
映画のようなスケール感を音楽に加えたいと感じたことはありませんか?
そんなときに活躍するのが、EastWestの「Hollywood Choirs Diamond」
この記事では、その魅力と活用法を分かりやすく解説します。
Hollywood Choirs Diamond:壮大なシネマティック・クワイア音源の決定版

Hollywood Choirs Diamondは、EastWest社が誇る最先端のバーチャルクワイア音源です。
映画・ゲーム・テレビ音楽など、シネマティックで重厚なコーラスを必要とする作曲家にとって、まさに理想的なツールといえるでしょう。
このライブラリは、ただの「コーラス音源」ではありません。
なんと実際に言葉を歌わせることができる機能を搭載しており、他のどのバーチャルクワイアとも一線を画す革新性を持っています。
Hollywood Choirs Diamondの主な特徴

Hollywood Choirs Diamondの特徴は、以下の通りです。
圧倒的なリアリズムとダイナミクス

- 新世代のリアルなシネマティック・ボーカルサウンドを収録。
- 過去の代表作「Voices of the Apocalypse」「Symphonic Choirs」の技術を進化させたサンプル群。
- サンプルは24bit / 44.1kHzの高解像度で収録(Diamond版では約59GB)。
- 男声(バス/テナー)・女声(アルト/ソプラノ)を分けて収録、重なる音域によるパワフルな合唱表現が可能。
- 5種類のマイクポジション(Diamondのみ)を搭載。
- クローズ〜サラウンドまで、ミックスの自由度が高い。
- Neumannのダミーヘッドによる立体的な3Dサウンドも収録。映画やVRにも最適。
「WordBuilder」機能で、クワイアが“言葉”を歌う
Hollywood Choirs最大の特徴がこのWordBuilder。
打ち込んだ言葉をクワイアが実際に「歌唱」してくれる革新的なエンジンです。
- 英語、ドイツ語、イタリア語、ラテン語、スペイン語のプリセットを収録。
- 新たに録り下ろされた237の歌詞プリセット。
- 周波数ごとに収録された子音により、より明瞭で自然な発音が可能。
- 子音と母音のバランスを調整できるスライダー機能付き。
- 同じ子音の代替テイクを指定可能(S2、S3、S4など)。繰り返しでもリアルな発音を再現。
【実用例】
「Rain」という単語は、Votox表記で「reEn」と打ちます。
このように、音素レベルで発音をコントロールできるのがWordBuilderの魅力です。
EASTWEST「Hollywood Choirs Diamond」の価格

