
アナログ機材のような温かみや空気感をDAW上で再現したい
そんな思いを叶えてくれるのがLAM16 Preampです。
伝説のLangevin AM16を忠実にモデリングし、96kHzのニューラル技術とトランスバランス設計により、プロの現場で愛された質感をそのままプラグインで再現。
ボーカルからドラム、ミックスバスまで、幅広い場面で活躍するその魅力を詳しく解説します。
LAM16 Preamp:伝説のサウンドをDAWで再現するプリアンプ・プラグイン

LAM16 Preampは、Langevin AM16という往年のアナログ・プリアンプの回路設計を忠実に再現した、ソフトウェアプラグインです。
1960〜70年代のヒット曲を支えた“あの音”が、DAW上で再現できると話題の製品です。
ここでは、その魅力をわかりやすく紹介していきます。
LAM16の主な特徴

- Class-A トランスバランス設計
Langevin AM16の特徴的なClass-Aディスクリート回路を完全再現。
入力・出力にトランスを使用することで、アナログ特有の音の太さと滑らかさを提供します。 - 96kHzでのニューラルモデリング
実機のニュアンス(倍音、インターモジュレーション歪み、動的な反応)を忠実に再現。
セッションが96kHz以下の場合は、自動でオーバーサンプリングされます。 - Zener Diodeモード搭載
Zenerダイオードを通したサウンドが得られ、エッジの効いた倍音がプラス。
ビンテージ感と存在感を同時に演出します。 - チューブのような温かみと空気感
高域にふわっとした「空気感」が加わり、アナログ録音らしい自然なサウンドに。
ボーカルやアコースティック楽器に特におすすめ。
サウンドのキャラクターと使用用途
- オープンで空気感のある高域
周波数帯域全体がバランスよく保たれ、特に高域が澄んだ印象に。
トラックに自然な輝きを加えます。 - ミュージカルなサチュレーション
ゲインを上げていくことで、心地よい倍音が増し、ドラムやベースにパンチと存在感を付加します。 - 滑らかなトランジェント処理
打楽器のアタックをしっかり出しつつ、音が耳に刺さらない自然な処理が可能。 - ヴィンテージスタジオのような質感
Capitol Recordsなどでも愛用された“あの音”。
懐かしさと高級感が共存するトーンを再現。
搭載されている機能詳細
- 入力ゲイン
サチュレーションを調整可能。控えめにすれば温かみのある音に、強めにすればドラムに最適な太く歪んだ音に。 - オートゲイン補正
ゲインを上げてもアウトプットの音量が変わらないよう自動で補正。
ミックスバランスを崩さず、質感だけ変えられる。 - オーバードライブモード
さらに激しい歪みを加えることが可能。
ギターやスネア、パーカッションに個性を加えたいときに最適。 - チルトフィルター
トーン全体のバランスをコントロール。
左に回せば低音重視で温かいトーン、右に回せば高音重視でクリアなトーンに。 - ハイパス/ローパスフィルター
不要な低域や高域を取り除くための精密なフィルター。
必要な帯域だけをしっかり残せます。
LAM16 Preampの使い方・活用法
LAM16 Preampは、ヴィンテージ・サウンドの再現に優れているだけでなく、実践的なミックスや音作りの中でも多様に活用できます。
ここでは具体的な用途ごとに、どんな使い方が効果的かを紹介します。
- ボーカルに温かみと空気感を加える
LAM16をボーカルに使うと、高域に滑らかさと自然な空気感が加わり、デジタル臭さが抑えられます。
ナレーションや歌唱の「息づかい」や「艶感」を引き出したいときに最適です。 - ドラムにパンチとキャラクターを与える
特にキックやスネアに使うことで、音の芯が太くなり、トラック全体に迫力が出ます。
オーバードライブモードを活用すれば、ローファイやビンテージ系の質感も演出可能です。 - ベースやシンセの存在感を強調
サブベースやシンセベースに軽くサチュレーションを加えることで、他のパートに埋もれず前に出てくる音作りが可能です。
低域を濁らせずに厚みを加えるのがポイント。 - ギターにアナログ的な質感を付与
クリーントーンのギターにLAM16を挿すと、アナログ録音のような「馴染む」質感が得られます。
特にコードの余韻やアルペジオに、滑らかで音楽的な倍音が加わります。 - ミックスバスで全体のまとまりを出す
2ミックスに薄く挿しておくことで、全体の音が「一体感」を持つようになります。
派手な効果ではなく、じんわりと馴染むような「アナログの糊付け感」を加えたいときにおすすめです。 - ジャンルごとの演出に合わせて使い分け
ロックではZener Diodeモードでエッジを強調し、ポップスではチルトEQで明るさを微調整。
ジャンルごとの方向性に応じて多彩なトーンを作り分けられるのも大きな魅力です。
LAM16 Preampがおすすめな人
LAM16 Preampは、ただの音質改善ツールではなく、楽曲の表現力や質感を底上げする“音作りの要”として使えるプラグインです。
では、どんな人にこのプリアンプが特におすすめなのでしょうか?
