
音をキレイに整えるのではなく、思いきり壊す。
そんな異端のサウンドプラグインが「OBLITERATE」です。
新しい音を探している人にこそ触れてほしい、破壊的で創造的なサウンドの世界をご紹介します。
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OBLITERATE:音を破壊する“怒れる”ディストーション・フィルター

「音を良くする」のではなく、「音を怒らせる」。そんな異色のプラグインが、Newfangled AudioのOBLITERATEです。
通常のフィルターやディストーションの概念を大きく逸脱したそのサウンドは、一言で言うなら「音の破壊装置」。
以下では、OBLITERATEの特徴や使い方、背景までを詳しくご紹介します。
OBLITERATEのコンセプト
- 「怒り」がテーマのディストーション
- OBLITERATEは、サウンドを滑らかにするのではなく、荒々しく破壊的に変化させることを目的としたプラグインです。
- その出音は、リスナーを驚かせ、インパクトを与えるように設計されています。
- 偶然から生まれたユニークな音響
- 元々は通常のフィルターとして開発が始まりました。
- しかし、開発中に発生したバグが“暴走”し、全く新しいディストーションの形へと進化。
- 開発チームはこの暴走を修正せず、逆にその特異なサウンドを活かして完成させたのがOBLITERATEです。
OBLITERATEの特徴と機能
OBLITERATEの魅力は、その狂気じみたディストーション能力と、直感的な操作性にあります。
- 極端なデジタルディストーション
- 通常のサチュレーションやアナログ風の歪みでは出せない、デジタル特有の鋭く、荒れた音色を作り出します。
- シンセドラムやインダストリアルサウンドとの相性が抜群です。
- 用途に応じた2種類のアルゴリズム
- 「TOO MUCH(やりすぎ)」と「TOO MOST(もっとやりすぎ)」の2種類を搭載。
- どちらも理性を超えたディストーションを追求しています。
- 共鳴フィルターとの融合
- ディストーションと一体化したフィルターは以下のモードに切り替え可能:
- ローパス(Lowpass)
- ハイパス(Highpass)
- バンドパス(Bandpass)
- オールパス(Allpass)
- ノッチ(Notch)
- さらに、これらをなめらかにモーフィングさせることで、フィルターの特性を直感的に変化させられます。
- ディストーションと一体化したフィルターは以下のモードに切り替え可能:
- クリック&ドラッグで操作
- 画面上のインターフェースでは、全ての周波数と共鳴を一括操作することができます。
- 音作りの幅を広げつつ、操作はシンプル。
音の使い方・活用例
- 破壊的なドラムサウンドの再構築
- 808やEDM系のドラムにOBLITERATEをかけることで、アグレッシブで斬新なリズムトラックに変身します。
- 音の輪郭をあえて崩すことで、楽曲にスリルや個性を加えることが可能です。
- ベースラインに“怒り”を注入
- 無機質なベースにOBLITERATEを加えると、獣のような唸り声を上げるベースサウンドに。
- 低音を支えるだけでなく、曲の主役としての存在感を演出できます。
- ホラーやノイズ系の音作りにも
- 狂気や恐怖を演出したいサウンドデザインにおいて、過剰なディストーションと共鳴の組み合わせが圧倒的な威力を発揮します。
- SE制作や効果音にも適しています。
対応環境
- macOS
- macOS 10.14以降に対応
- 64bit AAX / AU / VST / VST3
- Apple Silicon ネイティブ対応
- Windows
- Windows 10以降に対応
- 64bit AAX / VST / VST3
まとめ:OBLITERATEは“音を壊す”ための創造的ツール
OBLITERATEは、ミックスを整えるための道具ではなく、音を思い切り壊すことで、新たな創造性を生み出すプラグインです。
- 通常のフィルターやディストーションでは得られない、狂気じみたサウンドメイクが可能
- 「音を怒らせる」という独特のコンセプトに基づいたデザイン
- シンプルなUIでありながら、表現力は無限大
ジャンルや目的を問わず、「これまでにない音を作りたい」「曲にインパクトがほしい」という方に、ぜひ使ってほしいプラグインです。