収録インストゥルメントの構成

以下の3カテゴリーに分かれており、男声・女声それぞれに用意されています。
Consonants(子音)
- それぞれが独立したインストゥルメントとして収録。
- モジュレーションホイール(CC1)で2段階のダイナミクス(mp / ff)をクロスフェード。
Vowels(母音)
- 各母音は3段階のダイナミクスを持つループサンプル。
- レガート・スタッカート・ビブラート・エピックなど複数の奏法を収録。
- レガートは上下1オクターブのピッチ移動に対応。
- 表現力豊かな**ビブラートFF(フォルテ)**レイヤーも搭載。
WordBuilder Multi
- WordBuilderでの使用を前提とした14個のパートで構成されるマルチ音源。
- 自動で各音素が適切に割り当てられ、即使用可能。
- 再生時、打鍵ごとに1音節ずつ進む構造。
ユーザーインターフェースと操作性
- 最新のPlay 6エンジンによって操作性が向上。
- 検索機能付きのインストゥルメントブラウザ。
- マルチマイクのミキサー、FX、パン、ボリュームも一括調整可能。
- Native Instruments Komplete Kontrol / Maschine対応(NKS対応)。
WordBuilderを使った実践的な使用方法
- DAWで使う場合、2パート構成(男声/女声)、または4パート構成(S/A/T/B)での使用がおすすめ。
- それぞれのパートにWordBuilder Multiを読み込み、MIDIチャンネルや鍵盤範囲を割り当てるだけ。
- 作曲時はMIDIキーボードやピアノロールでフレーズごとに発音をコントロール。
Hollywood Choirs Diamondの使い方・活用法
Hollywood Choirs Diamondは、圧倒的な表現力を持つクワイア音源ですが、「どんな場面でどう使えば効果的か?」という疑問を持つ方も多いと思います。
ここでは、実際の制作現場での具体的な活用方法を紹介します。
以下のポイントを押さえることで、このライブラリのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
活用法の具体例
- 映画やドラマのクライマックスシーンに使用
- 重厚な合唱で感情のピークを演出できます。
特に、WordBuilderを活用して劇中の言葉を歌わせると、よりストーリー性のあるスコアになります。
- 重厚な合唱で感情のピークを演出できます。
- トレーラー音楽でのインパクト作り
- Epicな雰囲気を演出する「Epic」ボイスを使用すれば、短時間で強烈な印象を与えるトラックが作れます。
- ゲーム音楽のボス戦・神殿・伝承シーンに
- 男声・女声の合唱を使い分けて、威厳・神秘・緊張感といった異なる雰囲気を簡単に構築可能です。
- 民族音楽やファンタジー風楽曲のバックコーラスとして
- ラテン語・イタリア語風のプリセットを使えば、海外風・古典風の表現が簡単に加わります。
- 劇伴・ドキュメンタリー音楽のナレーション補助
- 背景に薄くWordBuilderのフレーズを流すことで、シーンに荘厳さや深みを与えることができます。
- ポップスやバラードの一部に重ねることで深みを追加
- ボーカルの背後に薄く混ぜることで、音の厚みや幻想的な雰囲気を演出できます。
- 広告やプロモーション映像のBGMとして使用
- 強いメッセージ性を持たせたい映像に、クワイアが持つ「威厳」「力強さ」を加えることができます。
Hollywood Choirs Diamondと他のクワイア音源との違い
クワイア音源は数多く存在しますが、Hollywood Choirs Diamondはその中でも異彩を放つ存在です。
ここでは、他の代表的なクワイア音源と比較しながら、Hollywood Choirs Diamondならではの特長や優位性を整理します。
他のクワイア音源と比較した主な違い
- 歌詞を自由に入力できる「WordBuilder」機能を搭載
- 単語やフレーズをテキストで打ち込むと、クワイアがその通りに歌ってくれる。
- ラテン語や架空言語のプリセットに限定された他音源と違い、任意の言葉を歌わせることが可能。
- 男声・女声を分離して収録、パートごとの詳細な制御が可能
- 一般的な音源では「混声パッチ」が多いが、本音源はS/A/T/Bを個別に扱えるため、よりリアルなアレンジが可能。
- 5種類のマイクポジションを持つDiamondエディション
- クローズからサラウンド、3Dマイクまでを収録。
- ミックスの自由度が高く、用途に応じて繊細な音作りができる。
- 24bitの高解像度サンプルを使用
- 他音源でよく見られる16bitサンプルに比べて、音の厚みと空気感が段違いにリアル。
- Mod Wheel(CC1)とExpression(CC11)による繊細なダイナミクスコントロール
- 音の強弱だけでなく、語尾の余韻や発音のニュアンスまで表現可能。
- 非ピッチ子音の代替テイクを選択可能(S2、S3など)
- 繰り返し使用時の不自然さを回避し、ナチュラルな言葉の流れを作ることができる。
- スコアリング、トレーラー、ゲーム音楽など多ジャンルに対応
- 多くの音源が「荘厳系」や「神聖系」などに偏っている中で、本音源は音楽的な幅の広さが強み。
Hollywood Choirs Diamondがおすすめな人
Hollywood Choirs Diamondは非常に多機能かつ高品質なクワイア音源です。
そのため、万人向けというよりは、ある程度の用途や目的を持ったクリエイターに特におすすめできます。
以下のような方には、特に強くおすすめできる音源です。
この音源がぴったりな人
- 映画・ゲーム・テレビなどの劇伴音楽を作っている人
- 壮大で感情的な合唱が必要なシーンにぴったり。
- 音の重厚感、立体感、リアリズムが圧倒的。
- クワイアに“言葉”を歌わせたい人
- WordBuilderで自由な歌詞を歌わせることで、他の音源では不可能な表現が可能。
- 作品に「物語性」や「メッセージ」を持たせたい人に最適。
- オーケストラ音源との組み合わせで本格的なスコアを作りたい人
- EastWest製のHollywood Orchestraなどとの相性が非常に良く、統一感のある映画音楽を構築できる。
- 高品質なサンプルを活かしたリアルな合唱表現を求めている人
- 24bitサンプル、マルチマイク構成により、ミックスや空間処理の自由度が高い。
- 楽曲に“荘厳さ”や“重厚感”を加えたい作編曲家・アレンジャー
- バラードや壮大なイントロに薄く混ぜるだけでも大きな効果が得られる。
- 他のクワイア音源では表現しきれない細かなニュアンスを追求したい人
- 発音の調整、表情付け、音素ごとのダイナミクス管理が可能。
動作環境(システム要件)
動作環境は、以下の通りです。
最小スペック
- Intel i5 2.7GHz以上
- RAM:8GB以上
- HDD:7200rpm以上の非省電力ドライブ
推奨スペック
- Intel Xeon E5相当以上
- RAM:16GB以上
- SSDでのサンプルストリーミング
SSD環境での使用が推奨されています。
Diamondエディションは大容量なので、快適な使用のためには高速なドライブが重要です。
まとめ:EASTWEST「Hollywood Choirs Diamond」重厚なサウンド、自由な歌詞設定、表情豊かな発音制御、5種類のマイクポジション…言葉をリアルに歌わせられる唯一無二のバーチャル合唱音源|DTMプラグインセール
今回の記事では、Hollywood Choirs Diamondの魅力や他の音源との違い、効果的な活用法について解説しました。
以下にポイントをまとめます。
- WordBuilderによって、入力した言葉を合唱で歌わせることが可能
- 映画・ゲーム音楽との相性が抜群で、スケール感ある演出ができる
- 男声・女声を分けたリアルな合唱表現が可能(S/A/T/B)
- 5つのマイクポジションによる立体的なサウンド設計
- 他のクワイア音源にはない細かいニュアンス調整ができる
- 壮大さ、荘厳さ、重厚さを加えたい楽曲に最適
Hollywood Choirs Diamondは、単なるコーラス音源にとどまらず、作曲のアイデアを形にするための強力な表現ツールです。
言葉を音楽に乗せる楽しさ、表現の幅を広げる感動を、ぜひ体感してください。