以下に該当する方には特に強くおすすめできます。
- アナログライクな音が好きな人
デジタル特有の“カサカサ感”や“硬さ”を嫌う人には最適。
LAM16は真空管のような柔らかさと、トランスを通した密度感を自然に加えてくれます。 - 音に「艶」や「空気感」を足したい人
ボーカルやアコースティック楽器に、ふんわりとした質感や繊細な高域をプラスしたい方にはぴったりです。
ナチュラルで上質な仕上がりになります。 - ミックスの中で音が埋もれがちな人
スネアやベース、ギターなどが他の音に埋もれてしまうと感じている人は、LAM16のサチュレーション効果で自然な前に出し方が可能です。 - ジャンル問わず対応できる万能なプラグインを探している人
ロック、ヒップホップ、ポップス、ジャズなど、ジャンルに関係なく使える柔軟性があります。
トーン調整やサチュレーションの加減で、幅広いサウンドにマッチします。 - 高品質なサウンドを手軽に得たい人
実機を使うには予算やスペースが足りない、でも高品位なアナログサウンドは欲しい。
そんな人にとって、LAM16は非常に現実的かつ効果的な選択肢です。 - “プロっぽい音”に一歩近づきたい宅録ユーザー
DAW内だけで完結する環境でも、プロのミックスのような「深み」や「粘り」を手に入れたい人には、LAM16がその一歩を後押ししてくれます。
対応環境と互換性
- 対応フォーマット:VST3, AU, AAX(64bit)
- 対応OS:
- Windows 10以降
- macOS Mojave以降(Apple Silicon / Intel 対応)
- 必要スペック:
- RAM:2GB以上
- 空き容量:300MB以上
- 対応DAW:
- Logic Pro, Ableton Live, Pro Tools, FL Studio, Cubase, Studio One, Reaper, Bitwig など
まとめ:Tone Empire「LAM16 Preamp」真空管のような倍音感、滑らかな高域、ミックスに溶け込む立体的なサウンド!アナログの温かみと空気感をDAW上に再構築するプリアンプ|DTMプラグインセール
LAM16 Preampは、単なるエミュレーションではなく、細部まで作り込まれた「音楽的な質感」を持ったプラグインです。
・Langevin AM16を再現したプリアンプ・プラグイン
・Class-Aトランスバランス設計でアナログらしい質感
・Zener Diodeやオーバードライブモードでサチュレーション調整も自在
・ボーカル、ドラム、ベース、ギター、ミックスバスに幅広く活用可能
・宅録〜プロユースまで対応、音の「物足りなさ」を解決
LAM16は、ただのエフェクトではなく音そのものの質感を整えるためのツールです。
ミックスの中で楽器が前に出ない、音に深みがない、そんな悩みを解決したい方にこそ手に取ってほしいプラグインです。
DAWでの音作りに、LAM16という”リアル”を取り入れてみてください。




