
Lupexは、アナログBBDディレイの質感を手軽に再現できるVST3プラグインです。
クラシックなディレイペダルを思わせる、やや暗く温かみのあるサウンドが特徴で、シンプルな操作ながら音作りの幅もきちんと確保されています。
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Lupex:アナログBBDディレイの温かい揺れと奥行きを手軽に再現できるVST3プラグイン

Lupexは見た目こそシンプルですが、音作りに直結するポイントがしっかり押さえられています。
- BBDスタイルのアナログディレイサウンド
- リピートごとに暗くなるローパスフィルター
- Wow / Flutterによる自然な揺れ
- ステレオの広がりを作るスプレッド機能
- Ping-Pongディレイ対応
- ディレイタイム変更時の自然なピッチ変化
- フットスイッチ型のバイパス
それぞれ、実際の音にどう影響するのかを見ていきます。
アナログらしい「暗くなるディレイ」
Lupexの大きな特徴は、リピートするたびに音が少しずつ暗くなる点です。
これはBBD(Bucket Brigade Device)という回路特有の挙動で、繰り返すほどに高音が削られ、丸い音になっていきます。
その結果、ディレイが前に出すぎず、自然に後ろへ下がります。
ボーカルやギターに使うと、音を邪魔せず空間だけを足せる感覚です。
Wow / Flutterで“揺れ”を加える
Lupexには、テープのような揺れを再現する「Wow / Flutter」が搭載されています。
- Wow:ゆっくりしたピッチの揺れ
- Flutter:細かく速い揺れ
この2つが加わることで、機械的ではない“生っぽさ”が出てきます。
わずかに揺れるだけで、音に動きと深みが生まれます。
ステレオとPing-Pongで広がりを作る
空間系で重要なのが、左右の広がりです。
Lupexは以下の方法でステレオ感を作れます。
- 左右に微妙なズレをつけるステレオスプレッド
- Ping-Pongモードで左右に跳ねるディレイ
特にPing-Pongは、単調になりがちなフレーズに動きを加えたいときに便利です。
音が左右に行き来することで、立体感が一気に広がります。
ディレイタイム変更時の自然なピッチ変化
Lupexは、ディレイタイムを動かしたときの挙動にもこだわっています。
一般的なデジタルディレイでは、時間を変えると不自然に途切れることがあります。
一方Lupexでは、ピッチが滑らかに変化しながら時間が変わります。
この動きが、テープディレイのような自然さにつながっています。
パラメータ一覧と役割
操作はとてもシンプルです。
主要なパラメータを押さえておけば、すぐに使いこなせます。
- Time(1〜1200ms)
ディレイの間隔を設定 - Feedback(0〜100%)
繰り返し回数を調整(上げると自己発振も可能) - Tone(0〜100%)
音の明るさを調整(低いほど暗くなる) - Mix(0〜100%)
原音とディレイ音のバランス - Ping-Pong(On/Off)
左右に跳ねるディレイを有効化 - Bypass(On/Off)
エフェクトのオン・オフ
迷ったら、まずはTimeとFeedback、Mixの3つを触るだけでも十分です。
どんな人に向いているか
Lupexは、以下のような方に特に向いています。
- デジタルディレイの硬さが気になる人
- 音を前に出しすぎず、自然に奥行きを足したい人
- ローファイやアナログ感のある質感が好きな人
- シンプルな操作でサッと使いたい人
逆に、クリアで正確なリピートを求める場合は、別のディレイの方が合うかもしれません。
まとめ:Fauz Audio「Lupex — Analog BBD Delay」アナログディレイ特有の減衰感・ローファイな質感・揺れを手軽に扱える実用的プラグイン|DTMプラグインセール
Lupexは、いわゆる“BBDディレイらしさ”をしっかり再現したプラグインです。
派手さはありませんが、ミックスに自然な奥行きを加えるのが得意です。
シンプルな操作で、アナログらしい揺れや減衰をすぐに取り入れられます。
- アナログBBD特有の暗く温かいディレイサウンド
- リピートごとに音が丸くなる自然な減衰
- Wow / Flutterによる有機的な揺れ
- ステレオやPing-Pongで広がりを演出
- ディレイタイム変更時も自然なピッチ変化
- シンプルで直感的な操作性
デジタルの綺麗すぎるディレイに物足りなさを感じているなら、試す価値は十分あります。
音を“足す”というより、“馴染ませる”タイプのディレイです。
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