
Shortcircuit XTは、かつて多くの音楽制作者に愛されたサンプラー「Shortcircuit」の精神を受け継ぎ、現代の制作環境向けに再構築されたオープンソースのサンプラーです。
開発中ながらも基本機能は利用可能で、誰でも自由に参加・カスタマイズできます。
CONTENTS
Shortcircuit XT:往年の名サンプラーが現代に蘇るオープンソースプロジェクト

Shortcircuit XT(SCXT)は、かつて多くの音楽制作者に愛されたサンプラー「Shortcircuit」の精神を継承しつつ、現代の技術で再構築されたオープンソース・ソフトウェアです。
JUCEとモダンC++を用いて、2000年代のオリジナルを再解釈・再構築したこのプロジェクトは、音楽制作の幅を広げたい開発者・クリエイターにとって、非常に注目すべき存在です。
Shortcircuit XTの特徴

Shortcircuit XTは、旧Shortcircuitシリーズの使いやすさと柔軟性を受け継ぎながら、現代の音楽制作環境に対応するために再構築されたサンプラーです。
以下に、その主な特徴を紹介します。
- 現代的な開発環境で再構築
JUCEフレームワークとモダンC++で開発されており、マルチプラットフォームへの対応や拡張性に優れています。
将来的な機能追加や安定性の向上にもつながる設計です。 - オリジナルの設計思想を継承
旧Shortcircuit(SC1/SC2)の直感的な操作感や音作りの自由度を尊重しつつ、再生エンジンやUIを現代的にアップデートしています。
過去のユーザーにも親しみやすい構成です。 - オープンソースで自由に参加可能
誰でもソースコードを閲覧・利用でき、開発やデザインへの貢献も歓迎されています。
GitHub上のリポジトリやDiscordでの交流が活発で、コミュニティベースの発展が期待されています。 - マルチOS対応を視野に設計
macOS(Clang)、Linux(GCC)、Windows(MSVC)でのビルド・動作を意識して開発が進められており、幅広い制作環境に対応可能です。 - 柔軟なライセンス形態
ソースコードはMITライセンス、バイナリはGPL3ライセンスで配布されています。
開発者や企業でも用途に応じて利用・再利用しやすいライセンス設計です。 - 開発中でも利用可能なアルファ版
一部機能は未完成ながら、既にアルファ版としての利用が可能です。
試験的に触ってみたいユーザーや、フィードバックを通じて貢献したい方には十分な内容があります。 - 旧ユーザーと新規ユーザーの橋渡しを目指す
過去のShortcircuitファンも、新たなサンプラーを探しているユーザーも楽しめるように設計されています。
旧バージョンとの違いや進化を体感できるのも魅力の一つです。
Shortcircuit XTの背景と目的
- オリジナルのShortcircuit:
Vember Audio(現BitwigのClaes Johansen氏)によって2000年代に開発されたサンプラー。
Surgeとともに当時注目を集めていました。 - オープンソース化の経緯:
2021年にClaes氏がShortcircuit 2のソースコードを公開。
Surge開発チームに引き継がれ、SCXTとしての再構築がスタートしました。 - 開発の方向性:
古い設計やDSPコードは尊重しつつ、現代的なC++とJUCE環境でサンプラーとして再設計。
旧Shortcircuitファンだけでなく、新たなユーザーにも使いやすい設計を目指しています。
現在の進捗と開発状況
- アルファ版が公開中:
現時点ではアルファ版が利用可能ですが、機能の一部は未実装または不完全な状態です。 - 主要機能の設計は進行中:
サンプル選択、再生メカニズム、操作性など、基本的な仕様については方向性が固まってきています。 - ベータ版に向けた課題:
UIの完成度向上、安定動作、マルチプラットフォーム対応の最適化などが残された課題です。
まとめ:Surge Synth Team「Shortcircuit XT」往年の人気サンプラー”Shortcircuit”がオープンソースで帰ってきた!現代の音楽制作にフィットする再構築サンプラー|DTMプラグインセール
Shortcircuit XTは、旧Shortcircuitの直感的な設計をベースに、モダンな開発環境で蘇ったサンプラーです。
オープンソースであり、開発途中ながらもすでに多くの機能が試せる状態になっています。
- 現代的なC++とJUCEで再構築された柔軟な設計
- サンプルのゾーン自動配置やキースイッチ切替に対応
- オープンソースとして無料提供、誰でも貢献可能
- macOS・Windows・Linux向けにクロスプラットフォーム展開
- ライセンスはMITとGPL3に準拠、商用利用も可能(条件あり)
これからの進化が楽しみなプロジェクトであり、サンプラーを愛するクリエイターや開発者にとって、今から注目すべきツールのひとつです。
