
ANINAは、スペクトル単位で共鳴をコントロールできる無料のオーディオプラグインです。
耳障りなレゾナンスを自然に抑えながら、削っている帯域を可視化・試聴できるのが特徴です。
ミックス用途はもちろん、サウンドデザインにも活用できる柔軟な設計になっています。
無料配布
ANINA:スペクトル処理で共鳴を抑える、無料のレゾナンス・サプレッサー

ANINAは、CRQLが提供する無料のスペクトル共鳴抑制プラグインです。
いわゆる「ミックス用の補助ツール」という枠にとどまらず、音の細部を積極的にコントロールできる設計になっています。
単に耳障りな共鳴を抑えるだけではありません。
音のどの部分が問題になっているのかを“見て・聴いて・凍らせて”確認できるのが大きな特徴です。
ANINAでできること
ANINAは、スペクトル単位で動作するダイナミック処理プラグインです。
一般的なEQやコンプレッサーとはアプローチが異なります。
主なポイントは以下のとおりです。
- スペクトル共鳴の自動抑制
- 共鳴成分のみを抽出して試聴できる「Delta」機能
- フィルタースペクトルを完全に固定できる「Freeze」機能
- サイドチェイン対応
- 256バンド以上の高解像度スペクトル処理
音の濁りやピーキーな帯域を自然に整えたい場面で活躍します。
Freeze機能
処理スペクトルを完全に固定する
ANINAには、フィルタースペクトルを完全に凍結できる「Freeze」機能があります。
これを使うと、
- 現在かかっている圧縮スペクトルを固定できる
- 動的変化を止めて、処理内容を正確に確認できる
「今どの帯域がどう削られているのか」を客観的に把握したいときに便利です。
音作りを理詰めで追い込みたい方には特に重宝します。
Delta機能
削っている音だけを聴く
ANINAは、レゾナンス・サプレッサーであると同時に、レゾナンス・アイソレーターでもあります。
Delta機能を使えば、
- 実際に削っている成分のみを直接モニター可能
- 問題帯域の確認が一瞬でできる
サウンドデザイン用途にも向いています。
不要な成分を取り除くというより、「どこが問題か」を見つけるツールとしても優秀です。
サイドチェイン対応
必要なときだけスペースを作る
ANINAはサイドチェイン入力に対応しています。
たとえば、
- コードトラックに挿す
- ボーカルをサイドチェイン入力に設定する
すると、ボーカルが鳴っているときだけコードの特定帯域を抑えられます。
常に削るのではなく、「必要な瞬間だけスペースを作る」という自然な処理が可能です。
現代的なミックス手法とも相性が良い設計です。
仕組みについて
256バンド以上のスペクトル処理
ANINAは、CRQL製品に共通するスペクトル処理エンジンを採用しています。
特徴は以下の通りです。
- 最小256バンドのコンプレッション
- 高精度な帯域分解
- 平均約11msのレイテンシー
高解像度処理の代償として、わずかなレイテンシーが発生します。
ただし、精度とスピードのバランスを考えると十分実用的な範囲です。
ブロックサイズ調整
ブロックサイズによって動作特性が変わります。
- 低いブロックサイズ
- タイトな反応
- 素早い動き
- 高いブロックサイズ
- より細かい周波数分解能
- 精密な帯域制御
用途に応じて調整すると効果的です。
なお、処理していないように見える場合でも、
- わずかなプリリンギング
- 微細な音色変化
- トランジェントへの影響
といったスペクトル処理特有の挙動が発生することがあります。
これはアルゴリズム上の特性です。
主な機能一覧
ANINAの各コントロールを整理します。
- オーバーレイウィンドウ表示
追加コントロールを開きます。 - ブロックサイズ調整
バンドサイズ×2の値で制御します。 - Freeze
フィルタースペクトルを完全固定します。 - Deltaリスニング
削減している信号のみを再生します。 - Amount
全体のリダクション量を調整します。 - Attack
スペクトルカーブのアタックを追加します。 - Release
スペクトルカーブのディケイを追加します。 - サイドチェイントグル
外部入力の有効化。 - Lowフィルターカットオフ
200Hz〜20kHz。 - Highフィルターカットオフ
30Hz〜20kHz。 - ゲート適用
フィルタースペクトルにゲートをかけます。 - スペクトル可視化
入力スペクトルとフィルタースペクトルを同時表示。
視覚的なフィードバックが充実しているため、耳と目の両方で調整できます。
どんな人に向いているか
ANINAは、次のような方に特におすすめです。
- ボーカルの耳障りな共鳴を自然に抑えたい
- シンセやパッドの濁りを整理したい
- サウンドデザインで共鳴成分を抽出したい
- 視覚的にスペクトル処理を確認したい
単純なEQでは追い込みきれない細かな帯域処理を、より直感的に行えます。
対応フォーマット・OS
ANINAは以下のフォーマットに対応しています。
- VST3
- CLAP
- AU
対応OSは、
- Windows
- macOS
- Linux
主要な制作環境を幅広くカバーしています。
まとめ:CRQL「ANINA」256バンド以上のスペクトル処理で共鳴を細部まで抑え、削っている帯域まで可視化・試聴できるレゾナンスサプレッサー|DTMプラグインセール
ANINAは、256バンド以上のスペクトル処理を用いて共鳴を細かく制御できるツールです。
単なる抑制プラグインではなく、「何を削っているか」を確認しながら音作りを進められる点が大きな魅力です。
サイドチェインにも対応しており、必要な瞬間だけ帯域にスペースを作ることも可能です。
- 256バンド以上の高解像度スペクトル圧縮
- 削っている成分だけを聴けるDelta機能
- 処理スペクトルを固定できるFreeze機能
- サイドチェイン対応
- ブロックサイズ調整による解像度と反応速度の最適化
- 入力とフィルタースペクトルの同時可視化
- Windows / macOS / Linux対応
- VST3 / CLAP / AUフォーマット対応
スペクトル処理を直感的に扱いたい方にとって、導入しやすく実用性の高いプラグインです。
共鳴処理を一段細かく追い込みたいなら、試しておきたい一本といえるでしょう。
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