
80〜90年代のスタジオサウンドを象徴する、あの独特なデジタルリバーブ。
その個性的な質感を、現代のDAWでそのまま扱えるプラグインが「MDV-II」です。
単なる再現ではなく、内部DSP構造まで忠実にエミュレート。
“完璧ではないからこそ面白い”サウンドを求める人に刺さる一本です。
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Temecula DSP MDV-II:“あの質感”を、そのままプラグインで

Temecula DSPの「MDV-II」は、80〜90年代のスタジオで活躍した名機を忠実に再現したデジタル・エフェクトプラグインです。
一部の人からは「色が付きすぎる」と言われ、別の人からは「これなしではミックスできない」と言われる。
そんな強烈な個性を持つサウンドを、現代のDAW環境でそのまま使えます。
完璧でクリーンなリバーブでは物足りない。
シンセを宇宙空間に浮かせたい。
ギターをノスタルジックな残響に溶け込ませたい。
ミックス全体に“あの時代の空気”をまとわせたい。
そんなときにこそ、このMDV-IIが活きます。
MDV-IIのコンセプト:100プログラム、1チップ、そして無限のキャラクター
MDV-IIは、往年のハードウェアに搭載されていた100種類のファクトリープログラムをすべて収録しています。
単なる雰囲気の再現ではありません。
内部のDSP構造まで踏み込み、命令レベルでエミュレーションしています。
つまり、音のクセや帯域の丸みまで、あの質感を再現しているということです。
7つのエフェクトカテゴリー
収録されている100プログラムは、7つのカテゴリーに整理されています。
用途に合わせて、直感的に選べます。
1. Reverb(01–29)
- スモール〜ラージルーム
- 明るい空間から暗めの空間まで
- 長いアンビエントディケイも収録
空間を自然に足すというより、積極的に“キャラを乗せる”リバーブです。
2. Gate(30–39)
- スロー/ファストのゲートリバーブ
- パンチのあるドラム向き
80年代的なスネアサウンドを作りたいなら、まずここから。
3. Reverse(40–49)
- 逆再生リバーブ
- 再生成タイプのリバースエフェクト
立ち上がりに向かって膨らむ独特のスウェル感。
アンビエントやシューゲイザー系には特に相性が良いでしょう。
4. Flange(50–59)
- トリガーフランジャー
- ステレオ・パンニング・フランジャー
- トライアングル波LFO
シンプルですが、存在感は抜群です。
5. Chorus(60–69)
- 軽めから深めまで
- サイン波モジュレーション
ギターやエレピ、ボーカルをやわらかく太くします。
6. Delay(70–89)
- 35ms〜460msの固定ディレイ
- マルチタップ
- 最大4秒の再生成エコー
テンポ同期ではなく、あえて固定ディレイ。
この不自由さが、逆に味になります。
7. EFX(90–99)
- ステレオ拡張
- 厚み付け
- マルチタップ・アンビエンス
- フローズンフランジ
実験的な使い方も楽しめます。
DASP-16エンジンを忠実再現
MDV-IIの心臓部は、DASP-16(Digital Audio Signal Processor)という専用チップです。
これはAlesis共同創設者のKeith Barrが設計しました。
MDV-IIプラグインでは、このチップを命令単位で再現しています。
- 1サンプルあたり128命令を実行
- 内部サンプルレートは23,437.5Hz
- オリジナルと同じ出力結果を生成
帯域がやや制限され、整数演算特有の丸みが生まれます。
現代基準では“完璧”とは言えない仕様。
しかし、その不完全さこそが温かみを生みます。
Vintage Mode搭載
ツールバーのバルブアイコンで、出力フィルターを切り替えられます。
VintageモードON
- 7,204HzのRCローパス
- 2段のSallen-Keyフィルター
- ハードウェア出力段を再現
より暗く、温かいトーンになります。
VintageモードOFF
- 11,000Hzの4次Butterworthフィルター
- 透明度の高いアンチエイリアス
少し明るく、抜けの良い音になります。
トラックごとに設定が保存されるため、用途に応じて使い分けできます。
操作はとてもシンプル
MDV-IIの操作系は極めて直感的です。
- Input Level
- Mix
- Output Level
- 2桁のプログラム選択キー
- 矢印ボタン
- LED表示ドラッグでスクロール
DAW上で全パラメータをオートメーション可能です。
複雑な編集画面はありません。
プリセットを選び、レベルを調整するだけ。
この潔さが、創作スピードを上げます。
なぜ今、MDV-IIなのか
1980年代半ば、デジタルリバーブは高額機材でした。
一部のトップスタジオだけが使える存在だったのです。
そこに登場したのがAlesisのMidiVerbシリーズ。
コンパクトかつ手の届く価格帯で、デジタルリバーブを広めました。
MidiVerb IIはその進化版です。
プログラム数を大幅に増やし、音質と操作性を向上。
数多くのホームスタジオとプロスタジオに導入されました。
- MIDI対応
- 即時プリセット呼び出し
- 実用的で音楽的なアルゴリズム
ドラムのゲートリバーブ。
ギターやシンセのコーラス。
キーボードのフランジ。
その音は、90年代の空気を形づくりました。
MDV-IIは、その設計思想ごと現代に蘇らせたプラグインです。
こんな人に向いています
- 80〜90年代の質感を再現したい
- 完璧にクリーンなリバーブでは物足りない
- プリセット主体で素早く音作りしたい
- ギターやシンセに個性を加えたい
- アンビエントやシューゲイザー系を制作している
逆に、超高解像度で透明な空間処理を求めるなら、別の選択肢のほうが合うかもしれません。
まとめ:Temecula DSP「Temecula DSP MDV-II」DASP-16を命令レベルで再現!100プログラム搭載のヴィンテージ系デジタルリバーブ|DTMプラグインセール
MDV-IIは、往年のデジタルエフェクト機を命令レベルで再現したエミュレーションプラグインです。
100種類のプリセットを収録し、リバーブだけでなく、ゲート、リバース、コーラス、フランジ、ディレイなど幅広い空間系エフェクトを網羅しています。
帯域制限や整数演算由来の丸みまで再現し、あえて“色が付く”サウンドを楽しめる設計です。
- 100種類のファクトリープログラムを完全収録
- 7カテゴリーのエフェクト(Reverb / Gate / Reverse / Flange / Chorus / Delay / EFX)
- DASP-16チップを命令単位でエミュレーション
- 内部サンプルレート23,437.5Hzを再現
- Vintageモード搭載(ハードウェア出力段のフィルター再現)
- シンプルな操作系(Input / Mix / Outputのみ)
- DAWオートメーション対応
- VST3 / AU / AAX対応
- 無料で利用可能
現代的な透明感よりも、個性と空気感を重視したい人に向いています。
ミックスにキャラクターを加えたいなら、一度は触れておきたいプラグインです。
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