倍率オーバーサンプリング
- UIカスタマイズ
といった要素は、他のプラグインではなかなか見かけません。
操作難度はやや高めですが、そのぶん深く作り込みたい人にはかなり面白い存在です。
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