
REAPERで使える、軽量かつ柔軟なディストーションを探しているなら、E-DistortionFX500は有力な選択肢です。
奇数倍音と偶数倍音を分けてコントロールできる設計により、シンプルながら音作りの幅をしっかり確保しています。
ギター用途からミックス処理まで、幅広く対応できる歪みプラグインです。
E-DistortionFX500:JSFX形式のディストーションエフェクト

REAPERで使える、JSFX形式のディストーションエフェクトです。
シンプルな構成ながら、歪みのキャラクターを細かくコントロールできる設計になっています。
ギター用のデジタルディストーションペダルとしても使えますし、ボーカルやドラム、シンセなど幅広い音源に応用できます。
軽量で、CPU負荷も最小限に抑えられています。
E-DistortionFX500の主な特徴
E-DistortionFX500の特徴は、以下の通りです。
2種類のディストーションタイプを搭載
それぞれ性格の異なる歪みを用意しています。
単体でも、ブレンドしても使えます。
Distortion 1(0%〜100%)
- 対称ハードクリッピングによる強めの歪み
- 奇数次倍音のみを生成
- Distortion 2よりもやや「薄め」「クリーン寄り」の質感
- 歪み量が増えるほど自動でレベル補正
- 0%で完全バイパス
奇数倍音だけを付加するため、音の輪郭が比較的シャープに出ます。
エッジを立てたいトラックに向いています。
Distortion 2(0%〜100%)
- 非対称クリッピングによる歪み
- 偶数次+奇数次倍音を生成
- Distortion 1より「太い」「リッチ」な質感
- 歪み量に応じた自動レベル補正
- 0%で完全バイパス
偶数倍音が加わることで、より厚みのあるサウンドになります。
ギターやベースの存在感を前に出したいときに効果的です。
Stereo / Mid / Side モード
歪みをかける範囲を選べます。
- Stereo
左右チャンネルに同じ処理を適用 - Mid
モノラル成分(中央)だけに歪みを適用 - Side
ステレオの広がり成分だけに歪みを適用
たとえば、ボーカルやキックがある中央はそのままにして、広がり成分だけを歪ませるといった使い方も可能です。
ミックスの立体感づくりにも活用できます。
入出力ゲイン調整
Input Gain(-40 dB 〜 +40 dB)
- 歪み処理前の入力レベルを調整
- 上げるほど強くアグレッシブな歪み
- 下げると柔らかい歪み
ディストーションの質感は入力レベルに大きく影響します。
ここを積極的に触ることでキャラクターが変わります。
Output Gain(-40 dB 〜 +40 dB)
- 最終出力レベルを調整
- 音量差の補正に使用
歪ませると音量が変わりやすいですが、ここでしっかり整えられます。
Dry / Wet ミックス(0%〜100%)
- 0%で原音のみ
- 100%で歪みのみ
- 中間値で並列ミックス
強い歪みをかけつつ、原音の芯を残すといった使い方が可能です。
パラレルディストーション用途にも適しています。
フィルター機能
DC Filter(1Hz・任意オン)
- 12dB/oct Butterworth ハイパスフィルター
- 歪み処理で発生するDCオフセットを除去
- 有効時のみ動作
信号の安定性を保ちたい場合に役立ちます。
Low-Pass Filter(20Hz〜21kHz)
- 12dB/oct Butterworth ローパスフィルター
- 歪み後の高域の刺さりを抑制
- 21kHz未満に設定すると有効
アナログディストーションペダルのような高域の丸まりを再現できます。
耳に痛い倍音を整理する用途にも便利です。
Input / Output Gainリンク機能
- Input Gainを上げるとOutput Gainが同量下がる
- 逆方向にも連動
レベルを保ったまま歪み量だけを調整できます。
音量差に惑わされず、純粋に質感の変化を確認できます。
スムーズバイパス
GUIにスムーズバイパスボタンを搭載。
クリックノイズなしでオン/オフを切り替えられます。
オートメーションでは
「Bypass (Smooth)」として使用できます。
ジッパーノイズなし
高度な補間処理により、
- スライダーのオートメーション
- リアルタイム操作
いずれの場合もジッパーノイズが発生しません。
細かいコントロールを安心して行えます。
他のDAWで使う方法
本プラグインはJSFX形式です。
通常はREAPER用ですが、オープンソースのYSFXを使えば他のDAWでも動作します。
YSFXとは
JSFXをVST3、AU、CLAP形式で動かせるホストプラグインです。
Windows、macOS、Linuxに対応しています。
配布ページ:
https://github.com/JoepVanlier/ysfx/releases
※「Assets」をクリックするとダウンロードファイルが表示されます。
YSFXの種類
- ysfx-s FX(エフェクト用)
- ysfx-s instrument(インストゥルメント用)
E-DistortionFX500はエフェクトなので「ysfx-s FX」を使用します。
導入手順
- DAWで「ysfx-s FX」を読み込む
- 「Load」をクリック
- 「E-DistortionFX500_Windows-G」ファイルを選択
- 「Open」を押す
これで、VST3・AU・CLAPに対応したDAW上で動作します。
こんな人におすすめ
- REAPERユーザーで、軽量な歪みプラグインを探している方
- 奇数倍音と偶数倍音を分けてコントロールしたい方
- Mid/Sideで歪みを細かく設計したい方
- ギター用のデジタル歪みペダルとして使いたい方
- CPU負荷を抑えつつ実験的な音作りをしたい方
シンプルな構造ですが、音作りの自由度は高めです。
使い方次第で、クリーンブースト寄りから激しい歪みまで幅広く対応します。
基本情報
- 形式:JSFXプラグイン
- ライセンス:Personal / Commercial 利用可
- ファイルサイズ:8.63KB
軽量で扱いやすく、それでいて音作りの幅が広いディストーションです。
REAPER環境をより攻めたサウンドに仕上げたい方は、一度試してみる価値があります。
まとめ:Windows-G「E-DistortionFX500」奇数倍音と偶数倍音を個別にコントロール!2種類の歪みを自在にブレンドできる、REAPERで使える高機能ディストーション|DTMプラグインセール
E-DistortionFX500は、2種類の異なる歪みキャラクターを自由に組み合わせられるJSFXディストーションです。
倍音の質感を意識した設計に加え、Mid/Side処理やフィルター機能も搭載しています。
音量変化を抑える補正機能も備えているため、実用面でも扱いやすい仕様です。
- 奇数倍音のみ生成する対称クリッピング
- 偶数+奇数倍音を生成する非対称クリッピング
- 2種類の歪みを個別・ブレンドで使用可能
- Stereo / Mid / Side モード対応
- 入力・出力ゲイン(±40dB)調整
- Dry / Wet ミックス搭載
- 12dB/oct ローパスフィルター搭載
- 1Hz DCフィルター(任意有効)
- 入出力ゲインのリンク機能
- スムーズバイパス対応
- ジッパーノイズなし
- 低CPU負荷
シンプルな構成ながら、音の芯・厚み・広がりまで細かく設計できる点が大きな魅力です。
実験的なサウンドメイクにも、実践的なミックス処理にも対応できる一本といえるでしょう。
