
音に動きを与えたい
そんなときに頼れるのが、モジュレーション・シーケンサー型のエフェクト「Novagrid」です。
この記事では、Novagridの機能、活用法、どんな人におすすめかを、わかりやすくご紹介します。
Novagrid:音に生命感を吹き込む、モジュレーション型エフェクト

Novagrid は、音に動きを加えることで、静的なサウンドをリズミックでダイナミックなものへと変化させるオーディオエフェクトプラグインです。
単なる音色変化ではなく、時間的な変化を生み出す「モジュレーション・シーケンサー」として機能し、入力された音に対して多彩なエフェクトをリズミカルに適用できます。
シンセやドラムなどの音に対して、細かく動きをつけたい場面で特に効果を発揮します。
例えば、同じ音が繰り返されるだけのループでも、Novagrid を使えば常に表情を変えるサウンドに仕上がります。
対応環境は macOS / Windows で、VST3・AU・AAX フォーマットに対応。主要なDAWで使用可能です。
Novagrid の機能の概要と特徴

Novagrid の機能の概要と特徴は、以下の通りです。
複数のエフェクトを個別制御できる 4 レーン構成
Novagrid の中心には、4 つの独立したシーケンサー・レーンがあります。
それぞれが専用のエフェクトを担当し、個別に動作・設定が可能です。
- Bitcrusher(ビットクラッシャー)
音質を意図的に劣化させて、デジタル感やノイズ感を演出します。
ステップごとに変化を与えることで、複雑でユニークな質感を加えることができます。 - Filter(フィルター)
周波数帯をリズミカルに変化させ、うねるような音の動きを作れます。
ローパス・ハイパスなど、複数のタイプが選択可能です。 - Volume(ボリューム)
音量を段階的に変化させ、ゲートやサイドチェイン的な効果を簡単に作り出せます。
トラックに躍動感を持たせたいときに便利です。 - Pan(パン)
音を左右に揺らし、空間的な広がりや立体感を生み出します。
リズミカルに動くパンニングは、ヘッドホンでのリスニング体験をより面白くします。
各レーンごとに独立したシーケンサー設定が可能
Novagrid では、各エフェクトレーンがそれぞれ独自のステップ数やテンポ設定を持てるため、以下のような使い方が可能です。
- 異なるリズムの組み合わせで、複雑なグルーヴを生み出す
- シンプルなビートの上に、非同期的な動きを重ねて奥行きを出す
- 短いループと長いモジュレーションを組み合わせて緩急をつける
エフェクトの順番を自由に入れ替え可能
各エフェクトの処理順は、ドラッグ&ドロップで簡単に並び替えることができます。
これにより、同じエフェクトでも出音が大きく変化します。
- 例1:フィルター → ビットクラッシャー → パン
- 例2:ビットクラッシャー → フィルター → ボリューム
この柔軟性により、音作りの可能性が大きく広がります。
ランダマイズとパラメータロックによる即興的なサウンドデザイン
音作りにおいて予測不能な要素も重要です。
Novagrid では以下のような操作が可能です:
- パターンのランダマイズ
クリック一つで各レーンの設定をランダムに変更でき、新しい発想を得られます。 - パラメータロック機能
お気に入りの設定を維持したまま、他のパラメータだけをランダマイズすることも可能です。
これにより、試行錯誤や偶然性を活かしたサウンドデザインがスムーズになります。
Novagridの使い方・活用法

Novagridは、シンプルなエフェクトプラグインにとどまらず、音に動きを加える多用途なツールとして活用できます。
ここでは、音楽制作の中で役立つ具体的な使い方をいくつかご紹介します。
パッドサウンドに変化を与える
- 長く伸びるパッド音に、フィルターとパンニングのシーケンスを加えることで、音が空間内を移動するような印象になります。
- 一定のコード進行でも、常に変化する音色として聴かせることができます。
- 動きのあるサウンドにより、雰囲気のあるイントロやアウトロの演出が可能です。
ドラムループにグルーヴを追加する
- ビットクラッシャーやボリュームレーンを使って、一部の音を間引いたり、強弱をつけたりすることで、単調なドラムループに個性が生まれます。
- 各レーンで異なるステップ数を設定すれば、繰り返しの中に複雑なパターンを作り出せます。
- シンプルな8ビートでも、より人間味のあるビート感を演出できます。
ボーカルや効果音の演出に使用する
- パンニングをリズミカルに動かすことで、ボーカルや効果音が左右に揺れ、印象的な配置になります。
- フィルターで特定の周波数帯を周期的に強調・削除することで、耳に残る変化をつけられます。
- ランダム機能を使えば、思いがけない演出効果が生まれ、トラックに新鮮な印象を加えられます。
サウンドエフェクトの生成
- ホワイトノイズやシンセの持続音にエフェクトを加えることで、SF的な効果音やトランジション素材を制作できます。
- エフェクト順を変更しながら試すことで、短時間で多様な音のバリエーションを作成可能です。
楽曲全体の「動き」や「流れ」を強調する
- トラックの一部にNovagridを使うことで、一定のタイミングごとに音の密度や空間感が変化し、曲全体にメリハリが生まれます。
- ブレイクダウンやビルドアップ部分に適用することで、ダイナミクスの強調や期待感の演出に役立ちます。
Novagridがおすすめな人
Novagridは、音楽制作において「動き」や「変化」を重視するクリエイターに適したプラグインです。
以下のようなニーズを持つ方には特におすすめです。
単調なサウンドに変化を加えたい人
- パッドやループ素材が同じ響きで退屈に感じる場面に、自然な揺らぎや動きを加えることができます。
- 自動化では表現しきれない細かなニュアンスを、シーケンサーで制御できます。
トラックにグルーヴやリズム感を与えたい人
- 静的な音にリズムを持たせて、曲全体に躍動感を与えたい場合に効果的です。
- ドラムやベースのループに微細な変化を加えることで、より自然で洗練されたグルーヴを作れます。
自由なサウンドデザインを楽しみたい人
- 複数のエフェクトを独立して制御できるため、音の変化を思い通りに設計できます。
- ランダマイズ機能を活用すれば、偶発的なアイデアから新しいサウンドに出会えます。
EDM・テクノ・アンビエントなどを制作している人
- リズムと空間演出が重要なジャンルにおいて、シーケンスによる音の動きが楽曲の印象を大きく左右します。
- フィルターやパンをリズミカルに動かすことで、よりプロフェッショナルな仕上がりが得られます。
オートメーション作業を減らしたい人
- DAWで細かなカーブを描かなくても、視覚的かつ直感的な操作で音を動かせます。
- トラック制作の時短にもつながり、クリエイティブな作業に集中できます。
まとめ:Mario Nieto World「Novagrid」モジュレーションで音が進化する!4つのシーケンスレーンで自在に動きを作るエフェクトプラグイン|DTMプラグインセール
Novagridは、4つのエフェクトレーンを使い、音に動きと変化を与えることができるエフェクトプラグインです。
シンプルな音でも、シーケンス制御により複雑で生き生きとしたサウンドに変化させられる点が特長です。
- 各エフェクトレーンが独立して動作し、自由な組み合わせが可能
- 音量・フィルター・パン・ビットクラッシャーによる多彩なモジュレーション
- シーケンサーによるリズミカルな動きで、静的な音も表情豊かに
- ランダマイズとパラメータロックで、即興的なサウンドデザインが可能
- オートメーション編集を減らし、制作の効率を向上
楽曲制作の中で「音に動きを加えたい」「トラックをより立体的に仕上げたい」と感じている方には、ぜひ一度試してみてほしいプラグインです。
